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パリ・オペラ座バレエ
音楽:レオン・ミンクス|振付:ルドルフ・ヌレエフ(プティパ版)|指揮:|演奏:パリ・オペラ座バレエ団管弦楽団
バジル:マニュエル・ルグリ|キトリ:オーレリ・デュポン|街の踊り子:マリ・アニエス・ジロー|エスパーダ:ジャン・ギヨーム・バール|森の精:ディルフィーヌ・ムッサン|キューピッド:クレールマリ・オスタ|ガマーシュ:ローレン・ケヴァル|ドン・キホーテ:ジャン・マリ・ディディエール|サンチョ・パンサ:ファビアン・ロケ
収録:2002年パリ・オペラ座ガルニエ宮|TDK-DVD

とても楽しい演目でした。床屋のバジルと宿屋の娘キトリは恋人同士なのですが、キトリの父ロレンツォはお金持ちのガマーシュと娘を結婚させたいので、二人の仲には大反対。これをドン・キホーテが、愛し合う者同士が結ばれるのが本当ではないかとロレンツォを諭し、大団円(結婚式のパ・ド・ドゥ)とあいなり、めでたしめでたしの良い気分でした。

このバレエは全三幕ですが、どの幕も幕切れの演出が素晴らしいと思いました。一幕と三幕は、大勢のダンサーが正面を向いて全員で踊り続けるのが、何とも楽しい幕切れ。また、ニ幕のおしまいはドン・キホーテが見る夢のシーンであり、森の精、キューピッド、そして、ダルシネア(オレリー・デュポン)が、彼の前で踊り続けている幕切れです。夢のシーンを夢のように描けるのは、やはり素晴らしいことだと思います。何とも知れぬ味わいがありました。

キトリのオレリー・デュポンは、真っ赤なドレスで登場。赤い花を髪に飾り、口紅も赤く、大変あでやか。踊りは『眠りの森の美女』(1999年収録のDVD)に比べると柔らかくなっています。とっても気の強そうなキトリなので、バジルは尻に敷かれるんじゃないかな(笑)。
特筆すべきは、ニ幕の恋人たちだけのシーン。一幕では友達などの人前だったので、二人は恋の鞘あてよろしくコミカルに踊っていたのですが、二人だけになるとこの上なくロマンチックーーー。もう思わず惹き込まれてしまいます。オレリーちゃん、女らしくなったわね〜。ルグリはあいかわらず切なげで、よろしいですわ〜。

ミンクスの音楽は、とても踊りやすそうで、そのうえ耳になじみよいメロディで、これもよろしいです〜。
ちょっと退屈だったのは、プロローグ(ドン・キホーテが旅に出るまで)。踊りがないのに長いです。でも、DVDだから飛ばしてるんで問題はないかも。
それから発売元のTDKさん、キャスト名(フルネームで書かれているの)がキトリとバジルだけなのは、あんまりでは?せめてソリストくらいはフルネームで書いてくださるようお願いします。私はネットを泳いでいるうち偶然わかって良かったんですけど、外国語のクレジットだけでは日本でどう発音されているのかわからないんですよね〜。
2003/08


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