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■ひきだしバレエ(ダンス)覚書>「ラ・バヤデール」ベルリン国立バレエ団(2005)


マラーホフ様〜!のソロルは、とても弱い男でした〜!これほど弱い男には、ちっとばかし気の強いヴィシニョーワのニキヤがピッタリかも〜(笑)!
配役は下の表をご覧ください。

密かに愛し合っているニキヤ(神殿の踊り子)とソロル(戦士)。ソロルは誓いまで立てているのですが、マハラジャの令嬢ガムザッティに引き合わされて、その美しさに(?)気おされ、結婚話を断りきれずご婚約。
祝いの踊りを踊りにきたニキヤとは目を合わせることが出来ず、うつむきがち。ソロルの背中が弱々しい〜。
ニキヤが毒蛇にかまれて(恋敵を亡き者にしようとするガムザッティの仕業か、娘の縁談を何としても進めようとするマハラジャの仕業)死ぬと、後悔しきりで、アヘンを吸って逃避です。
結婚式を拒むも無理やり祭壇に連れて行かれ、ニキヤの幻を追う姿はメロドラマ〜(笑)。 流され男、弱々しい男、逃げる男、女々しい男、非力な男、みーんな当てはまるのが、マラーホフのソロルであります。←楽しんでいる。

ニキヤとガムザッティの恋敵同士の女の戦いは、なかなかよかったです。ガムザッティが屋敷や宝石を誇示して「ソロル様は私にこそふさわしい」と言えば、ニキヤは「聖なる火に誓い合ったのは私の方よ」と返し、「宝石をあげるから、お願い引き下がって」と懇願すれば宝石を床に叩きつけ、果ては逆上したニキヤが刃物を振りかざすという按配。ニキヤが去った後、ガムザッティは「殺してやる」と決意表明。大いに盛り上がりますよね〜!
第一幕の幕切れは、ニキヤに言い寄る大僧正が、彼女とソロルの密会に気がついて、「殺してやる」と決意表明します。こちらは、やや迫力不足でした。

印象に残っているのは、修業僧の踊りかな。男性群舞の迫力がよろしかったです。高く跳躍しているのに着地音がしないのはビックリ。みんな、マラーホフみたい(笑)?
衣装は、雑誌で見たときから素敵と思っていましたが、生で見ると更に素敵。第一幕のソロルの首元や袖口からのぞくシャツの赤が鮮やかでした。
金の仏像が真っ二つに割れて、中から黄金の像が登場したのは面白かったです。

  • 第一幕:秘密の逢瀬(ニキヤとソロルの踊り、修業僧の踊り)
  • 第二幕第一場:女の戦い(まさに戦い)
  • 第二幕第二場:バヤデールの死(花かごの踊り、うなだれたソロルの頼りない背中)
  • 第三幕:アヘンの夢「影の王国」(修業僧の踊り)
  • 第四幕:寺院崩壊(黄金の像の踊り、ニキヤ、ガムザッティ、ソロルの踊り)
 
■ベルリン国立バレエ団 「ラ・バラデール」(全4幕)
2005年6月19日(日)15:00〜17:35(予定) 東京文化会館
音楽:ミンクス|振付:マリウス・プティパ|改定振付・演出:ウラジーミル・マラーホフ|指揮:アレクサンドル・ソトニコフ|演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ニキヤ ディアナ・ヴィシニョーワ
ソロル ウラジーミル・マラーホフ
ガムザッティ ベアトリス・クノップ
ダグマンタ(ゴルコンダの領主) アレクセイ・ドゥビニン
大僧正 アンドレイ・クレム
マグダヴェーヤ(托鉢僧) アルトゥール・リル
ガムザッティの侍女 ビルギット・ブリュック
トロラグワ(戦士) ヴォルフガング・ティエッツェ
黄金の仏像 マルチン・クライエフスキー
影の王国(ヴァリエーション) コリーヌ・ヴェルデイユ
ガエラ・プジョル
エロディ・プナ


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