ボーイズ・ドント・クライ
1月12日(金)13:20/15:30/17:40/19:50
高知県立美術館ホール
主催:
MOVIE JUNKY
この映画のみどころは、何といってもヒラリー・スワンクでしょう。予告編を見てもアカデミー賞最優秀主演女優賞は、伊達じゃないとわかります。そのひたむきな姿がカッコイイ。
お話は、心の性と身体の性が一致していない性同一性障害の青年が、そういう障害を持っていることを隠したまま恋をして、本当のことがわかったとき恋人の反応は?また、周囲の反応は・・・・・?というものです。
自分がもし、心は今のままで、身体が女性に生まれついていたら、あるいは身体が男性に生まれついていたらと想像するとわかると思いますが、性同一性障害を持つと、履歴書の性別欄に記入するときでさえ苦しいでしょうね。だから、この映画がよく出来ていればいるほど、主人公の心の痛みが観客にも伝わって、けっこう重いんじゃないかと思います。
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オルフェ
1月17日(水)6:10/8:05
県民文化ホール(グリーン)
主催:
シネマLTG
池田理代子のマンガに「オルフェウスの窓」というのがありましたね。その窓から見た者と恋に落ち、それは悲恋に終わるという伝説の窓。
ギリシャ神話のオルフェウスは詩人で音楽家で、死んで黄泉の国の人となった妻エウリディケを取り戻すべく、黄泉王に竪琴を聴かせ、「連れてかえっていいよ。ただし、黄泉の国を抜けるまで妻を振り返っちゃだめよ。」とお許しをもらったけど、結局は振り返ったため取り戻すことができなかったという悲恋の代名詞(?)のような男です。
で、この映画は、ブラジルのオルフェウスともいうべき音楽の天才が主人公です。彼は恋人のため麻薬王と対決し、家族も友達もカーニバルも捨てて出て行く決心をしますが、そうはさせじと恋する二人に麻薬王の魔の手が・・・・!
ブラジル人がカーニバルを捨てるなんて、よっぽどのことなんでしょうね。でも、たっぷりサンバが聴けることを期待しています。
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ひかりのまち
1月19日(金)18:10/20:05
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
シネマ・サンライズ
よっ、待ってました!ウィンターボトム!
たとえ今までの作品より評価で劣っていても、冬ボトム信者には願ってもないお年玉。大事に大事に観させていただきます。
これまで冬ボトム監督は、『GO NOW』『バラフライ・キス』『アイ・ウォント・ユー』などで、不治の病に犯された青年とその恋人、エキセントリックな女性たち、そして特異な状況にある恋人たちを描いてきました。主人公の置かれた状況や立場は作品によって異なりますが、彼らに不思議と共通するのは生きにくい状況にありながらも生きているという事実です。
さて、今回の作品は、ロンドンの市井の人々が主人公で、彼らは厳しい現実の中でそれぞれの悩みや孤独を抱えながら、やはり生きていることと思います。そんな彼らに、どんな励ましが与えられるのか『ひかりのまち』(原題「Wonderland」)という題名だけに期待が募ります。
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アンジェラの灰
1月26日(金)13:20/16:00/18:40
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
高知映画鑑賞会
チラシの子供たちは、皆なぜ舌を出しているのでしょう?知りたいわ〜(笑)。
『フェイム』に始まり、名作『バーディ』や最近ではマドンナ主演の『エビータ』などを監督した、音楽好きのアラン・パーカー久々の作品です。
ピューリッツァー賞を受賞したというフランク・マコートの自伝小説をベースにした作品で、1930年代のアイルランドに暮らす貧しい一家の物語です。その一家の長男が主人公で、アメリカへ行くのが夢なんですね。「愛とユーモアを心に、少年時代を駆け抜けた一人の少年の『本当にあった』感動の物語」とのことで、ハズレのないアラン・パーカー作品とくれば観て損はないでしょう。
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ブラッド・シンプル/ザ・スリラー
1月30日(火)18:20/20:10
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
MOVIE JUNKY
あの〜、よくわからないんですけど。この映画はコーエン兄弟の処女作『ブラッド・シンプル』の推敲版なんでしょうか?チラシによると『ブラッド・シンプル』をベースに、モノラルだったサウンドトラックをドルビーにし、フィルムの編集をしなおしたとか。オリジナルとはちがうから別の作品として観てほしいということで、「ザ・スリラー」と副題をつけているのでしょうか?でも、原題は「BLOOD SIMPLE」だから、やはり推敲版=決定版として観てよいのかな?私はオリジナルを観てないので、オリジナルを観るべきなのか、今作だけ観ればよいのか、この作品がコーエン兄弟にとってどういう位置づけなのかこだわってしまいます。
お話は、アメリカ南部の田舎でバーのマスターが殺されたことから、自体は予期せぬ方向へどんどん転び・・・・・というと『ファーゴ』のような感じでしょうか。ともかく、映画作りの達者なコーエン兄弟ですから、きっとおもしろいでしょうね。
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