小説家を見つけたら
6月13日(水)19:00 上映時間2時間16分
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
MOVIE JUNKY
私は『ドラッグストア・カウボーイ』と『マイ・プライベート・アイダホ』を観て、ガス・ヴァン・サントを心の友と呼んでいた。ところが、『グッド・ウィル・ハンティング』『サイコ』では、ガスくささが薄れ、ちと寂しい思いをさせられている。『カウガール・ブルース』さえ、あの星空があるからよかったのに。
さて、今作は、隠遁した小説家(ショーン・コネリー)と、その小説家を見つけた少年との交流を描いた作品とのこと。どうやら『グッド・ウィル・ハンティング』っぽい作品らしく、またしてもガスの匂いを嗅げないのかと期待薄なのであるが、大多数の人にとってはガスくさくない方がいいのかもしれない。
『ピアノ・レッスン』で最年少(?)アカデミー賞助演女優賞を受賞したアナ・パキンの成長ぶりも楽しみである。
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父の日記念特別上映会
異母兄弟
6月17日(日)10:00/13:30
自由民権記念館ホール
主催:
小夏の映画会
小夏の映画会は、5月の母の日に『母』を上映した。そして、父の日にも新旧2本の映画を組んでくれた。『ファザーレス〜父なき時代〜』と本作の2本立である。
『異母兄弟』は、1957年キネ旬ベストテン第9位の作品。軍人で女中(田中絹代)をてごめにし、先妻の子と後添えの子を差別する鬼頭範太郎(三国連太郎)。この父親と後添えの子(中村賀津雄)の確執を描くのだろうか。なんだか、すごそうである。
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父の日記念特別上映会
ファザーレス 〜父なき時代〜
6月17日(日)12:00/15:30
自由民権記念館ホール
主催:
小夏の映画会
『異母兄弟』と2本立。
1998年のドキュメンタリーで、 監督 この映画を企画した青年が自分自身と家族をカメラの前にさらし、本音をぶつけ合い、そうすることで真の家族の絆を見出し、自分自身を取り戻していくというもの。
本当に何かを見つめるというのは、痛みを伴うことがある。でも、その痛さを乗り越えたときにこそ感動があるのだ。痛いだけに終わらない作品だと期待しています。
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アカシアの道
6月19日(火)1:30/3:10/4:50/6:30/8:10
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
シネマLTG
「アカシアの雨にうたれて〜」という失恋の歌があった。この歌、好きだな〜。特に2番の歌詞がシュールでいいのだ。って、そんなことはどうでもいいが(笑)、アカシアってどんな植物か知らないので、それを見られるという期待も大きい。
過去に心を深く傷つけられた相手である母を介護することになった娘。彼女の葛藤を描いた作品のようだ。重くなりがちなテーマだが、監督の松岡錠司は『バタアシ金魚』『きらきらひかる』などからもわかるように、さらっとした優しい映画を撮る人。まかせて大丈夫でしょう。
母は渡辺美佐子、娘には夏川結衣。杉本哲太も出演。
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風花
6月20日(水)13:10/15:20/17:30/19:40
県立美術館ホール
主催:
シネマ・サンライズ&高知シネマクラブ
いや、ほんま。チラシの浅野忠信を見て、初めて美形かもと思った。小泉今日子は老けたかも(ゴメン)。でも、何か、これまでのアイドル顔とは違う「女」の顔だ。浅野忠信が性格が悪い高級官僚で、小泉今日子が風俗嬢???う〜ん、これは面白そうである。しかも、監督が『台風クラブ』(ふ、ふるい?だけど、今この映画が閃いたのだ。)の相米慎二。人を撮るのがうまいよね〜。
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地球交響曲ガイアシンフォニー第二番
6月22日(金)13:30/18:00
自由民権記念館
主催:
清流とともに生きる会
数年前、高知市で上映されたとき見逃して、昨年中村まで観に行こうとしたら、大雨が降った。今回は三度目の正直でぜひ見に行きたい。
『地球交響曲』は、各界で活躍している人(故人もあり)へのインタビューの模様を撮影したものだ。「第二番」の出演者には、『クンドゥン』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』でおなじみのダライ・ラマ14世や、『グレート・ブルー』でエンゾ(ジャン・レノ)と素潜りの深さを競い合った人、イルカとお友達のジャック・マイヨールがいる。
また、同じく出演者の一人であるフランク・ドレイクというアメリカの天文学者は、世界で初めて科学的な方法による地球外の生命体と接触を試み、広大な宇宙で知的生命体を探し続けている人だそうで、どうしても『コンタクト』のジョディ・フォスターが演じた科学者とダブってしまい、映画ファンとしては「第二番」は必見だ(と思う)。
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美術館の隣りの動物園
6月23日(土)10:00/14:00
四電プラザ(高知市本町4丁目1−11)
主催:
四国電力高知支店
インド映画の次は韓国映画だ。『シュリ』あたりから韓国映画ブームが続いている。『JSA』なんていうのもあるし。『ペパーミント・キャンディ』観たいぞーーー!『美術館の隣りの動物園』はどんな映画だろう?デートコースムービーであろうか?よくわからないが、わりと評判がよかったように思うし、いいタイトルだ。
主催者の四国電力は、年に5回「空かん映画会」を催している。入場料は道端などに捨てられてある空かん1個。環境のためにもなる上映会である。この映画も入場料に空かん一個が必要だ。これまで、事前に往復はがきで申込が必要だったが、これからは申込なしでよいそうだ。
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連弾
6月24日(日)18:10/20:05
県立美術館ホール
主催:
MOVIE JUNKY
『無能の人』『東京日和』などで監督としても評価を得ている竹中直人の作品である。竹中直人の他、天海祐希やミッチーこと及川光博が出演。妻の不倫により崩壊した家族の、心の絆を連弾により描くということだが、個人的には、ピアノを弾くミッチーの姿が楽しみだ。
それにしても『無能の人』で風吹ジュン、『119』ではえーと、名前をど忘れした、『サトラレ』に出ていた・・・花王ソフィーナのCMにも出ている・・・堤真一と噂の・・・・・う、まあ、その人、『東京日和』では中山美穂と、相手役に美女ばかり。竹中直人って自分の作品で、いい思いばかりしているんじゃないの〜?
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高知市民映画会
シャンヌのパリそしてアメリカ
6月28日(木)〜29日(金)13:25/17:45
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
市民映画会運営委員会&高知市立中央公民館
(作品の概要を調査中!)
で、ポスターを発見!これでわかったと思ったら、先日の夕刊に紹介されていたので、ますます分った(笑)。
小説家の父とその娘の深い絆が感動的に描かれた作品だそうだ。父親にクリス・クリストファーソン(懐かしい!)、娘にリリー・ソビエスキー。リリー・ソビエスキーは、『アイズ・ワイド・シャット』でのロリータぶりにイチコロだった人もいるのでは?その後、よく見かけるようになったけど、なかなか知的で魅力的である。
インタビューを読んでいると若さゆえ(?)大胆な発言をしていて、若かりし頃のドミニク・サンダみたい〜(?)。
監督は『眺めのいい部屋』『モーリス』のジェイムズ・アイヴォリー。『ベニスで恋して』と2本立。
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高知市民映画会
ベニスで恋して
6月28日(木)〜29日(金)15:40/20:00
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
市民映画会運営委員会&高知市立中央公民館
『シャンヌのパリそしてアメリカ』と2本立。
イタリアの地方都市からローマへ家族旅行に来てはぐれてしまった主婦が、ベニスへたどり着き、そこで見つけていく新しい可能性を描いていくのだそうな。くたびれた主婦が旅先で息を吹き返す映画に『旅する女 シャーリー・バレンタイン』というのがあったけど・・・・。
『ベルリン 天使の詩』のブルーノ・ガンツが出演。
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この窓は君のもの
6月30日(土)14:00/16:00/18:00
自由民権記念館ホール
主催:
シネマ・サンライズ
シネマ・サンライズの新企画誕生!35ミリの上映会とは別に、16ミリでしか観られない山形ドキュメンタリー映画祭の大賞作品やキネ旬の文化映画ベストワン作品などを上映していくということで頼もしい。
第1回目は、『灼熱のドッジボール』でぴあフィルム・フェスティバルのグランプリを獲得した古厩監督が、そのご褒美の奨励金で制作した『この窓は君のもの』。山梨のぶどう畑と真夏の日差しを背景にした青春映画だそうだ。
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