ハスラー

うぉー!面白かった!
それに主人公エディを演じたポール・ニューマンが、ジェームズ・サットンにそっくりで・・・・・若い!まあ、似ているのは若いってとこだけ(・_・)、だけど、性急で強引で軽薄で、もろくて、まぶしくて、若気の至り満載で、いや~、ドキドキときめいたわ~(はぁと)。
キャラクターが立っているのがいいと思う。エディを始めミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)、バート(ジョージ・C・スコット)、サラ(パイパー・ローリー)の過去は明かされていないけれど、なんとなく想像できる。ファッツ、渋い!サラが大学に通ってるって、ほんとにーーー?
バートに負け犬と言われたエディを「そのとおり」と思って観ていたけれど、おしまいにはエディに「お前の方が負け犬だ」と言われたバートを「そのとおり」と思ってしまう。方向転換というか価値観の転換というか、本来、人間そうあるべきだろうという、そういうのが苦くも深く、胸に響いてくるところがいい。
私が気になるのは、早々と消えていった可哀想なチャーリー(マイロン・マコーミック)だ。エディに「俺を金づるとしか思ってないくせに」と言われて(このとき、サラの目から涙がこぼれる)、ちょっとショックだったよね。金づるであることは間違いないけど、チャーリーはバートとは違うと思う。浮き草ぐらしのハスラーから足を洗い落ち着きたいのに、エディの調子に乗るとおじゃんになるパターンのため、ちっともお金が貯まらない。このパターン、何度繰り返したことか(想像)、と苦虫を噛み潰したような表情が物語る。バートにはサラが邪魔者だったけれど、チャーリーは邪魔者にはしないだろう。エディに直接言えないことをサラに言う、いいクッションだ。エディ、サラ、チャーリーのハスラー暮らしを観てみたかった。
(TOHOシネマズ高知2 2011/03/26)

「ハスラー」への8件のフィードバック

  1. シネコン行くのを諦めてテレビで観ました。
    昔観たときにはエディの「若さ」を愚かさとしか思えなかった?自分が信じられない(笑)。
    今観ると、彼の若さは眩しいです。輝いて見える!
    (ジェームズ・サットン似てますよね~。意外なほど似てる。ジェームズもスターになるかも~(笑))
    キャラクターがほんとステロタイプじゃないのが良かった。
    ひとりひとりに共感(というか一人の人間として理解できる感じ)しながら観ました。
    ポール・ニューマンは若い頃をあんまり知らなかったけど、こういうヒトだったのか~と、今頃納得(笑)。

  2. >ジェームズ・サットン似てますよね~。意外なほど似てる。
    えええーーーーっ!?
    きゃー(*^o^*)。
    あ、もしかして、エイプリルフール?
    ムーマさんも私も「若さ」が輝いて見えるお年頃なのかな?(^_^)。若い頃のニューマン、いいですよね!
    私はバートとサラがエディを引っ張り合って、サラの勝ち。「愛は勝つ」と思ったので、うえの感想に「価値観の転換というか」と書いたのですが、ヤマちゃんの説ではサラは大勝負に出て勝ったのだということで、サラもハスラーだったようです。価値観、変わってない(笑)。ヤマちゃん日誌をお楽しみに。

  3. ジェームズ君、ほんとに似てると思ったんです(エイプリルフールじゃなーい(笑))。映画の冒頭、車を預けて酒場に入って、あちこち歩き回るニューマン見た瞬間、似てると思ったの。本当に。
    ヤマさんの説にはビックリ! 私もどちらかというとお茶屋さんみたいに思ってたので(「大勝負に出た」なんて考えもしなかった。)
    でも「サラもハスラー」って言葉にギクッとしました。確かに、彼女はそうかも・・・って思っちゃったから。うーん・・・日誌、楽しみにしてます。

  4. >ジェームズ君、ほんとに似てると思ったんです(エイプリルフールじゃなーい(笑))。
    コメントをいただいた日は、3月でしたものね。スマソン(^_^;。
    でも、もう一度、似てるって言われて、すっごくうれしいです。だけど、変ですよね~。P・ニューマンの方が、絶対的に男前でカッコイイのに。自分でも似てると思ってドキドキしたくせに、「え~?どこが~???」って思いましたもん(笑)。
    サラの場合、命がけの大勝負ですからね~。勝ってよかったです。

  5. 以下のコメントは、次の記事のコメントとして書き込まれたものですが、『ハスラー』に関してのコメントですので、こちらにもコピペさせていただきま~す。(管理人:お茶屋)

    (以下コピペ)
    ——————————–
    ポール・ニューマンは、自分の若いときの演技が気に入ってなかったそうです。私は、とてもいいと思うけど。(ヤマちゃんの『ハスラー』日誌はお読みになりましたか?)
    http://www7b.biglobe.ne.jp/~magarinin/2011/12.htm
    投稿: お茶屋 | 2011/05/01 17:51
    ——————————–
    ヤマちゃんの『ハスラー』、読むの忘れてました(慌)。
    というわけで、たった今読んできました。
    いや~、凄いですねえ。サラの謎めいた様子は私も気になって、映画の物語の表には出てこない「サラの物語」があるのは感じてたんですが、ヤマさんの読んで、もうもうすごーく納得! あんなに克明?に思い描けるなんて、ヤマさんすごーい(拍手~~)。ヤマさんの書いた「サラの物語」を補って『ハスラー』を思い出すと、観たときとは違った(もっと納得のいく?)映画が見えてくるようで、感動してしまいました。
    (思い出させて下さって、どうもありがとう!)
    あ、若いときのポール・ニューマンもいいですよね~。私あんまり観たことなかったけど、この『ハスラー』観て、若い頃には若い頃の魅力があるなあって、改めて思いました。(当時はS・マックィーンの方が好きでした(笑)。ヤマさんとこに『シンシナティ・キッド』のことも出てて、思い出しちゃった。)
    ジェームズ君もまだまだ前途がありますもん。大丈夫。見捨てたりしません。中身が「若い」ほど先が楽しみってトコもありますし(笑)。
    投稿: ムーマ | 2011/05/02 00:03
    ——————————–
    お褒めに預かり、とても嬉しいです。
    拙日誌にも綴りましたが、ポール・ニューマンがやたらとかっこいいけれど、物語的にはさほどのものではないと聞いてたのに、人物像に思いのほか深みがあって驚きました。
    こういう裏切りは、大歓迎です(笑)。
    それにしても、映画って難しいというか、奥が深いというか。
    こういう隙なく練られた脚本の妙味に浸ると、やっぱ映画は脚本だな~と思う一方で、脚本の緻密さなど問題にしないパワフルさで揺さぶってくる作品に出会うと、映画って脚本じゃないよなぁとか思ったりしますよね(苦笑)。
    投稿: ヤマ | 2011/05/02 07:24
    ——————————–
    ヤマさ~ん
    >物語的にはさほどのものではないと聞いてたのに
    そう! 私も風評?からなんとなくそう思い込んでました。
    でも登場人物みんな陰影を感じさせるし、なんと「隠された緻密なストーリー」!(サラ)まであるし(これはヤマさんに説明して貰わないとワカラナカッタけど(笑))、もう予想と全然違う映画でした。ギャンブルを本気で描いてる・・・ってとこも、実はここまでと思ってませんでした。
    >やっぱ映画は脚本だな~と思う一方で・・・
    >映画って脚本じゃないよなぁとか思ったり・・・
    ほんと、映画を観る楽しみってバラエティーに富んでますよね~。
    私なんて、脚本がよく出来てるな~って感心したり、ただただパワーに圧倒されて「凄かった~(呆然)」だったりする一方で、たった一人の俳優さんに眼を奪われてその人のことだけ長い間覚えて(後は全部忘れて)いたり・・・と忙しいです(笑)。
    脚本は案外い~かげん?なのに「パワフル」というと、最近では『アンストッパブル』が浮かびます(笑)。
    投稿: ムーマ | 2011/05/02 09:50
    (コピペ終わり)

  6. >ムーマさん
    ヤマちゃんの日誌の感想が聞けてよかったー。ありがとうございます。
    サラが一か八かの大博打を打ったというのがすごいですよねー。文字通り命を賭けてるもんね。
    エディが自分(サラ)を取るという確信があったわけではないと思うので。失意の自殺ではなく、愛する人を救うための・・・ということになりますよね。
    ヤマちゃん解釈は、ちょー面白く納得がいくものなので、世間にもっと広めたいですー。

  7. お茶屋さん、こんにちは。
    行き届いた転載に感謝です。
    “失意の自殺ではなく、愛する人を救うための・・・”
    ってとこが、捨て身の大博打の肝の部分ですよね~。
    僕の読み取りをかほどに喜んでもらえて、とても嬉しいです。ありがとねー。

  8. 観ている間も、観終わってからも、ものすごぉく面白い映画だと思っていましたが、ヤマちゃんの解釈を聴いて、更に面白さが深まったのでした。
    ヤマちゃんもムーマさんも、さほどの評判が聞こえてこなかったとのことなので、世間的にはイマイチな作品なんでしょうか?だとしたら、もう、ヤマちゃん説を流布してですね、これでもか!と(笑)。そう言いたいところです[E:wink]。

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