ブラック・スワン

面白かった。やっぱりホラーだった。それに山岸凉子だった!!!
ニナ(ナタリー・ポートマン)を主役に選んだ芸術監督兼振付師トマス・ルロイ(ヴァンサン・カッセル)は、ハラハラものだったろうけど見る目があったというべきか。もちろん、称えるべきは壊れそうになりながらも役の心をつかんだニナだろう。また、ナタリー・ポートマンのアカデミー賞主演女優賞受賞に文句なし。彼女の映画になっていたと思う。音楽もよかった。
それにしても母エリカ(バーバラ・ハーシー)の呪縛がなかったらニナの役作りの苦労はもっと軽くなっていたはずだ。主役抜擢のお祝いケーキの件から、ああ、早くこの母親から離れるのだと念じ続けていた。芸術家として黒鳥になるための血の滲むような努力と、母に括りつけられた巣から飛び立つ労苦が重なっているわけだが、問題の根は母親にあるのだから、それをクリアすれば万事OKなのだ。(同性との付き合いまで干渉するのだから異性となれば干渉どころじゃないかも。それに妊娠したためキャリアをあきらめざる得なかったなんて、さんざん聞かされたせいで、ニナは妊娠恐怖症になったんじゃないだろか?)
リリー(ミラ・クニス)の強い瞳は魅力的。可愛さがあるのがいい。
ベスが登場するたびにウィノナ・ライダーに似ていると思い、ラストクレジットで真っ先に確認したかったが、重鎮みたいにおしまいに出てきた。う~ん、最早そういう位置なのか~。
鳥肌のぶつぶつから毛が生えて羽になってバサッとメタモルフォーゼを遂げる。この鳥肌は大画面のものだろう。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の血管に次ぐ(というか同じくらい)映画の技術的進歩を実感した。
BLACK SWAN 監督:ダーレン・アロノフスキー
(2011/05/28 TOHOシネマズ高知1)

「ブラック・スワン」への2件のフィードバック

  1. まだ観てません。
    でも「山岸涼子」なんですか? それなら観に行かねば(笑)。

  2. 内容は山岸凉子です!
    表現は漫画です。
    山岸凉子は漫画ではないのか・・・。←独り言

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