義兄弟

俳優を観ているだけで楽しかった。
国家情報局を首になり興信所をやっているイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)。北朝鮮のスパイを首になり、南で逃亡生活を続けるソン・ジウォン(カン・ドンウォン)。二人とも妻子と離れていることが共通点。互いを知らない者同士の同居生活が、ソン・ガンホのおかげでコミカルで可笑しい。また、心やさしいスパイの非情になりきれない瞳が、北と南に分かれた家族(民族)を思わせ哀しい。カン・ドンウォンの綺麗な瞳あってこその情感だと思う。
意外だったのは結末だ。日本、香港、韓国とこの手の映画はどちらかが亡くなるのが定石なのに、新手に出られて驚いた。しかし、どちらに転んだにせよ、うまくいくのはソン・ガンホだからかな。何をどうやっても、しっくりくるソン・ガンホって素晴らしい。
日本はフィリピン、韓国はベトナムから嫁をとり。
SECRET REUNION 監督:チャン・フン
(2011/06/04 あたご劇場)

「義兄弟」への2件のフィードバック

  1. タイトルがタイトル?なので、これも見逃すとこでした。でも、こちらでソン・ガンホの名前見て、これは行かねばと(笑)。
    ほんと、主演2人が良かったですね~。
    あの結末にはオドロイタけど、それでも不思議と違和感がなかったのは「どちらに転んだにせよ、うまくいくのはソン・ガンホだから」だとつくづく思いました。(ジェフ・ブリッジスと同じく、アカデミー賞あげたい!)
    カン・ドンウォンは初めて名前と顔が一致しました。
    「北」のスパイをああいうキャラクターにしているのも、『クロッシング』での「北」の人たちの描き方(お金に毒されていない、人間としての純粋さが保たれている感じ)を思い出させて、(私としては)観ていて気持ちが良かったです。
    それにしても綺麗な瞳の持ち主ですね~(瞠)。

  2. ソン・ガンホ、魅力ありますよねー[E:happy02]。イケメンでもないのに(笑)。
    >(お金に毒されていない、人間としての純粋さが保たれている感じ)
    ああ、そうでしたね!
    カン・ドンウォンだから、よけい清々しいという気もします。初めて観たような気がするけど、もう、売れっ子なのかしらん?

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