琳派が高知にやってきた

展覧会のチラシ。若冲、其一が印象に残った。

やはり目玉の伊藤若冲が素晴らしかった。チラシに使われた「雪中雄鶏図」もよかったし、特に水墨画「鶏図押絵貼屏風」には目を見張った。鶏の鋭い動きや偉そうな感じがよく出ていて、活動写真になっていた。若冲と言えば絢爛な絵のイメージがあったけれど、今回、動く水墨画(風に吹かれる竹もよかった)を描いた人としてもインプットされた。
鈴木其一は、今日初めて名前を覚えた。鴨と家鴨や藤もよかったし、「朴に尾長鳥図」なんか渋くてカッコいい今風の絵だと思った。

いいなと思った絵は、近づいてみるほど良い。細密で繊細。着物の柄や葉脈まで描ききっている。作者不詳の絵も見入ってしまうものがあった。
鎌倉から明治まで、掛け軸、屏風、巻物、工芸品などなど、なんかで系統立てているのだろうけど、そのへんは猫に小判。あんまりよくわからなかった。

数年前に応挙展を観てから、お宝鑑定団に出てくる掛け軸が本物か偽物か、当たる確率が高くなった。今日は「ざっとした絵やなぁ」と思っても、よく観ると「これは真似できない」とわかるものが数々あったので、お宝鑑定団で外していたのも今後は当たるような気がする(?)。クローズアップにしてくれたら、かなり当たると思うけどなあ。そんなわけで、職場でも、「お宝鑑定団で本物・偽物の見分けがつくようになるで~」と、この展覧会をすすめようと思う。

「琳派が高知にやってきた」への2件のフィードバック

  1. 見ましたよーん

    (⌒‐⌒)

    鶏の絵がどっさり来てるかと思ってたら、少しやったけど

    水墨画っぽいのもかわいかったね

  2. ケロさん、早いねー。

    >水墨画っぽいのもかわいかったね

    うん、ひよこは可愛かったけどねぇ。
    雄鶏は偉そうやと思うたよ。
    d=(`ヘ・)=b えっへん!

    (ジョナ・ヒル、英国アカデミー賞にノミネートされちゅうね。)

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