マリーゴールド・ホテルで会いましょう

インドへ行った人の土産話はもれなく面白い。その人たちはきっとインドに合ってたんだろう。とことん合わない人もいるらしく、そういう人は思い出したくも話したくもないのかもしれない。
この映画は外国人から見たインドという点では土産話っぽくもあるように思う。赤褐色のインド色。人口過密の喧噪の街。不可触民。子どもたちの路上クリケットは植民地のなごりを感じさせるものの、そうした旧来のエキゾチックなイメージばかりではなく、近代的で整然としたオフィスや親の決めた許嫁より本当に好きな人を選ぶ現代性も感じさせてくれる。表面的な感じはするものの、いろいろひっくるめた今のインドの様子が描かれているとしたものだろうか。

お話は、それぞれの理由で英国を旅立った老老男女がインドで活路を見いだすというもので、作り手は「残りの人生も捨てたもんじゃない(インドが新たな出発点)」という感じの作品にしたかったのだろうか。そんな感じにはなっていたと思うけど、変なインド人青年(デヴ・パテル)のホテル経営の夢や恋愛成就の話が若干うるさかった;;;。
というわけで、やはり大御所の方々の演技を楽しむがの一番だ。マギー・スミスなんか本当にあんな人種的偏見の持ち主に見えたし、トム・ウィルキンソンがジュディ・デンチにインドに来た目的を打ち明けるところなどドキドキしたし、ビル・ナイ様には「はぁと♥」だった。

  • やむを得ず余生をインドで・・・・ジーン(ペネロープ・ウィルトン)とダグラス(ビル・ナイ)の夫妻
  • やむを得ず手術をインドで・・・・ミュリエル(マギー・スミス)
  • 恋愛の総決算をインドで・・・・マッジ(セリア・イムリー)、ノーマン(ロナルド・ピックアップ)
  • 人生最大の気がかりをインドで・・・・グレアム(トム・ウィルキンソン)
  • 最初で最後の大冒険をインドで・・・・イヴリン(ジュディ・デンチ)

THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL
監督:ジョン・マッデン
(市民映画会 2013/09/19 かるぽーと)

「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」への2件のフィードバック

  1. ビル・ナイ様、私も好き~♪ (^^)

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