コンテイジョン

ある程度の考察力を要するソダーバーグ監督作品は、感情人間お茶屋には不向きなんである(『エリン・ブロコヴィッチ』は例外)。今回もそれを承知で豪華キャストに惹かれ観に行ったのだが、やはり、無味無臭。つるつる体毛無し。
新種の伝染病の発生からワクチン配布まで、実に様々な問題が描かれていたが、似非ジャーナリスト・ブロガーの扇動にやすやすと乗ってしまう大衆問題が心に残った。それはそのブロガー(ジュード・ロウ)に嫌悪感を持たされたからだ。これが感情人間の映画の見方なんだろう。
グウィネス・パルトロー、マット・デイモン、マリオン・コティヤール、ローレンス・フィッシュバーン、ケイト・ウィンスレット
CONTAGION 監督:スティーヴン・ソダーバーグ
(2011/11/19 TOHOシネマズ高知2)

マネーボール

人身売買や~(・_・)。
いや、なかなかに味わい深かった。
挫折を乗り越えた人、チャンスに賭ける人の生き様が陰影をもって描かれていた。ビリー・ビーン(ブラッド・ピット)が、相棒のピーター(ジョナ・ヒル)を始め、スカウトのスタッフ、娘、元妻、アート監督、選手たちと接するにごとに様々な表情を見せ、類型的なキャラクターでなかったのもよかった。メジャーリーグの裏方の様子が面白かったし、お金だけでは人は動かないという当たり前の結末もよかった。
MONEYBALL 監督:ベネット・ミラー
(2011/11/15 TOHOシネマズ高知5)

文庫りげる

定年退職した先輩が、毎月第三土曜日にギャラリー・アートスペース([追記]2012年5月から県民文化ホール1階第9多目的室予備室)で開いている文庫りげるへ行ってきた。そこで出会った59歳の女性(レッチリ、英国、アート好き、ストーンズ命)のお話が楽しく2時間近くが瞬く間だった。その方がおっしゃるに薫的座で18日夜に上演されたお芝居に感動したとのこと。高知でこれほどの劇団があるとはビックリの体験だったという。さっそくググったら
演劇センター’90 公演No.82
『 二人の長い影 』
山田太一作/帆足寿夫演出
と判明。
【二日め】ちょこっと紹介←どうやら出演者さまのブログのよう。薫的座内の写真あり。
『二人の長い影』演劇センター90公演【新薫的座(洞ケ島町 薫的神社内)】 ←どんな話か簡単な紹介。
タルコフスキーとコーエン兄弟作品がお好きで、先週の『ヤコブへの手紙』がよかったとのことなので、『ムカデ人間』はいかがとたずねてみたら、先が短いので観るものは選ぶとのことだった。
英国の話でも盛り上がったし、「バジル氏の優雅な生活」を読書中だったので、文庫では「英国アンティークPART2」(文化出版局)を借りてきた。

59歳氏が作成した看板。

祝・連ドラ出演

あいかわらずジェームスの追っかけ。
BBCバーミンガム(NHK大阪みたいな感じ?)のソープオペラ“Doctors”に出演するそうで、本日(昨日?)撮影。撮影前日はものすごい婉曲表現で「眠れない」と言ってたけれど、当日は「演技するのは楽しい」みたいなことをさえずっていた(めずらしく?ストレートや~(笑))。
レギュラーかゲストかよくわからないけど、演技の仕事があってよかったよ。ネットのコラムも2回目のインタビューがアップされてたし、サスケみたいなゲーム“Total Wipe Out”に出演して賞金(チャリティ)を獲得したらしく、この番組はクリスマスに放送されるみたいだけど、本職じゃないもんね。
しかし、希望の舞台の仕事は、なかなか難しいんだねぇ。
– BBC One Programmes – Doctors←公式サイト
Doctors (2000 TV series)←ウィキ
Total Wipeout – Celebrity Special – Series 2 BBC One 2009 ←youtube4分くらい。こーゆーのに出てたのか。ミッション・インポッシブルの世界や~。
あ、それと、ジェームズおすすめの映画。
We Need to Talk About Kevin (2011) – UK Trailer [HD] ←youtube。米版予告編より怖そう。
ついでのことながら、横山裕くんは『天地明察』に何代目かの本因坊役で出演。やったー!(^o^)