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■かるかん>光の旅人 K−PAX|アザーズ
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光の旅人 K−PAX
癒し系、K−PAX星人の正体は?
K−PAX
監督:イアン・ソフトリー
ケビン・スペイシー|ジェフ・ブリッジズ

う〜ん、映画館まで足を運ぶことはないんじゃないかな〜。ファンタジーにしたいのかシリアスなドラマにしたいのか、どっちつかずで損をした作品です。退屈はしなかったので、テレビで放送されたらおもしろく見られるかもしれません。
ケビン・スペイシーのトラウマ演技は胸が痛くなるほどだし、ジェフ・ブリッジズもお茶の子さいさいで演じています。だけど、せっかくの二人の演技はストーリーに生かされていないと思います。

●ネタバレ感想
この作品は本来、患者を癒すことが出来なかった精神科医が、当の患者に癒されていたという話を、K−PAX星の話を交えながらのファンタジーにしたかったのではないかと思うのです。もし、そういう風に描いていたら、ブリッジズが頑なな心を和らげて息子に会うことに説得力があるのですが、そうではないもので、なぜ、息子と会う気になったのか今一つ釈然とせず、最後の場面が取って付けたようだと思いました。スペイシーが宇宙人であるか否かというのも見所の一つなのですが、それより前に根幹であるストーリーがふにゃけています。
また、病棟の患者を子どもっぽく描いていることや、わざとらしい演出が私の好みではなかったのも残念でした。

高知東宝1 2002/04/26


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アザーズ
寄る辺なき母子の出会った幽霊譚
The Others
監督、脚本、音楽:アレハンドロ・アメナーバル
グレース:ニコール・キッドマン|ミセス・ミルズ:フィオヌラ・フラナガン|
リディア:エレーン・キャシディ|ミスター・タトル:エリック・サイクス|
チャールズ:クルストファー・エクルストン

いや、怖かった〜。この怖がらせ方は、たいしたものです。ミルズ夫人役の人、懐が深いですね〜、すばらしい。リディア役の人も一言もセリフがないのに、存在感ある〜。ニコール・キッドマンについては、私は彼女がきれいというだけで(あ、一生懸命というのも彼女の良いところ)前々から好きな俳優でして、演技力はあまり買ってないのですが、今回も買いません(笑)。確かに、女一人で難病の子ども二人を抱え、気を張った様子、不安な様子、尋常でない様子をきっちり演じてはいました。だけど、ニコールって、まだまだ浅い。それがニコールの資質なのか、芸の肥やしが足りないのかわかりませんが、私はもっと深みのある演技ができるようになってほしいと思っています。
で、映画の中身についての感想ですが、ここから先はネタバレ感想なので、観る前には読まない方がいいと思います。

●ネタバレ感想











ほんと、観る前に読むとおもしろさ半減しますよぉ。











あのアイデア自体は、何十年も前の児童書でも読んだことがあるし、決して新規なものではないですが、私は最後まで気づかず大いに楽しませてもらいました。また、途中でもヒチコックの『レベッカ』みたいに使用人にあらぬ疑いをかけたりして、アメナバールの思うツボの観客でした。
惜しいのは、いろんな意味で夫を失い、また、愛する子どもを日光から守らなければならないという事情からも自分一人にすべての荷がかかったあまり、耐え切れず錯乱してしまった母の悲劇(哀しみ)が、時間にして約5分(笑)しか感じられなかったことです。ここはデ・パルマ監督だったら濃かったでしょうね〜。
ただし、この映画、別の哀しみがありまして、それは5分どころか思い出すと今でもよみがえります。

二人の子どもの難病についてミルズ夫人が「治ることもあるかもしれない。試してみないとわからないではないですか。」と言ったことに対して、私は「いよいよ正体を現したかー。そりゃ、一理はあるが、心無いことを言うの〜!」と思っていました。しかし、最後になってミルズ夫人の言ったことは真の道理であるとわかると、「日光OKになってよかったね、めでたし、めでたし。」と思いました。
ただ、本当にめでたしかと言うと・・・・・。死んでも天国へ行くではなし、地獄が待ち受けているわけでもありません。生きているときと同じように暮らすのだけれど、生きていたときとは何かが違います。そうだ、「アザーズ」になったんだ・・・・・と、そう思うと寂しいような哀しいような心持がします。主役を下ろされ舞台袖で観ているだけの役者ってな感じですかな。いやいや、もっと寂しいですよね。

高知松竹2 2002/04/27


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