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■かるかん>およう|突撃せよ!「あさま山荘」事件
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およう
竹中直人パワー炸裂!
監督:関本郁夫
およう:渋谷亜希|竹久夢二:熊川哲也|
伊藤晴雨:竹中直人|藤島武二:里見浩太朗

●予告編を見て
「およう」って誰?と思ったら、竹久夢二の絵のモデルをやった人だそうな。竹久夢二?私にゃ関係ないねと思ったら、なんと熊川哲也が夢二をやるんだと!あ、でも、竹中直人も出るの?私はあんまり好きじゃないのよねと思ったら、竹中は責め絵師役で「およう」を熊川と奪い合うのだと!責め絵のモデルはもちろん「およう」だ。これって、おもしろいんじゃない?俄然興味が湧いてきました。(だけど、夢二が「女は子供を産んだら強くなる。そうなったら私の絵のモデルにはできない(泣)。」みたいなことを言っていて、だから、君の絵は私向きじゃないんだよーと妙に納得した。)

●本編を見て
出演者の名前がでーんとしたゴシック体で映し出された冒頭から「あらら(^_^;」。私は毛筆体、若しくは明朝体の作品であろうと予想していたのですが・・・・・。チラシやポスターの「およう」の文字もたおやかな文字だったのに・・・・。この冒頭の出演者の名前の表示のし方で、この映画に対する期待の方向を修正して見たので、あんまりガッカリすることもなく適当に楽しみました。
で、まず一番におもしろいのは、竹中直人の炸裂ぶりでしょう!この人の過剰な芝居が、よくいえばケレン味たっぷり、悪くえいば臭っさいこの映画にマッチしていて良かったです。
二番目には、主役のおようを演じた渋谷亜希の表情が生き生きとしていて見飽きませんでした。
三番目には、画家とモデルの関係が『美しき諍い女』を髣髴させると言っては誉めすぎだし、的外れでもあるのですが、画家とモデルの関係は(私生活を含めて)おもしろかったです。夢二も晴雨も描く意欲を湧かせてくれるのは「およう」その人なのですが、描けたのは「およう」ではなくて自分自身に他ならなかったというところが、君ら、あまりにも自己中心的じゃない?「およう」自身を描けてないじゃんという映画なんですね(笑)。でも、モデルも人間であれば色々な面をあわせもっているわけだから、「およう」にしても夢二的であり晴雨的でもあるといえるかもしれません。
この映画はあくまで「およう」が主人公なんだから、もっと「およう」に花を持たせてあげてもよかったと思います。ラスト「およう」なしでは描けないはずの夢二が写生しているのには、あ然としました。これだから夢二って奴は・・・。こういう嫌な奴は奥田えいじがピッタリなんだけどなあ。『F』ではなかなかよかった熊川も、ちと荷が勝ちすぎでしたか。残念。

あたご劇場 2002/05/11


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突撃せよ!「あさま山荘」事件
警察の内部事情を知ったからって
監督:原眞人
役所広司

佐々氏の机の上や、自宅の玄関の模様、剣道場、長野県警の内装、バスの中の作戦本部など作りこみの密度が高いし、数名が一斉に話して本当らしさをかもし出したり、ところどころで笑いを取って退屈させず、さすが手馴れた仕事ぶりだとは思うのですが、単に警察の内部事情を描いただけに終始していて、ドラマとしての面白みには欠けていると思います。今につなげるとか一工夫ほしいところです。
長野県警が形無しに描かれていて気の毒でした。長野県警にあまりにもいいところないので、判官びいきじゃないけれど、警視庁がそれほど偉いのかね〜と斜めに見てしまいました。

高知東映 2002/05/11


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