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■かるかん>アメリ|アリ
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アメリ
幸せは翼を広げて飛び出す勇気から
Amelie
監督:ジャン・ピエール・ジュネ|撮影:ブリュノ・デルボネル
アメリ:オドレイ・トトゥ|ニノ:マチュー・カソヴィッツ

可愛くて色彩がいかにもフランス映画という感じで独特の美しさ。そして、個性的な登場人物やそれぞれのエピソードが他人とは思えないくらい可笑しくも愛しかったです。誰でも他人にはわかってもらえそうもない「好きなこと」ってあるよな〜、などと思いながら観ていました。

なかでも好きなエピソードは、小人の置物が世界を旅する写真を届けるという贈り物です。写真を見て不思議がっているお父さんを陰から見守る楽しさもあるけれど、こういうのって誰が仕掛けたか当てられる喜びがありますよね。お父さんが、いたずらな贈り物を喜んで「こんなことするのは、お前しかおらん」と微笑んでくれたら、贈り物が受けた嬉しさと同じくらい「私のことわかっていてくれたのね」と自分の理解者に対して無上の喜びを感じたでしょう。ま、アメリのお父さんは、それほどアメリを理解してくれている訳ではないから、あれで上々。私も満足です。

お父さんに当てられることを全く意識してなかったアメリですが、一目ぼれしたニノには当ててほしくないけど当ててほしいという気持ちはあったでしょう。落し物を届けるのに、あんな遠まわしなことをして、誰だか当てるのは無理だっちゅーの(笑)。でも、それが乙女心という以上に、現実よりも空想の世界で生きてきたアメリの限界だったわけです。空想だとどんな悲劇も恥じも悪事もOKオーライですが、現実は怖いもんね。傷つきたくないもんね。

というわけで、これはアメリが現実に体当たり(フランス映画だから体当たりというほど汗臭くないか(笑)。)して、ひとまずの幸せを得るというお話です。そして、観客はその幸せのおすそわけをもらえたので大ヒットしたのだと思います。

ところが、私はおすそわけをもらいそこねました。それはなぜかというと、私は「逃げの一手」「逃げるが勝ち」「歴史の傍観者」で生きてきた身。しかも、中島義道という人に「逃げてばかりいると枯れる」と(その著書で)言われたときも、「もう、枯れてるも〜ん」と憎まれ口をたたき、「枯れるのも、それはそれで一つの生き方じゃない?」と開き直っていたのです。が、この映画でちょっと好きになったガラスの骨の老人に「逃げてばかりいるとミイラになる」と言われたことがショックで、幸せのおすそわけをもらうどころじゃなく、気分はロウになってしまいました。「そうか、ミイラか・・・・。せめて吸血鬼になりたい・・・・。」
でも、ご安心ください。すぐに立ち直りました。鋼の四十路は逃げ足にも磨きをかけておりますので(笑)。

あたご劇場 2002/05/21


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アリ
ヘビー級の人生を戦う男
Ali
監督:マイケル・マン
モハメド・アリ:ウィル・スミス|マルコムX:マリオ・バン・ピーブルス|
ハワード・コールセン:ジョン・ボイド

始まりからヘビー級王座を獲得するまでがすばらしい。胸が熱くなりました。
アリの子どもの頃、サム・クックのライブ、試合に向けて調整していく様子の三つをカットバックする演出により、おおいに燃えあがらせていただきました。そのあとは、アリ不遇の時代ですから映画のテンポも緩やかになるのはやむを得ないでしょうが、おしまいのキンシャサでの奇跡の復活に向けて再び盛りあがって行くべきところ、そうはなっていないのが残念でした。
『モハメド・アリ かけがえのない日々』での本物とつい比較してしまい、もともとあまり好きでないウィル・スミスの一本調子の演技が物足りなく、音楽もR&Bではなくなってつまらなくなって、長いし、だれてしまいました。
でも、英雄色を好むと言いますか、アリが女性にモテモテな様子、女好きな様子が伝わってきたのは、この映画での収穫だし、アリのしゃべりがラップのようだったのも嬉しく、私の好みでないウィル・スミスが演じようとモハメド・アリその人は、本当の本当に英雄で魅力的な人だなあと思いました。

高知松竹3 2002/06/01


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