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■かるかん>ビハインド・ザ・サン
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ビハインド・ザ・サン
自由ってなんだっけ
監督:ウォルター・サレス(2001年/ブラジル/1時間32分)
坊や(パクー):ラヴィ・ラモス・ラセルダ|トーニョ:ロドリゴ・サントロ|父親:ホセ・デュモント|母親:リタ・アッセマニー|サルスチアーノ:ルイス・カルロス・ヴァスコンセロス |クララ:フラヴィア・マルコ・アントニオ

トーニョ役のロドリゴ・サントロに胸キュンです〜。なんか、これに尽きるかも(笑)。
『誰も知らない』は、感じたことがいっぱい過ぎて、感想を書くにもどこから書いてよいやら、というわけで「かるかん」さえも放棄しましたが、『ビハインド・ザ・サン』くらい単純だと書きやすくって、うれしー!(笑)

ずばり、自由っていいもんよ、ということ。自由に生きなきゃ。殺し合いは自由の反対語、ってことです。
このことを、「物語」として物語らしい美しい映像で、それぞれに見応えある顔の役者さんたちでもって描いています。しかも、私のツボの兄弟愛ものよ〜(ハート)。
ただし、ラストはいただけません。いくらパクーが、兄ちゃん思いであっても、あんなことするなんて。
ラストのパクーは、パクーらしくないです。パクー自らの意思ではなく、作り手が無理やり取らせた行動に見えてしまい違和感がありました。
もし、あの行動でなけりゃいけないのなら、始めっからパクーのキャラを作りなおす必要があると思います。

この話は、100年くらい前のブラジルを舞台にした寓話なので、自由をとても単純化して描いています。例えば、トーニョは父親に逆らえず、生まれた場所から遠出したこともありません。親に反抗できて、どこでも自由に行ける今の世の中からしてみれば、トーニョの得た自由というのは、たいしたことないと思われるかもしれません。
しかーし、ここで重要なのは、トーニョが別の道を選択できるということに気づいたことです。選択肢があって、選択権があるということが自由なんですね〜。勇気のいる選択だってあるだろうし、自由も大変です。
他にも「無差別殺戮」と「節度ある殺し」(殺しのルールのたがが外れたら)についてとか、ロドリゴ・サントロ〜で終りにしなければ、浅くはないと思うけど、私の場合、やはり、サントロ〜(でれでれ)、ですね(笑)。

新宿武蔵野館2 2004/11/13


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