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■かるかん>東京タワー|ネバーランド
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東京タワー
恋愛に王道なし
監督:源孝志|原作:江國香織(2004年/日本/2時間6分)
詩史:黒木瞳|透:岡田准一|喜美子:寺島しのぶ|耕二:松本潤

おもしろかったですー。
気恥ずかしい台詞があったり、岡田准一くんのバックヌードに笑っちゃったり(だって、黒木瞳、ウエストのくびれがないな〜と思ったら岡田君だったんだもん(笑)。しなを作ったようなポーズでシャワーを浴びてたから、間違えるのも無理ないよねー。んなことないか(笑)。)。
寺島しのぶ、かっわいー。岡田君が演じた透というキャラクターもかわいい。松本潤は色っぽかったです。黒木瞳は、髪型が気になって気になって(笑)。脇役の方々もよくて、う〜ん、満足、満足。

詩史と透、喜美子と耕二の二組のカップルの恋の行方を平行して描いているからおもしろかったですね。二組を平行して描きながら、いつの間にか交差しているのがおもしろいところです。一組ずつ別の映画だったら、ありきたりだったかも。
東京の夜景がきれいだし、おしゃれな雰囲気や上流階級風な高級感や気恥ずかしい台詞や可愛い男の子で夢を見させてもらいました。夢物語と言い切れない現実感が時折まじるのが、なんだか妙な感じで、これまたよかったです(笑)。

TOHOシネマズ高知9 2005/1/16


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ネバーランド
信じるものは救われん
FINDING NEVERLAND
監督:(2004年//分)
ジェームズ・マシュー・バリ:ジョニー・デップ|シルヴィア・ルウェリン・デイヴィス:ケイト・ウィンスレット|支配人:ダスティン・ホフマン

うん、これはですねー、おもしろかったですが、少々物足りないというのが正直なところ。
シルヴィアとジェームズの暖かく愛情に満ちた関係及びジェームズとその妻の冷え切っているけれど残り火のある複雑な関係は、大変おもしろかったです。

でも、この作品のメインは、現実に押し潰された(父親を亡くした)過去があるゆえ、何事も無邪気に信じることができなくなったピーター少年だったのでは?その少年に「ネバーランドというのは、君の心の中にあって、そこでお父さんは生きていると、そう信じることが大事なんだ」と言いたいためにジェームズは「ピーター・パン」を作ったということが主軸のはずでしょう。
そこのところが、うまく伝わってこなかったのが残念です。字幕のせいかなあ?吹替えだと、もっと伝わってくるのかもしれませんね。

ケイト・ウィンスレットは適役。(病人には見えないと言いたもうな(願)。)
私は、ジョニー・デップのベスト・アクトは、エド・ウッドだと思っていましたが(ギルバート・グレイプもよかった)、今作のジェームズ・バリもそれに匹敵すると思います。絶妙の受けの演技。もう1回見たいくらい、とってもいいですー!

●追記(ネタバレあり)
少々物足りないと思った理由ですが、次の1から8まではよく描けているのに、それぞれがうまくリンクしてないというか、一つの流れになってないような気がします。だから、バラバラとした印象でした。

  1. 現実を知る=大人になる
  2. 夢見る大人=ジェームズ
  3. 永遠の子ども=ピーター・パン≒ジェームズの亡くなった兄
  4. ネバーランド=夢の国≒天国
  5. ピーター+父親の死≒現実を知る
  6. ピーター+ジェームズからもらった白い本≒夢見る少年
  7. ピーター+お芝居「ピーター・パン」=無邪気さを取り戻す≒夢見る少年
  8. ピーター+母親の死=母に会うためには、夢を見ることを余儀なくさせられる

それと、「信じること」と「想像すること」の関係性が、あいまいでわかりにくかったです。
ジェームズは、犬が熊だと信じること(想像すること)が大切と言います。また、母親が病気を隠していることは、子どもたちの信じる心(信頼)に傷をつけている状態であるとも言います。ラストシーンでは、「信じること」がキーワードですし。でも、これらのエピソードをどう結び付けてよいかわかりません。

この映画の原題は、“FINDING NEVERLAND”ですが、ネバーランドを見つけるためには、あると信じることが大切です。信じることは、ネバーランドを想像するより難しいです。う〜ん、想像しただけじゃダメなのかな。←さびしい大人の独り言。

TOHOシネマズ高知1 2005/1/16


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