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■かるかん>単騎、千里を走る。
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単騎、千里を走る。
オープン・マインドのすすめ
千里走単騎
RIDING ALONE FOR THOUSANDS OF MILES
監督:チャン・イーモウ(2005年/中国、日本/108分)
高田剛一:高倉健|高田理恵:寺島しのぶ|高田健一(声):中井貴一|ヤン・ヤン:ヤン・ジェンボー

鈍色の空と海を背景にした健さん。ペラッとした映像に、イーモウ監督は、こんな絵も撮るのかと意外に思ったら、日本の場面は降旗康男が監督したそうです。
それにしても寒い風景が似合う男だな〜。>健さん
そして、ほとんどセリフなし。顔と背中で語る男。>健さん
そういう健さんは、泣かないことが男の美徳みたいな、不器用なことを免罪符にしたみたいな、心を伝えることを幾分放棄したみたいな、孤高の人だったわけです。

しかーし、中国大陸に来たからには、そうはいきません。言葉がわかりませんからねー、言葉だけじゃなく、わからないことだらけですからねー、旅行会社のガイドさんや善意の案内人に頼らざるを得ないのです。
また、どうしても仮面劇の役者に会わなければならない、その理由を役所の偉いさんに伝えないことには前へ進めなくなって、健さんは一大決心をしました。
積極的に心を伝えることをしたのは、生まれて初めてだったかもしれません。「助」と「謝」の旗を持って、ぷるぷる震える健さん、こういうときの涙は、子を思う親の心情を十二分に伝えて万国共通、人の心を動かさずにはおかないのであります。

おもしろかったのは、健さんの息子。息子が中国でどんな様子だったか聴くと、どうやら友だちをあまり作らず、孤高の人だったらしく、なーんだ似た者親子だったのね(笑)。どおりで仲たがいすると長引くわ。
息子は若い分、現地の人に頼ることも少なく、孤高のまま帰国したのでありましょう。
でも、健さんは年寄りの分、頼る気持ちも感謝の気持ちも息子より大きかったことが幸いして、健さんなりの交流ができたのではないでしょうか。
孤高の仮面で泣き笑いを隠すより、不器用でも心を伝えることが大切ですね。自分の心を伝えるということは、相手の心を受けとめることにもつながるし。
健さんが、ヤン少年の気持ちを尋ねてみてくださいと言うのは、息子の気持ちを聴きたい(受けとめたい)という思いと重なります。

大陸の土は赤っぽい黄色ですねー。あの土が黄河に流れ込んだり、日本に飛んでくるのね。大自然の風景や、村の衆の歓迎ぶり、ビジネスを超えて親切だった人々と、よい旅でした。
観た当座は、親子の愛情ものとして感動したのでしたが、今はよい旅の映画だったな〜と思います。
中国の赤い景色も似合っていたよ。>健さん

TOHOシネマズ高知1 2006/3/4
 
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