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■くりからもんもん>2008年覚書



2008年は110本でした。うち33本は、当地でオフシアター上映された作品です。数えてみたらオフシアターも結構観ていましたね。でも、観たかったのをかなり見逃しているんです。
下記のハートマークハート印は、お茶屋のベスト・ナインです。「好き」を基準に選んでおります。
星マーク星マークの方は「パワー」で選びました。好き嫌いを超越して、この作品のパワーは2008年ダントツでした。社会的にも意義のある作品だと思います。キネマ旬報で第1位に選ばれなかったのは残念です。
タイトルから感想文へリンクしてみました。(かるかん率 43%=47/110)
読んだらガッカリするかも(^_^;。チョーかるかんもあるからして。


●ミリキタニの猫 ハートマーク
ミリキタニ、怒りの雪解け。監督の人柄とミリキタニの絵のおかげで美しいドキュメンタリーになった。

●銀色のシーズン
脛に傷を持つ若者の再生原動力は恋だった。スキー場での挙式&披露宴、いいアイディア。

●天然コケッコー
原作は読んでないけど、くらもちふさこらしさが横溢で、甘酸っぱ〜い。神社とか郵便局とか海に行く道とか、田舎の風景がよかった。

●スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
バートン監督、本性を現す。ついにペンギンマンを主人公に!私はペンギンマン(=スウィニー・トッド)には感情移入できないので冷めた目で観てしまった。

●殯の森
作りすぎ。淀川さんが生きていたら喝を入れていたと思う。河瀬監督、カンヌのグランプリで喜んでいる場合じゃないです。

●母べえ
山ちゃん(浅野忠信)が死んだときが一番悲しかった。母べえの最期の一言は、吉永小百合に言わせるべきという意見に一票。

●しとやかな獣
したたかな人間。

●アフター・ウエディング
スザンネ・ビア監督に屈す。(でも、あんまり好きじゃないのよね〜。)

●ボルベール<帰郷>
母に感謝。女性万歳。

●プロヴァンスの贈りもの
リドリー・スコットとラッセル・クロウのコンビにハズレなし。理想の暮らしがここにある!

●アメリカン・ギャングスター
リドリー・スコットとラッセル・クロウのコンビにハズレなし。プラス、デンゼル・ワシントンで鬼に金棒。スタア映画であり、社会性もあり、70年代らしさもよくでていた。

●earth アース
いい寝心地。

●ラスト、コーション
苦く、乾いた、浪漫派。

●L change the world
キャラクターの勝利。

●歓喜の歌
松岡錠司監督の心温まる作品。

●犯人に告ぐ
悦っちゃん、カッコイー!!!

●エリザベス・ゴールデン・エイジ
女王はつらいよ(?)。

●ライラの冒険 黄金の羅針盤
アスリエル卿(ダニエル・クレイグ)とコールター夫人(ニコール・キッドマン)さえいればいいのだ。

●パンズ・ラビリンス ハートマーク
残酷で暗いながらも美しい世界。

●長江哀歌
なんですねん?現代中国のコラージュってことで。

●ジャンパー
思いのほか、つまらなかった。その力をそんなことに使って共感を得られるとでも?(それと、ヘイデン・クリステンセンも大根なのか???)

●いつか眠りにつく前に
ヴァネッサ・レッドグレーヴとその娘ナターシャ・リチャードソン、メリル・ストリープとその娘メイミー・ガマーが出演とは知らなかった〜。両親子は似てるぅ〜。

●バンテージ・ポイント ハートマーク
アメリカ大統領を暗殺した犯人が90分内にわかる面白さ。

●魔法にかけられて ハートマーク
ディズニーのお姫様が、ずっこけながら2時間内に幸せになる面白さ。

●僕のピアノコンチェルト
ブルーノ・ガンツ爺。

●腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
妖女サトエリ。

●転々
血のつながりより気のつながり。

●燃えよ!ピンポン
ウォーケンの色気のみ。

●うた魂
鮭。

●フィクサー
ティルダ・スウィントンの脇の汗。

●王妃の紋章
美の洪水。

●やわらかい生活
鬱を患う女性のお話。どこが、やわらかいのだろう?

●大いなる陰謀
熱血ロバート・レッドフォード。

●スパイダーウィックの謎
フレディ・ハイモア君〜(^_^)。二役という設定は生きているようには思えず。ただし、大好きなパパと別れたママが許せないという子ども心から、偽パパを見破る頼もしい少年への成長はよかったねぇ〜。
蜂蜜だったかケチャップだったか好物の妖精の登場も楽しく、上等に面白かった。

●麦の穂をゆらす風
緑、緑、緑。

●選挙
立候補した人がお金持ちでなさそうなのに一番驚いた。

●王の男
芸人魂。

●細い目
オーキッドの初恋のお話。マレーシアにはマレー系、中華系、インド系の人々がいることを初めて知った。
太ったお手伝いさん、面白い。

●グブラ
『細い目』につづき、この作品もユーモアがある。主要登場人物がオーキッドだけではないので、話が拡散した感じ。だけど、まったく知らない国の映画は面白い。2本ともヤスミン・アハマド監督。

●ノーカントリー
コーエン兄弟監督作品とは合わなくなってきた。見てないのも多いけど、好きなのは『ミラーズ・クロッシング』『バートン・フィンク』だけかな。

●サッド・ヴァケイション
母にひれ伏す。

●相棒 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
いい絵がないと忘れちゃうのよね〜(ゴメン)。

●最高の人生の見つけ方 ハートマーク
ユーモア大賞。ロブ・ライナーはやはりイイ!(^o^)

●ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛
実は字幕版と吹き替え版の両方を観た。どちらも面白かった。
アスランが早く助けに来てくれたらよかったのにと思う私は仏教徒。父なる神を信じなさい、頼りなさいというのがキリスト教みたい。もっと早く助けを求めていたら、そのとき来てくれたのだろう。

●ミスト
白い闇。

●幸せになるための27のドレス
予想どおりの面白さ。『魔法にかけられて』の王子、ジェームズ・マースデンが雑誌記者として登場。

●アフタースクール
堺雅人の微妙な笑顔が生かされていた。

●ザ・マジックアワー
佐藤浩市と西田敏行のやりとりに笑った。

●築地魚河岸三代目
新鮮味はないけれど正統派娯楽作。意外とジャズが合っていた。大沢たかおって良い役者だったんだ。

●神様のパズル
立派な青春映画。

●奇跡のシンフォニー
フレディ・ハイモア君〜。主役を食うような歌唱力抜群の子どもやなんかが登場して、ハイモア君の天才音感少年という設定に説得力が・・・・(^_^;。しかーし、テレンス・ハワード扮する福祉員相手に「きっと両親に会える」と訴える静かな瞳は、いいよ、いいよぉ〜。ケリー・ラッセルとジョナサン・リス=マイヤーズの恋はロマンチックに、ミュージシャン崩れのロビン・ウイリアムズは怖く、生き別れの親子が再会するハッピーエンドまで楽しませてもらった。

●インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
いままでで一番笑わせてもらったような気がする。でも、冒頭の原爆実験で生き残るインディには「おいおい」とツッコミを入れる。インディ・ジョーンズがジョン・マクレーン化したと思ったが、原爆相手に不死身のインディには笑えなかった。戦闘機相手に不死身のマクレーンを笑えたと言うことは、平和だということでしょう。

●西の魔女が死んだ
生きること、死ぬこと、生活することを描いた佳作と思う。映像が薄っぺらいのが惜しい。高橋真悠が演技とは思えない自然さで、とてもよかった。

●ある愛の風景
人に言えない秘密を抱えると人間、人が変わってしまう。最も愛する者にさえ断絶感を感じる。「自分は死んだも同然」という、それくらいの苦しみが描かれていた。そして、人とつながることによって再生が始まる。息詰まるような心理描写に恐れ入った。

●君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956
ううう、主人公の水球選手と反体制女学生は、結局、どうなったんだっけ?忘れてしまった(汗)。やっぱり好きな登場人物がいないとダメだなぁ。

●告発のとき
邦題改め『息子の行方』。たいへん緻密に作られた作品で、あらゆる事柄が伏線になっている。最も大事なのは、エラの谷で少年ダビデが巨人ゴリアテと戦わされるエピソードだと思う。紅一点職場でのセクハラとか、トップレスで働く女性の素顔とか、移民差別とか、現代アメリカを憂う真に愛国的な作品かもしれない。

●14歳
思春期は爆発だ。そんな子どもを大人はどう受け止める?

●クライマーズ・ハイ
新聞社内の様子が面白かった。どこの組織もトップの意向に逆らえない。権力の番人であるべき新聞社もしかり。ただし、社長の圧力に始まって、人的、経済的に様々な制約がありながら、「ニューヨーク・タイムズも地方紙だ」だといってスクープを狙う意気込みは買いたい。

●潜水服は蝶の夢を見る
ひょうひょうとしたユーモアが良い。

●迷子の警察音楽隊
エジプトの音楽隊がイスラエルに招かれ演奏する。「たいしたことはなかった」というナレーションが可笑しい。忘れられるような演奏でも、迷子になったときの出会いは双方にとって一生の思い出だろう。

●インクレディブル・ハルク
ノートン頑張る。脚本に穴あり。

●カンフー・パンダ
とても面白い。父と子の物語でもある。悪役がものすごく強くて迫力があった。

●崖の上のポニョ
ヒットしすぎ〜(笑)。

●ダークナイト
「黒騎士」とわかった後も、つい「暗夜」と思ってしまう罪なタイトル。ヒース・レジャー渾身の演技をみせてもらったし、前作に引き続きゲイリー・オールドマンに拍手。面白いことは確かなんだけど、なぜか好きになれない。

●河童のクゥと夏休み
礼儀正しい河童、ばんざい。クゥの心の叫びが天に通じた、ばんざい。沖縄、バンザイ!

●ドラゴン・キングダム
ジェット・リーとジャッキー・チェンが戦うシーン、カッコよかった。たっぷり見せてもらって嬉しかった。また、二人にそれぞれ二役をやらせていたのも、カンフー・スターとしてだけではなく、長年第一線で活躍してきた俳優(演技者)としてもリスペクトされているようで嬉しかった。

●アズールとアスマール
美しい〜!ミッシェル・オスロ監督としては『キリクと魔女』の話の面白さには及んでないと思うが、絵の美しさだけでも、又見たいと思う。

●魔性の夏 四谷怪談より
豪華キャスト!登場人物が"がなる"ので疲れてしまった。

●丘を越えて
菊池寛を知らないので理解できなかったみたい。でも、それなりに楽しかった。西島秀俊が出てるし〜(回し蹴り〜)。

●ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
皇帝が兵馬俑みたいな焼き物になったお話が面白かった。

●デトロイト・メタル・シティ
ギンギン・デスメタルのあのお方が、くねくね兄ちゃん(松山ケンイチ)とは(笑)。ファンや女社長(松雪泰子)にも笑わせてもらった。古里の母(宮崎美子)との遣り取りにはホロリとさせられた。

●ハンコック
嫌われ者ヒーローが新鮮で面白かったが、後半の展開は無理矢理な感じがして興ざめだった。

●20世紀少年 第一章
指先につけて擦ると煙の出る紙とか懐かしいものがいっぱい。スケールの大きい話に映像がついていっておらず、後半興ざめ。第二章に期待。

●ウォンテッド
大渓谷に列車転落は『カサンドラ・クロス』を、「お前の父親だ」ってそれは・・・・『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』を思い出さずにいられない(^o^)。

●おくりびと
モックンのおむつ。広末のパンツ。

●白い馬
美しい〜。アクション映画としても恋愛映画としてもイイねぇ。

●赤い風船
瑞々しい〜。映像詩と言うにふさわしいねぇ。

●イントゥ・ザ・ワイルド ハートマーク
若さへのレクイエム。浄化作用あり。

●光州5・18
明るい力作。

●次郎長三国志
正統派娯楽作。ちゃんといい絵を撮ろうとしている。

●私がクマにキレた理由
人間観察を博物館の蝋人形風にした映像が面白かった。哀しきマダムから自立した母への転身を演じたローラ・リニーがグー。

●宮廷画家ゴヤは見た
小市民ゴヤ。

●アイアンマン
近頃のハリウッドは、イスラム様々。

●イーグル・アイ
言ーなり・かい。

●イースタン・プロミス ハートマーク
哀愁。浪漫派。

●ブーリン家の姉妹
フェミニスト映画?

●容疑者Xの献身
生きる屍の石神(堤真一)に救いの女神(松雪泰子)。感動した(ToT)。しかし、ホームレスが犠牲になるのは後味悪し。思い返すと、どうしても気にかかる。せめて石神がホームレスの遺体に手を合わせるワンカットがあればと、うじうじ考える。ありましたっけ(^_^;?

●P.S.アイラヴユー ハートマーク
アイルランド〜。

●君のためなら千回でも
一所懸命作られていて好感が持てる作品だが、使用人の少年が出来すぎていて妙に不自然。その他の登場人物も西洋人ぽい感じがした。主人公の少年が大人になっても性格があまり変わってないところがよかった。

●胡同の理髪師
失われていく古き良きものを惜しみつつ讃える。最後に時計が止まったので、老理髪師が死んだかと思ったらさにあらず。愉快なフェイントだった。

●ハンサム★スーツ
ボロは着てても心は錦。ハンサム・スーツを着ても心が不細工なのはいけないよ。谷原章介、素晴らしい!中身は塚地武雅以外の何者でもなかった。

●天使の入江
ギャンブルに溺れなかった若者が女(ジャンヌ・モロー)に溺れそう。怖いですね、怖いですね。

●昼顔
娼館は性的コンプレックスを持つセブリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の妄想か。どうやらそうらしい。

●三重スパイ
美人で気立てもよくて色っぽい、いい奥さんだったなー。その奥さんが冤罪で・・・・という実話が基になったお話。

●ぐるりのこと。 ハートマーク
優しい。ユーモアがある。

●ホームレス中学生
人の温かさが身にしみる。笑える。池脇千鶴が色っぽすぎ。

●センター・オブ・ジ・アース
遊園地みたいにアトラクションいっぱいの地底探検。叔父と甥の関係もいい。『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』といい、アイルランドの地底には何かあるのか。

●レッド・クリフ
金城武の諸葛孔明、グー。趙雲、かっちょいー!一人一人の殺陣をクローズアップして歌舞伎みたい。後編が楽しみ。

●ハッピー・フライト
航空機や飛行場のこと、そこで働く人のことが、あれこれわかって面白かった。工具が足りないと探し回った整備士、人ごとながら胃がキリキリしそうになった。楽な仕事はないけれど、人の命が関わる仕事ほど大変なものはないと改めて思った。

●Xファイル 真実を求めて
超自然のパワーを信じるか、小児愛牧師の証言を疑うか。いろんなエピソードの裏にキリスト教の匂いをかぐ。

●GSワンダーランド
歌手やバンドは消耗品。商業主義の荒波に浮きつ沈みつしながら、「歌が好き」、「いいものを作ろう」という人たちも確かにいる。青春映画としても、不完全燃焼中年エレジーとしても、懐かしの6、70年代ものとしても面白い。武田真治が化けていたので、しばらく彼とはわからなかった。

●ブラインドネス
う〜ん(^_^;。お好きな人、ゴメンナサイ。リンク先の感想は読まない方が、私のためにもいいなぁ。

●おいしいコーヒーの真実
残念、人垣で字幕が読めず。

●羅生門
さすが黒澤。忘れているから初見のように楽しめた。

●さよなら。いつかわかること
母の不在。やはり海辺のシーンが泣ける。妹の無邪気さが微笑ましく、姉の気遣いが胸に堪える。異なる意見を持っていても兄弟は兄弟。人類、みな兄弟で戦争なしと行きたいものだ。ジョン・キューザックの父親ぶり、おみごと。

●私は貝になりたい
私は楽になりたい。

●K−20 怪人二十面相・伝
ちょー楽しい。ハリウッドに引けを取らないスケール感とアクション。ユーモアもあり、脇に至るまでキャラが立っている。格差社会を反映した内容に人情味をプラス。二十面相と令嬢の遣り取りも微笑ましく、ベリベリグー。

●実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 星マーク星マーク星マーク
リーダーにビジョンも指導力もないことの悲劇。

●地球が静止する日
宇宙人は待ってくれる。優しい・・・・。

●ホット・ファズ
『ウィッカーマン』を思い出す。

2009/2/22


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