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マイケル・ジャクソン THIS IS IT
ガラスの十代
監督:ケニー・オルテガ/アメリカ/2009年/111分

素晴らしい!カッコイイーーー!!!
手足が長くスタイルがよいので、シャープなダンスが更に美しく見える。(「手袋?」と思ったら生手だった。マイケルは手が大きい。手袋、いらんじゃん。)歌もリズムの取り方にバネがあるので、聴いていると自然と乗れる。「こんなに弾いてほしい」と言ってするベースの口まねがものすごくうまい。マイケルのヴォーカルは、楽器と同じと言われるのはこのことか。

それにしても、パフォーマンスで出力全開にするためか、普段はものすごい省エネだ。優しく小さな声で丁寧に話す。彼と接した人は「マイケルは天使だ」と皆言うそうだが、見ていると「そうかもしれない」と思う。だけど、天使だって怒りも悲しみも感じるわけで、普段そういった感情を表出させる機会が少ないゆえに、ステージ上で爆発させることができるのかもしれない。(無口な画家が絵筆を握るとキャンバス上で雄弁になるみたいな感じ。観客にどう見せたいのか又はどう見せるのかについては、流石プロ。「見せ方」に長けている。)

マイケルは、色んな経験をしている割に世間ズレしていないように見える。環境問題についても熱心で歌にもしているし、映画の中でも「皆で力を合わせて何とかしよう」という風なことを言っていたと思うけれど、まるで十代の若者が、少ない見聞の中で想像をふくらませ、過剰に反応しているような感じだ。このようなガラスの十代の感性では生きづらいと思う(身が持たないだろう)。
私のマイケル像は、実像にはほど遠いかもしれない。50歳のおじさんに10代の心。そう聞くと、困ったおじさんが目に浮かぶだろうけど、この映画のマイケルを見たら違和感なしと思ってもらえるんじゃないかな。

エンドクレジットの最後の曲は、マイケルがコンサートの最後に歌うことにしている曲だったと思う。ファンでもない私が嬉しかった(そしてやっぱり哀しかった)ので、ファンの気持ちはいかばかりか。心のこもったいい映画だと思った。

TOHOシネマズ高知8 2009/11/7
 
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