もどる インデックス すすむ

きまぐれ日記9月3日
手まねき猫

『顔』『ひかりのまち』


ただいま、大阪、東京などの都市圏で上映中の『顔』は、 今年の日本映画ベストワンとも噂され、観てきた人たちの おっしゃることには、噂どおりの傑作やということで、 地方の映画ファンとしては、観たい思いがつのります。
お話は、自閉症気味の女性が、母の死をきっかけに妹を殺して 逃げるというもので、ロードムービー+アイデンティティの 獲得みたいな映画かなあ?
監督は『どついたるねん』『傷だらけの天使』の阪本順治。 主演は藤山直美(お父さんの藤山寛美にそっくり)。
上映してくれるとしたら、MOVIE JUNKYかな? シネマ・サンライズかな? 『あ、春』と2本立てだったら、もうサイコー!!!です。

もう1本、手招きしすぎて腱鞘炎になりそうなのが、 『ひかりのまち』。
わたくしの信奉する映画監督の一人、冬ボトムもとい、 マイケル・ウィンターボトムの最新作です。彼はどの作 品でも厳しい現実の中で、けなげにあるいはエキセントリックに、 はたまた戸惑いながらも確かに生きつづける人々を描いています。
これまでの作品は、 『GO NOW』『日蔭のふたり』『バタフライ・キス』 『ウェルカム・トゥ・サラエボ』『アイ・ウォント・ユー』。 (感動しすぎて、そのどれもパンフレットを買ってないのが悔 やまれます。ぼーっとしている間に、売り場を通り過ぎて いるらしい。)
彼自身が書いた脚本ではないというのが不思議なくらい、 「生きぬく人々」というモチーフで統一されていると思うの ですが、いかがですか?
さて、『ひかりのまち』は、ロンドンの市井の人々が、それぞれに 悩みや孤独を抱えながら、やはり日常を生きぬく様子が描かれて いるのではないかと期待していますが、高知でも上映される でしょうか???
自主上映グループの皆さんの中には、冬ボトム信者が 少なからずおいでるようで、これまでの彼の作品は、 もれなく上映されていますので、もうもう期待は最大級で ございます。


もどる インデックス すすむ
ホームへ