まるでフランス映画そのもののような写真展でした。登場人物の顔は、みんな俳優みたい。パリへやってきた若者が、魅惑的な女性に恋をして、振られて祖国へ帰っていくというお話。女たらしの優男も出てきます。殺傷沙汰(?)もあります。 この物語になっているキャプションは、エルスケンが書いたものだと思いますが、彼の想像なのか事実なのか。撮った写真が物語のようだから、それ風のキャプションをつけたのか。いずれにしても、パリならでは。なんか、青春でした。
気に入った写真が絵葉書になっていたら買ったのですが、絵葉書の販売はなし。写真集が売られていましたが、買いませんでした。 そんなわけで、「セーヌ左岸の恋」の写真は入手しておりません。うえの写真は、チラシ(エルスケンの肖像)です。なかなかカッコいい人ですね。
エド・ヴァン・デル・エルスケン Ed van der Elsken (1925-1990)