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昨年11月に東京国立博物館で観てきた「北斎展」の感想を今ごろアップです。もう、ごくごく簡単に。
「北斎ってば、印象派」と思ってしまいました。応挙と比較すると、ますます印象派と思えるの。どうしてかな〜?作者の個性が絵によく出ているからかな〜?なんか温もりのある人間的な絵なのです。一番下の美人画なんて、とても人間らしいです。 うえの2枚の絵を見比べると面白いでしょう。題材がほぼ同じですが、富士山がない方が若いときの絵です。北斎も人の子。最初から上手かったわけではないのね。どんどん描いて、どんどん上手くなったのでしょう。(絵とは言っていますが、もちろん版画です。) 版画の展覧会は、気をつけた方がいいです。小さい作品が多いうえに、細密に描かれているので、近くに寄って観なければなりません。北斎なんて有名どころになるともう大変です。もっともお客さんが少ないという金曜夜に行っても、行列が二重でした。混んでいるときは四重だそうです。四重(四列目)ではおそらく版画は観れないだろうと思います。 そうそう、「すごい」と思ったのが、色刷りではなく、型押しによる凹凸によって波や花を表現していること。もしかして、色刷りが抜けただけかしら(汗)。 2006/4/24 up |
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