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■ベスト・キャラクター>2001年の結果発表
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シーモア『ゴースト・ワールド』


 
2001年のベストキャラクターに応募してくださった皆さん、本当にありがとうございます。おかげさまで、昨年より投票数が増え、目標の10票まであと一歩というところまできました!(おしかった(笑)。)
それになんといっても、今年はベストワンのキャラクターが一人決まりかけました。下記の投票コメントをお読みいただくとわかると思いますが、『ゴースト・ワールド』のシーモア(スティーブン・ブシェミ)に2票入りかけていたのです。(おしかった(笑)。)というわけで、シーモアは幻のベストワンになったので、うえの肖像はちょっと影が薄いです(笑)。
この調子で来年もベストキャラクターを募集しますので、今回投票された方、されなかった方、いずれの皆さまもどうぞよろしく。
2002年も皆々さまが「これぞ、私のお気に入り!」というキャラクターに出会えますように!
 


お名前 映画館主・F さん
キャラクター ウィレム・デフォーの捜査官(役名:スメッカー)
『処刑人』
選んだ理由 最初は冷徹なプロの目で、主人公の必殺仕置人みたいな「処刑人」2人組を追っていたのが、そのうち彼らの手口に惚れ惚れしてきて常軌を逸してくる。彼らの犯行を現場で追体験するうちだんだんエキサイト。クールな物腰にスーツ姿もピシッと決めた、スタイリッシュとダンディズムの極みみたいなこの男が、彼らの犯行の様子を再現しているうちに、汗ダラダラでよだれツバ飛ばし、ワイシャツまでハミ出しながらも大コーフン! そのうち彼らの犯行の主旨にまで賛同し始めて手助けに乗り出すのだが、その時のいでたちが鮮やかな女装とくる徹底ぶり! これはデフォーのベスト・アクトだし、何より今年一番際だったキャラだと断言できます!
お礼コメント DVDで観ました!私はヴィジュアル系兄弟もかなり気に入りましたが、何と言ってもスメッカー捜査官ですね!この捜査官は、頭がよくてユーモアもあってスタイルがよくてカッコイイです。歩き方とかタバコを持つ指先が実にエレガントですし。それからこれを外してはいけないと思うのですが、大変まじめな人です。まじめさを極めるとああなるんですね〜(笑)。Fさんがおっしゃるとおり、際だったキャラだし、まじめさゆえに愛すべきキャラでもあると思います。




お名前 ヤマ さん
キャラクター 親父をやったトン・ルゥジュン
『山の郵便配達』(那山 那人 那狗)
選んだ理由 世のほとんど総ての父親が手に入れられない喜びに浸る幸福なときを得る、親父泣かせのファンタジーを味わい深い表情と身のこなしで見事に演じていましたね。
あの、勧進帳のごとく盲目の老婆に都会に出た息子からの手紙を読んでやる役割を自分の息子に託すときの誇りと自負に輝く表情やら、息子が幼いときにも滅多に味わえなかったであろう一つ寝の夜具のなかで、眠る息子が足を絡めてきたときの幸福感に満ちた笑顔など、たまりませんでしたよ。
お礼コメント あのお父さんの魅力は、まさに「味わい深い表情と身のこなし」ですね。実に奥ゆかしい人です。奥ゆかしさの中にある「誇り」は、本物の「誇り」ですね。それにめちゃめちゃチャーミングじゃないですか?恥ずかしいからといって怪我をしたのを黙っているのって。心配をかけたくないというのもあったのでしょうが。
出世街道を外れ長年こつこつと働いて職を離れる感慨と、息子との引継ぎの旅で味わう幸福感。おすそ分けしてもらって、本当にしみじみとよい心持でありました。




お名前 ヤマ さん
キャラクター 美奈子(天海祐希)
『連弾』
選んだ理由 天海祐希が持てる個性を初めて開花させたようにさえ思える快演だった。
ぱわーをください、わ〜たしに。
ぱわー!ぱわー!
お礼コメント ぱわー!ぱわー!って観てないんですよね〜(笑)。天海祐希の個性といえば、竹を割ったようなさっぱり系だと思いますが、それにお笑いが入っているんですね?ぱわー!ぱわー!ということは(笑)。
うじうじ系の竹中直人との夫婦役、いい組み合わせだったのでしょうか?




お名前 篠田 さん
キャラクター アメリ(オドレイ・トトゥ)
『アメリ』
選んだ理由 「トラフィック」のデルトロや「ゴーストワールド」のブシューミも印象に残ってるんですが2001年を代表するキャラクターということでいえばこれがいいかなあと。
当初この役をエミリー・ワトソンが演じる予定だったってのも見終わった後だとオドレイ・トトゥで結果的には良かったというか(笑)
普段可愛いものとかおしゃれなものとか見ていいなって思うことが少ないんですがこれは素直に認めてもいいなって気になれたんで。
お礼コメント 『アメリ』は好評につき上映館を増やすそうですが、こちらでは上映されてないのですよ(涙)。エミリー・ワトソンということで、どんなキャラか少し想像がつくような気もするのですが、それだと可愛くておしゃれでも「いいな」とは思えなかったかも。ってエミリー・ワトソンに失礼ですか(^_^;。ともあれ、2001年を代表するキャラクターといわれると、2002年に一番会いたいキャラクターになりますね!




お名前 ほーく さん
キャラクター クリスチャン・ベール扮するサイコ君
『アメリカン・サイコ』
選んだ理由 あっちの世界から帰ってこれたのだろうか?彼は。
お礼コメント いや〜、彼があっちの世界から帰ってくるより、私たちが行く方が簡単ですよ(笑)。あれ?「私たちが」じゃなくて「私が」かな(^_^;。なんせ、ワタクシ彼のように空疎で、そのくせストレスがたまって爆発寸前です。唯一の救いは、彼のような体力がないこと(笑)。とてもあんなこと出来ません。それにしても、ちょっと笑えるところが珍しいキャラクターでしたね。




お名前 シューテツ さん
キャラクター スティーブ・ブシェミ(シーモア)
『ゴースト・ワールド』
選んだ理由 ブシェミの役柄って情けないダメ親父とか変人、オタクタイプっていうのが殆どで、この作品でもいつもと同様の役柄であるのだけれど、今回は一味も二味も味わい深く演じていたように思えます。ダサいのだけれど何故かカッコイイとも思えるのです。
お礼コメント シーモアに入れてくださって嬉しいです!私は今年に入って観たので、2001年のベストキャラに入れたくても入れられないんですよね。
本当に味わい深いキャラで、オタクなんだけど普通の人で。人生に(というか女性に?)諦めがあるのだけれど、捨て鉢になっているわけではない、ささやかに咲いている野辺の花という感じです。それにしても、コルセットとか病院服が似合うのは、ブシェミならではと思いませんか(^m^)。




お名前 ガビー さん
キャラクター 主人公フランクの飲んだくれの父親マラキ(ロバート・カーライル)
『アンジェラの灰』
選んだ理由 ダメで情けない父親を演じると、ロバート・カーライルはぴったりはまる。それでいて、人間的な愛着のわく人物。「アンジェラの灰」というタイトルでありながら、映画でウエイトの置かれているのは、母親よりも父親マラキの方だった。仕事は続かないし、少し働いても全部飲んでしまう父親は、一家にとっては困りものだが、プライドだけは高いマラキは、そんな自分に対する自己嫌悪や自己憐憫からついつい酒に走ってしまう。同じアルコール依存症でも、自己嫌悪を自分では容認できずに、「ニル・バイ・マウス」の親父のようにドメスティック・バイオレンスに走る人間には共感できないが、マラキはただ酔ってくだを巻くだけだから許せる。母親に頼まれて、マラキを酒場まで迎えに行ったフランクも、父親の飲まずにはいられない気持ちが何となくわかるので、連れ帰ることができない。マラキのように、人間的な弱点をかかえ、それをあからさまに晒しながら生きている人物を見ると、何だか安心できる。
お礼コメント 『アンジェラの灰』の父親は、なんとも困ったお父さんでしたが、それでも子供はお父さんが好きでしたよね。もちろん、嫌だと思ったこともあるだろうし、特にお酒の入ったときの父親のようにはなるまいぞと思ったことでしょう。このお父さんは子ともたちを捨てたわけだけど、子供はお父さんを決して断罪しない。むしろ、子供を背負いきれなかった弱い人、ロンドンでどうしているのかな〜と心配しているくらいなもので(笑)。断罪されたら居たたまれないですが、そういう風には描かれていないですよね。だから、こんなお父さんがいることに何だか安心できるのではないでしょうか。




お名前 みわ さん
キャラクター 藤山直美演ずる、吉村さん。
『顔』
選んだ理由 ドスドス、ノッシノッシとゴジラのように歩く姿が面白かったです。外の世界に飛び出してからも、たくましく生き抜いて行く姿がとても印象に残ってます。
強烈なキャラクターは他にもいくつかありましたが、やっぱり一番はこの人だなと、やっと決めました。
あと、閉じこもりがちなところが、他人とは思えなくて親近感を持ちました。
お礼コメント 『顔』の藤山直美、すごかったですね!やっぱ、怪獣だと思いました?(笑)
私も思いました。哀しくて少し滑稽で、だんだんたくましくなっていくけど、したたかにはならず、あいかわらすどんくさいと言ってもいいかもしれないけれど、好きな人に告白して「さらばじゃ!」といえる輝かしさ(涙)。この地に足のつき具合は、とても真似できません。ラスト、彼女は逃げているんじゃなくて、生きることに立ち向かっていくんですね。がんばれー!とエールを送らずにはいられないラストでした。




お名前 お茶屋
キャラクター 安倍清明
『陰陽師』
選んだ理由 『13デイズ』のロバート・ケネディの小粒でかわいいところ、『ペイ・フォワード』の先生(ケビン・スペイシー)の皮肉で弱さをカバーしているところ、『ギター弾きの恋』のギター弾きのすべて、『ジュラシックパークIII』のサム・ニールの弟子の若気の至り、『GO』のジョンイルのすべて、『ムーラン・ルージュ!』のクリスチャン(ユアン・マクレガー)のかわいらしさ、『シュレック』の趣味のよさ、『スパイ・ゲーム』のネイサン(ロバート・レッドフォード)のポーカーフェイスぶり、いずれも好きですが、もう一度お目にかかりたいのは安倍清明(野村萬斎)です。あの笑い方、身のこなし、肝の据わりっぷりは気持ちがいいです。常に目の裏でものを考えている理知的な姿とはうらはらに、無垢な藤原博雅への思い入れはたっぷり。また会える日を楽しみにしています。
お礼コメント う〜ん、みごとに男性キャラばかりですね〜(笑)。


投票順
2002/02/09


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