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■ひきだしバレエ(ダンス)覚書>第11回世界バレエフェスティバル(2006)
 

楽しかったです〜(^o^)。と言っても1年5ヶ月前の公演ですから、記憶に残っていない踊りもあるわけでして(汗)。それは自然と短文になります。短文でもブラボーと書いているものは、ちゃんと記憶にありますので「言葉にできない」と思っていただければ幸いです。(プログラムは、下の表をご覧くださいませ。)

●ラ・ファヴォリータ
ユニゾンの部分が多くて、二人の踊りがそろっていて綺麗でした。特に女性ダンサーが上手。足が太く見えたのは気のせいなか?好感が持てる踊りで、ルシンダ・ダンの名前を覚えました。(覚えやすいし〜。)

●「7月3日新しい日、新しい人生」
う〜ん、能か太極拳か・・・・(^_^;。もっとニコラを動かしてほしかったな〜。三つか四つのパートで構成されていましたが、バラバラしたイメージで一つの作品としてのまとまりがなかったように思います。

●白雪姫
白い衣装がまぶしい!ロホちゃんの回転技が素晴らしかったです。

●椿姫(第3幕のパ・ド・ドゥ)
リアブコ、カッコイー!
初めて見るダンサーかと思ったら、前回のフェスで見てたのね。>じぶん
前回は印象に残らなかったのですが、今回はバッチリ名前を覚えました。
このパ・ド・ドゥは、アルマンが拗ねているところにマルグリットが現れるので、マルグリットに「あなたとは別れる」と言われた後の出来事でしょう。アルマンは「なぜだ、なぜなんだー(怒)」、ヴィオレッタは「わかってちょうだい(苦悩)」とでも言っているみたいです。やがてアルマンの勢いに巻き込まれてマルグリットも感情が高ぶり、ドレスを脱ぎ捨て・・・・。18禁シーンになったのに、ちょっとビックリしつつも、「浪漫派だわ〜」とその暗い情熱に惹き込まれました。ドラマチックぅ。

●ロミオとジュリエット(バルコニーのパ・ド・ドゥ)
わーい、やっとセミオノワちゃんに会えましたー。細ーい。たおやかなジュリエットでした。つま先で立って後ろにツツツツツと下がるところが数回ありましたが、乙女の恥じらいと恋する喜びが感じられて可愛かったです。
フォーゲル君は荒削りでしたが、それがロミオを演じるに当たって最も大切な「若さ」に通じ、なかなかよかったです。
カーテンコールのとき、ご両人をグラスでチェックしました。二人とも可愛くて、とってもお似合い!若いっていいわね〜。

●エスメラルダ
上手でした〜。

●オネーギン(第1幕のパ・ド・ドゥ)
バランキエヴィッチって、スッキリ爽やかな踊りがよいですよね〜(^_^)。前回のフェスで一目で好きになりましたの(うふふ)。
ところが、このオネーギン、ちょっと怖かったです〜〜。というのも、技の切れがよすぎるのか、コジョカルが小さくて軽いからなのか、放り投げたり振り回したり、すごかったです(ひえ〜)。
この場面は、オネーギンに一目惚れしたタチアナが、憧れの彼と踊る夢を見るというもの。乙女が夢見るシーンですから、もうちょっとスイートな感じがよいと思うのですが、まあ、ちょっとM気のあるタチアナなのかもしれないと思うことにしました。

●ジュエルズ(ダイヤモンド)
長身のお二人さん、バーンと舞台栄えします。舞台が狭く見えるもの。
バランシンは好きなのですが、不覚にも眠ってしまいました(残念)。

●白鳥の湖(黒鳥のパ・ド・ドゥ)
ドヴォロヴェンコは、2004年にマクミランの「ロミオとジュリエット」(バルコニーの場面)を踊るのを見て一目惚れしたダンサーです。妖艶とはこのこと。この黒鳥の色香に王子が迷うのは道理というものです。

●扉は必ず・・・
ブラボー!倦怠愛人同士艶笑活動絵巻。オレリーとルグリは本当によいコンビです。キリアンて面白い振付ですね。ダンスで笑いを取る!いいですね。ギーギギ、カリカリ、音楽も面白かったです。

●眠れる森の美女
上手でした。でも、休憩してしまいました。

●コンティニュウム
面白いポーズの切り紙が動いているよう。

●ライモンダ
姉御にかしずく素直なボク。メルクーリエフ、見れてよかったー。

●春の声
水上を軽快にステップ!淡いピンクか、萌黄色かという感じ。パステル調の色彩が舞台に広がり、まさに春!
コボーのリフトでコジョカルが舞台を対角線上に渡り跳ぶのが、水の上を歩いているようでステキでした。このように重力を感じさないところがバレエのよいところであり、別世界へ連れて行ってくれるのです。

●カルメン
う〜ん、すみません。私はプティの振付と相性がよくないみたいです。

●TWO
ブラボー!ギエムは強すぎてあまり好きなダンサーではないのに、いつもやってくれます(脱帽)。
真っ暗な舞台に手首から先が白く浮かび上がったかと思うと消え、また浮かび上がっては消えます。長方形の箱の四方八方から、光の中に浮かんでは消える白い手首。この辺は、「暗いからよく見えなーい。もっと明るくしてよー。」という感じで見ていたのですが、浮かび上がる部分が腕、肩と広がるにつれて動きも激しくなり、どんどん惹き込まれました。いつの間にか一坪四方に照明が当たり、ギエム浮上。暗闇に浮かんだギエムは、跳躍も回転もなし。一坪四方から外に出ることはなく、闇を切るように、光をまとうように腕を動かします。研ぎ澄まされた動きに無駄がなく、美しいー。ギエム、あなたは何者だ!

●ベジャールさんとの出会い
私はベジャールの振付とは相性がいいみたい。それにジル・ロマンて本当によいダンサーだと思います。彼の踊りも好きだわ〜。しかし、カーテンコールでも笑わぬロマン。疲れているのか愛想がないのか。なぜでしょー?(力を出し切ってお疲れなのだと思います。まさか踊りが苦行というわけではないですよね・・・・。昨年はベジャールさんとの別れがあったわけですが、悲しいだろうなぁ。)

●マノン(沼地のパ・ド・ドゥ)
このヴィシニョーワとマラーホフは素晴らしかったようで、感想詣でをしても絶賛が多かったように思いますが、悲しいかな私は乗れなかったのです(涙)。あまりにも凄いものを見てしまって置いてきぼりをくうことがありませんか?どうやら、それのようです。二人の役への入れ込みようは伝わってきたのですが、返って引いてしまったみたい。悔しいし残念です。

●ドン・キホーテ
ブラボー。なななな、なんという長いバランス!片足を高く上げての爪先立ち。サポートなし。いったいいつまでキープするのか。何秒音楽が止まっているのか。何度やっても微動だにしません。これは否が応でも盛り上がります。私も大興奮いたしました。しかも、技巧のみに走ってロボットみたいになることがなく、美しさも保てているのです。恐るべし、ヴィエングセイ・ヴァルデス(キューバ人)。フェスティバルのおおとりはドン・キホーテと決めている佐々木プロデューサー、大正解だと思いました。

2008/1/3
   
■第11回世界バレエフェスティバル
2006年8月5日(土)15:00〜19:30【プログラムA】東京文化会館
指揮:アレクサンドル・ソトニコフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/ピアノ:高岸浩子
■第1部
ルシンダ・ダン
マシュー・ローレンス
「ラ・ファヴォリータ」 振付:ペタル・ミラー=アッシュモール
音楽:ガエターノ・ドニゼッティ
ニコラ・ル・リッシュ 「7月3日 新しい日、新しい人生」(世界初演) 振付:ジェレミー・ベランガール
音楽:エイフェックス・ツイン
タマラ・ロホ
イナキ・ウルレザーガ
「白雪姫」 振付:リカルド・クエ
音楽:エミリオ・アラゴン
ジョエル・ブーローニュ
アレクサンドル・リアブコ
「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
■第2部
ポリーナ・セミオノワ
フリーデマン・フォーゲル
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・クランコ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
レティシア・オリヴェイラ
ズデネク・コンヴァリーナ
「エスメラルダ」 振付:マリウス・プティパ
音楽:チェーザレ・プーニ
アリーナ・コジョカル
フィリップ・バランキエヴィッチ
「オネーギン」より第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・クランコ
音楽:チャイコフスキー 編曲:シュトルツェ
アニエス・ルテステュ
ジョゼ・マルティネス
「ジュエルズ」より"ダイヤモンド" 振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ
ホセ・カレーニョ
「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ 振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
■第3部
オレリー・デュポン
マニュエル・ルグリ
「扉は必ず・・・」 振付:イリ・キリアン
音楽:ダーク・ハウブリッヒ(クープランに基づく)
マイヤ・マッカテリ
デヴィッド・マッカテリ
「眠れる森の美女」 振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
ルシンダ・ダン
マシュー・ローレンス
「コンティニュウム」 振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジェルジ・リゲティ
アリーナ・コジョカル
ヨハン・コボー
「春の声」 振付:フレデリック・アシュトン
音楽:ヨハン・シュトラウス
■第4部
アレッサンドラ・フェリ
リバート・テューズリー
「カルメン」 振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー
シルヴィ・ギエム 「TWO」 振付:ラッセル・マリファント
音楽:アンディ・カウトン
ジル・ロマン
那須野圭右 長瀬直義
「ベジャールさんとの出会い」(世界初演) 振付:モーリス・ベジャール
音楽:グルック/ショパン/アルゼンチン・タンゴ/アンリ
ディアナ・ヴィシニョーワ
ウラジーミル・マラーホフ
「マノン」より沼地のパ・ド・ドゥ 振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
ヴィエングセイ・ヴァルデス
ロメル・フロメタ
「ドン・キホーテ」 振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス


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