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■ひきだし>バレエ(ダンス)覚書>キーロフ・バレエ(2006) |
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どうもワタクシ、ロシア系が好きみたい。演目及びキャスト等は、下の表をご覧ください。 「海賊」の感想は、以前、ブログに書いたものの再掲です。今回は、「白鳥の湖」についての感想を書きました。 |
●海賊 実は3年前に見て好きになったメルクーリエフとオブラスツォーワの成長を楽しみに、早々とチケット購入をしていたのですが、メルクーリエフはボリショイへ移籍しちゃってガックリ。3年前はザハロワが日本公演前にやはりボリショイへ移籍していましたよね。ダンサーの移籍は、よくあるってことを学びました。 しかーし、さすがはマリインスキーなのです。若手ダンサーが雨後のタケノコのようにニョキニョキと。またしてもお気に入りのダンサーが現れましたよ!
ウラジミル・シクリャローフ、軽くて柔らかい踊りで好みです〜〜!スタイルもいいし、お顔も可愛い。「海賊」のランケデムには、若すぎ可愛すぎだわ〜〜と喜んで見ていました。ランケデムの踊りの見せ場は少ないんだけど、マイムもなかなかに美しかったです。(背中の反り具合がよい!)それに、ランケデムのコミカルなキャラもちゃんと表現できていたし、演技力もあるのではないでしょうか。
メドーラ役のアリーナ・ソーモワは、足がきれいでザハロワみたい(な足)と思いました。(が、よく見たら女性も男性も長くて細くて皆きれいな足でした。本当に皆スタイルがよくて、踊りも上手ですよね〜。レベルが高いです。←「白鳥の湖」を見て思いました。)
「海賊」ってお話はつまらなくて、アメリカン・バレエ・シアターのDVDでもマラーホフの踊るところと、バ・ド・トロワを除いて1回しか見てないのです。
続く奴隷売り場の美術は、もー、ロシア〜って感じで、私は笑いが込み上げてきましたよ(笑)。 パリ・オペラ座の舞台美術や衣装は、色彩などの統一感があり、洗練された感じなのですが、マリインスキーは土着的というか野暮ったい大らかさを感じます。DVDで観るとゴチャゴチャしているのですが、生で観ると不思議と美しくて「ババーン!」と迫ってきて、なんだか嬉しくなりました。(だから、笑いが込み上げてきたんだと思います。) 三幕のハーレムの孔雀の羽の背景もババーン!としていて緑が美しく、そして、孔雀の羽に換わってエメラルドの噴水がドババババ!とあがったときには「おお!」と私は驚いたのですが、観客席にどよめきはあがらず(寂)。もう心の中で「今、どよめきがあがりましたっ」と勝手に実況中継して、一人盛り上がっておりました。
で、踊りです。
それになにより、エロティックなのが売りじゃないですかねぇ、「海賊」は。
また、この市場にメドーラだっけギュリナーラだっけ、ベールを被って登場するのですが、頭からかぶって胴にグルグル巻いているものだから、ランケデムがベールを取るとき、「着物の帯を解く→娘さんが『あ〜れ〜』とクルクル回る」のを思い出しました。
1856年が初演だそうで、改訂を重ねながら今日まで上演されてきたという「海賊」。私にはエロティック・バレエに見えますな(^o^)。150年前から男性観客の支持を得て来たのではないでしょーか(?)。 2006/12/14 |
●白鳥の湖
2006年12月に観たバレエの感想を1年10ヶ月ぶりに書こうとしております(汗)。
ヴィシニョーワとコールプのペアは、この公演の前にも日本で踊っていて、異色の「白鳥の湖」と噂になっていたので、とても楽しみにしていたのですが、観てみたらそれほど異色ではありませんでした。おおかたの評判も今回は異色ではなかったとのことで、やはり舞台は一期一会。同じペアでも時が異なると舞台の内容も異なるというあたりまえの事実の前に、ちと残念な思いをしました。
テリョーシキナと踊ったサラファーノフは、顔が高田みづえ(「硝子坂」を歌ったアイドル)でした。多分小顔だとは思いますが、手足が細いので相対的に頭が大きく見えます。でもって童顔ですから、少年のような王子でした。チャキチャキの姉さんオデットと少年王子は、なかなかお似合いだったと思います。 実はワタクシ、ロパートキナと踊るはずだったコルスンツェフを自分でも知らないうちにとても楽しみにしていたようで、怪我での降板は非常に残念でした。観ている間は、コルスンツェフが踊っているものと思い、「2003年より自信にあふれ立派になったな〜。でも、なんか、偉そう。以前の控えめな王子がよかったなぁ。いや〜、前の王子が好きだったんだわ。失ってわかる大切さ。」などとつぶやいていたのです(笑)。まあ、別人とわかってホッといたしました。
スペインを踊ったアレクサンドル・セルゲーエフ、かっこよかった−!2003年のメルクーリエフといい、スペインはいいですねぇ。 2008/9/14 |
■「海賊」プロローグ、全3幕、そして、エピローグ 音楽:アドルフ・アダン/チェーザレ・プーニ/レオ・ドリーブ/リッカルド・ドリゴ/パーヴェル・オリデンブルクスキー|台本:アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ/ジョゼフ・マジリエ|振付:ピョートル・グーセフ|装置:テイムラス・ムルヴァニーゼ|衣裳:ガリーナ・ソロヴィヨーワ|指揮:アレクサンドル・ボリャニチコ|演奏:マリインスキー歌劇場管弦楽団 東京文化会館(上野) |
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登場人物 | 12月7日(木)夜 | |
コンラッド | ミハイル・ロブーヒン | |
メドーラ | アリーナ・ソーモワ | |
ギュリナーラ | オレシア・ノーヴィコワ | |
ランケデム | ウラジーミル・シクリャローフ | |
ビルバント | ドミートリー・プィハチョーフ | |
アリ | イーゴリ・ゼレンスキー | |
セイード・パシャ | ウラジーミル・ポノマリョーフ | |
フォルバン | ガリーナ・ラフマーノワ/エレーナ・バジェーノワ/リーラ・フスラーモワ/イスロム・バイムラードフ/アンドレイ・ヤーコヴレフ | |
オダリスク | スヴェトラーナ・イワノーワ/ダリア・スホルーコワ/エカテリーナ・オスモールキナ | |
アルジェリアの踊り | エレーナ・バジェーノワ | |
パレスチナの踊り | ポリーナ・ラッサーディナ |
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■「白鳥の湖」3幕4場 音楽:ピョートル・チャイコフスキー|台本:ウラジーミル・ベギチェフ/ワシーリー・ゲリツェル|原振付:マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ|改訂振付:コンスタンチン・セルゲーエフ|装置:イーゴリ・イワーノフ|衣裳:ガリーナ・ソロヴィヨーワ|指揮:アレクサンドル・ポリャニチコ|演奏:マリインスキー歌劇場管弦楽団 東京文化会館(上野) |
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登場人物 | 12月8日(金)夜 | 12月9日(土)夜 | 12月10日(日)昼 |
オデット/オディール | ウリヤーナ・ロパートキナ | ディアナ・ヴィシニョーワ | ヴィクトリア・テリョーシキナ |
ジークフリート王子 | エフゲニー・イワンチェンコ | イーゴリー・コールプ | レオニード・サラファーノフ |
王妃 | エレーナ・バジェーノワ | ||
家庭教師 | ピョートル・スタシューナス | ||
道化 | アンドレイ・イワーノフ | ||
悪魔ロットバルト | マキシム・チャシチェゴーロフ | ||
王子の友人たち | ダリア・スホルーコワ エカテリーナ・オスモールキナ ウラジーミル・シクリャローフ |
ダリア・スホルーコワ オレシア・ノーヴィコワ ウラジーミル・シクリャローフ |
ダリア・スホルーコワ オレシア・ノーヴィコワ マキシム・ジュージン |
小さな白鳥 | ワレーリア・マルトゥイニュク オレシア・ノーヴィコワ エレーナ・ワシュコーヴィチ イリーナ・ゴールプ |
ヤナ・セーリナ オレシア・ノーヴィコワ エレーナ・ワシュコーヴィチ イリーナ・ゴールプ |
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大きな白鳥 | エカテリーナ・オスモールキナ クセーニャ・オストレイコーフスカヤ アリーナ・ソーモワ エカテリーナ・コンダウーロワ |
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二羽の白鳥 | エカテリーナ・オスモールキナ クセーニャ・オストレイコーフスカヤ |
ダリア・スホルーコワ クセーニャ・オストレイコーフスカヤ |
エカテリーナ・オスモールキナ クセーニャ・オストレイコーフスカヤ |
スペインの踊り | ガリーナ・ラフマーノワ リーラ・フスラーモワ イスロム・バイムラードフ アレクサンドル・セルゲーエフ |
ガリーナ・ラフマーノワ ジ・ヤン・リュウ イスロム・バイムラードフ アレクサンドル・セルゲーエフ |
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ナポリの踊り | ヤナ・セーリナ マクシム・フレプトフ |
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ハンガリーの踊り | クセーニャ・ドゥブロヴィナ カレン・イワンニシャン |
ポリーナ・ラッサーディナ カレン・イワンニシャン |
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マズルカ | スヴェトラーナ・フレプトーワ/イリーナ・プロコフィエヴァ/オリガ・バリンスカヤ/ガリーナ・ラフマーノワ/アレクサンドル・クリーモフ/アンドレイ・ヤーコヴレフ/フョードル・ロプホーフ/ニコライ・ナウーモフ |
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