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■ひきだしバレエ(ダンス)覚書>ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」(2008)


マリインスキーの「白鳥の湖」は何度か観ているけれどボリショイは初めてだった。配役は下の表をご覧ください。

●ザハロワ
容姿が美しい。もちろん踊りも美しい。でも、オデットは美しいだけではいけないみたい。オデットって難役なのかもしれない。これだけ美しいオデットを見せてもらって、感慨がないのに驚いた。会場は嵐のような拍手。私の感覚がおかしいのかな?

●アレクサンドロワ
とてもよかった。オデットもオディールもパワーがあった。オデットは、このうえなくたおやかだった。パワーは「芯」とか「凛」という言葉に換えるべきかもしれない。

●岩田守弘
「明るい小川」では浮いていたけれど、オンリーワンの道化師の役はピッタリ。何の違和感もなく、場に溶け込んでいた。もちろん、踊りも素晴らしかった。「道化は岩田に任せなさい!」と思った。

●シュピレフスキー
う〜ん、王子もロットバルトもイマイチだった。男前なのに〜。踊りも演技力も残念。精進あるのみだ。

2011/9/3 up
 
■「白鳥の湖」2幕4場

音楽:チャイコフスキー|台本・改訂振付・制作:ユーリー・グリゴローヴィチ|原振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー|美術:シモン・ヴィルサラーゼ|音楽監督・共同制作:パーヴェル・ソローキン|照明:ミハイル・ソロコフ|指揮:パーヴェル・クリニチェフ|演奏:ボリショイ劇場管弦楽団
12月5日(金)、6日(土)東京文化会館
登場人物 12月5日(金) 12月6日(土)
オデット/オディール スヴェトラーナ・ザハロワ マリーヤ・アレクサンドロワ
王妃 マリーヤ・イスプラトフスカヤ
ジークフリート王子 アンドレイ・ウヴァーロフ アルテム・シュピレフスキー
ロットバルト アルテム・シュピレフスキー パーヴェル・ドミトリチェンコ
家庭教師 アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化 岩田守弘 ヴァチェスラフ・ロパーティン
王子の友人たち アンナ・ニクーリナ
エカテリーナ・クリサノワ
アンナ・ニクーリナ
アナスタシヤ・ゴリャーチェワ
儀典長 アレクサンドル・ファジェーチェフ
ハンガリーの王女 ネッリ・コバヒーゼ
ロシアの王女 オリガ・ステブレツォーワ
スペインの王女 アナスタシア・メシコーワ
ナポリの王女 アナスタシア・ゴリャチェーワ
ポーランドの王女 エカテリーナ・シプーリナ
3羽の白鳥 ネッリ・コバヒーゼ
ユーリヤ・グレベンシチコワ
ビクトリア・オーシポワ
4羽の白鳥 チナラ・アリザデ
スヴェトラーナ・グネードワ
スベトラーナ・パヴロワ
アナスタシア・スタシケーヴィチ
ワルツ オリガ・ステブレツォーワ
ヴィクトリア・オーシポワ
アレーシヤ・ボイコ
アンナ・オークネワ
カリム・アブドゥーリン
デニス・サーヴィン
ウラジスラフ・ラントラートフ
エゴール・フロムーシン
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