■カレンダー＞３月

 
冬の兵士 良心の告発
（監督：田保寿一／日本／２００８年／８１分）
データ：http://eiga.com/movie/54500/
日時：３月５日（金）１０：３０〜11:50
３月６日（土）１０：３０〜11:50
３月７日（日）１０：３０〜11:50／１３：３０〜14:50
場所：高知市民図書館 ３階視聴覚室
主催：アムネスティ・インターナショナル高知グループ、平和な未来を考える高知の会
料金：無料（多分）

●見所予想
２００８年ワシントン・Ｄ・Ｃで行われたイラク帰還兵（冬の兵士）の告発集会を記録したドキュメンタリー。大手メディアが伝えなかった情報を日本人がドキュメンタリーにしたということで一時話題になっていました。
１９９０年の湾岸戦争のときの『ジャーヘッド』（2005）、２００３年のイラク戦争のときの『告発のとき』（2007）などの劇映画でイラクに行ったアメリカ兵の様子が描かれていましたが、『冬の兵士』では後者の兵士の証言が聴けるとのこと。
３月２日（火）から７日（日）までは、市民図書館の１階ロビーで、吉原茂さんが撮った平和だった頃（３０年前）のイラク写真展を、映画と同じ主催者が開催するそうですのであわせてどうぞ〜。

夕凪の街 桜の国 
（監督：佐々部清／日本／２００７年／１１８分）
データ：http://eiga.com/movie/34088/
日時：３月６日（土）１１：００／１３：３０／１６：００／１８：３０
場所：シネマトグラフ
主催：グラフティ
料金：前売券1,200円、当日券1,500円、シニア・高校生・障害者1,000円

●見所予想
上映作品よりもシネマトグラフという上映場所に興味津々（笑）。中庭と茶室のある古民家をカフェ及びギャラリーとして利用し、かつ、映画も上映するという。１度は行ってみたいですね。
さて、この映画は２００８年にも自主上映されていまして、惜しくもオフシアター・ベストワンを逃した作品です。お茶屋は観てないので、２００８年の見所予想をそのまんま書きますね〜；；；。監督は『半落ち』『出口のない海』の佐々部清なので、手堅い演出であろうと思います。田中麗奈の父役で堺正章が出演していて、彼の軽妙な個性が原爆という重い内容の作品にどう生かされているかも関心があるところです。また、タイトルから日本の美しい風景（映像）にも期待したいと思います。

戦場でワルツを 
（監督：アリ・フォルマン／イスラエル、ドイツ、フランス、アメリカ／２００８年／９０分）
データ：http://eiga.com/movie/54408/
日時：３月１１日（木）１３：３０／１５：１０／１６：５０／１８：３０／２０：１０
場所：高知県立美術館ホール
主催：シネマ・サンライズ
料金：前売券1,500円、当日券1,800円、ICS会員・シニア・高校生・障害者1,300円、賛助会員1,000円

●見所予想
３月、お茶屋の一番の期待作がこれ。監督の実体験に基づいて作成されたアニメーションですから、かなりパワーがあると見ました。予告編で戦場にワルツが流れたときは、若干、うるっと来ましたし（早っ）。同時に「そのワルツか」と若干、ガッカリもしたけど（スミマセン。あまりにも有名な曲なもので）。
レバノン侵攻のときの記憶がまったくないアリは記憶を取り戻そうとします。「生きるためになくした記憶を、生き続けるために取り戻す。」というわけで、いい記憶であるはずがないのですが、ものすごい怖いもの見たさ；；；；。現実にはあり得ないイメージシーンもありましたので、アニメーションならではの感動があるのではないでしょうか。
２００９年アカデミー賞外国語映画賞で『おくりびと』の対抗馬だったそうです。

バッタ君町に行く 
（監督：デイブ・フライシャー／アメリカ／１９４１年／分）
データ：http://eiga.com/movie/54776/
日時：３月１２日（金）１８：３０
場所：はりまや橋商店街アーケード
主催：NPOこうちコミュニティシネマ
料金：無料

●見所予想
配給が三鷹の森ジブリ美術館とのことで、これまでに配給された『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』『アズールとアスマール』『キリクと魔女』や、お茶屋は観ていませんが『動物農場』『春のめざめ』など、信用できるブランドのような気がしますね。

ポチの告白
（監督：高橋玄／日本／２００６年／１９５分）
データ：http://eiga.com/movie/54184/
日時：３月１３日（土）１１：００／（１４：２０ 舞台挨拶）／１４：４５／（１８：０５ 舞台挨拶）／１８：３０
場所：あたご劇場
主催：小夏の映画会
料金：前売券1,000円、当日券1,500円、チラシ持参1,300円、シニア1,000円、学生500円
＊来高！！！高橋玄監督、寺沢有原作者

●見所予想
とある警察官が警察の組織犯罪に巻き込まれていくというお話。汚職警官よりスケールが大きいですね〜。組織ぐるみだそうですから。この映画を観れば、警察の犯罪が表にでない理由がわかるでしょうね。でも、あくまでもエンターテイメントとのことですから、「ありそうな話だな〜」と思いつつ、怖がったり腹を立てたりして、おしまいは後味ヨロシクしてほしいと思います。
監督と原作者の舞台挨拶も面白いお話が聴けるかも！

女の子ものがたり 
（監督：森岡利行／日本／２００９年／１１０分）
データ：http://eiga.com/movie/54277/
日時：３月１４日（日）１１：００／（１３：００〜西原理恵子トークショー）／１４：００
場所：弁天座
主催：えいネ〜（高知県映画上映団体ネットワーク）
料金：2,000円（お弁当付き入場券２００名限定。赤岡名産の釜出しちりめん弁当です。）

●見所
花道がある芝居小屋、弁天座で釜出しちりめん弁当を食し、原作者西原理恵子の話で笑い崩れ、『女の子ものがたり』に感動していただきましょう！
親が貧乏だと子も貧乏。貧乏スパイラルからの脱出はなかなか難しいと知っている我が母は、昨年観た映画の中で『女の子ものがたり』が最もお気に入りです。『沈まぬ太陽』の次くらいかな。『女の子ものがたり』の次に『ゼロの焦点』『ヴィヨンの妻』あたりが来るそうです。今、たずねたら、また違う答えが返ってくるかもしれませんが（笑）。
人生の選択肢が限られていそうな女の子たちに、大丈夫マインドをくれる作品です。女の子はもちろん、女の子が好きな男の子も、ぜひ、ご覧ください。

暗殺
（監督：篠田正浩／日本／１９６４年／１０８分）
データ：http://www5.ocn.ne.jp/~tosapic/page033.html
日時：３月１８日（木）１３：３０／１５：３０／１７：３０／１９：３０
場所：高知県立美術館ホール
主催：とさりゅう・ピクチャーズ（くらっピック）
料金：前売券1,000円、当日券1,300円、シニア・高校生・障害者1,000円、ＩＣＳ800円、ART IN KOCHI持参は前売券料金

●見所予想
龍馬役：佐田啓二（美男）
主人公は天下を取ると豪語した幕末の風雲児、清河八郎で、龍馬は特別出演だそうです。しかーし、ちょっと待て！清河八郎を演じるのが丹波哲郎！私は晩年の丹波哲郎しか知らないのですが、『猫の恩返し』のねこ王様（声）といい、『十五才 学校IV』の寝たきり老人といい、「役者やな〜！」と感心したわけです。その丹波さんが清河をどう演じるか、清河ってどういう人物か、これを見所にしたいと思います。
篠田監督ということで岩下志麻も出演。木村功とともに強烈な個性を発揮しているそうです。岩下志麻の強烈さは想像できるけど、木村功の強烈さって想像できないなぁ。

マヤの一生 
（監督：神山征二郎／日本／１９９６年／分）
データ：http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15062/index.html
日時：３月２１日（日）１１：００／１３：００／１５：００
場所：自由民権記念館
主催：四国文映社
料金：前売券800円、当日券1,000円（４歳以上有料）

●見所予想
神山征二郎監督は『月光の夏』『草の乱』の人ですね。観てないけど『ハチ公物語』（1987）も監督しているそうです。犬が好きなのかな？アニメ『マヤの一生』は戦争中の食糧難のときでも犬を飼い続けたお話かな？愛犬家はうるうる来そう。自然と戦争反対が浮かび上がりそうな感じですね。

リミッツ・オブ・コントロール 
（監督：ジム・ジャームッシュ／スペイン、アメリカ、日本／２００９年／１１５分）
データ：http://eiga.com/movie/53844/
日時：３月２６日（金）１３：２０／１５：２５／１７：３０／１９：３５
場所：高知県立美術館ホール
主催：NPOこうちコミュニティシネマ
料金：前売券1,200円、当日券1,500円、シニア・中高校生1,000円

●見所予想
ｅｉｇａ．ｃｏｍのストーリー紹介によると、「『自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ』という依頼主の言葉だけを頼りに、殺し屋の男はスペインへと向かう。」というロードムービーのようで、ティルダ・スウィントンや工藤夕貴など多彩なゲストが出演するそうです。つかみ所のないお話に、いろんな人物が絡んでクスリと笑わせてくれるのでしょうか。なんだかとってもジャームッシュ（笑）。久々のジャームッシュらしさを楽しみたいと思います。

北斎漫画 
（監督：新藤兼人／日本／１９８１年／１１９分）
データ：http://eiga.com/movie/39388/
日時：３月２８日（日）１０：００／１２：１５／１４：３０／１６：４５／１９：００
場所：龍馬の生まれたまち記念館
主催：小夏の映画会
料金：カンパ

●見所予想
葛飾北斎を緒形拳、滝川馬琴を西田敏行が演じます。北斎と馬琴は友達だそうで、どんな遣り取りがあるのか楽しみ（笑）。田中裕子は１５才から７０才まで演じるそうで（ビックリ）。田中裕子も樋口可南子もヌードになっているとのことですから、それはかなりな見所。多分、絵のモデルとしてヌードになるのでしょう。北斎が女性の裸を描くエロスの追求にも期待大です。

 
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説
（監督：坂本浩一／日本／２００９年／分）
データ：http://eiga.com/movie/54696/
日時：３月２８日（日）
場所：高知県立美術館ホール
主催：ウルトラマンワールドＭ７８ 高知アベニュー店
料金：前売大人1,200円、子ども800円、当日大人1,500円、子ども1,000円

●見所予想
戦隊ものとは違うけど、歴代のウルトラ兄弟が登場するとなると、限りなく戦隊ものに近いですね。そして、戦隊ものといえば、イケメン！どんなイケメンが登場するのか、お茶屋の期待はそれのみ！