キリスト哀悼

キリスト哀悼

ペーテル・パウル・ルーベンス作(1612年頃/151×204/油彩)
これがルーベンス!?もう、本当に驚いた。画面が引き締まっているではないか。
離れて観ているときは、法隆寺の五重塔の涅槃の場面みたいとか、赤い服の男性は割とクールやねとか思っていた。
近づいて、ひれ伏した。というか、もらい泣きしそうになった。
皆、文字どおり血の涙を流しており、赤服の男性も悲しみをこらえている。一人一人の表情を見ていると泣けてくる。
イエスの左足の下の藁が麦だということに気がついて、やっぱり日本と違うねと思うと出かかった涙も止まった。

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