■かるかん＞スパイダーマン｜修羅雪姫

SPIDER-MAN
監督：サム・ライミ｜脚本：デイヴィッド・コープ｜音楽：ダニー・エルフマン
ピーター・パーカー：トビー・マグワイア｜ノーマン・オズボーン：ウィレム・デフォー｜
メリー・ジェーン・ワトソン：キルスティン・ダンスト｜ハリー・オズボーン：ジェームズ・フランコ

やー、はっきりくっきり面白かったです。正義の味方はつらいのです。いろいろ犠牲にしなくちゃならないもので。私も昔は正義の味方をしておりまして、怪獣をレーザー銃で迎え撃ちながら、みんなに「逃げろー！」と叫んでいました（もちろん夢の中で（笑））。そして、自己犠牲ぶりに酔ったりして。だから、ヒーローっていうのは、めちゃめちゃやっつけられたり真っ暗く苦悩せんといかんのです。苦悩すればするほど大衆は喜びます。イエス・キリストに感謝し、救いを求めるように。だけど、ヒーローになっても私みたいに自分に酔っちゃダメダメね（笑）。その点、トビー・マグワイアは本当に大したもので、言いたいことがあるのに言えないでいる、その奥ゆかしくも熱い演技が感動的ですらあります。
それに、ウィレム・デフォーがカッコイイんじゃわ。その息子役の男の子もなかなかの男前で、これまたいいんじゃわ。この二人は顔の輪郭が似ている部分があって、親子というのも肯けます。
ライミかんとく様、この調子で２作目も悪役はカッコよく悲しく、主人公はさらに苦しめてやってください（＾ｏ＾）。

監督：佐藤信介｜脚本：佐藤信介＆国井桂｜アクション監督：ドニー・イェン
ユキ：釈由美子｜タカシ：伊藤英明

●予告編を見て
釈由美子のアクションの切れがいい！復讐に燃える顔がいい！おふざけじゃなくマジで『マトリックス』しているところもいいし、何よりタイトルがいい！

●本編を見て
う〜ん、みんな頑張っているな〜。特に釈由美子、えらいぞ。勢いで見せてもらいました。アクションと映像（特に林の中を追っ手が現れ迫ってくるところ）と大道具小道具と、涙を知らないユキが泣く。いいじゃないですか。でも、ラストの刀を抜くシーンはいらないです。ユキが泣くシーンで終わってほしかったです。