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■かるかん>コンフェッション|アダプテーション |
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コンフェッション ストレスは、危険な心の素 |
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CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 監督:ジョージ・クルーニー|脚本:チャーリー・カウフマン サム・ロックウェル|ドリュー・バリモア|ジュリア・ロバーツ|ルトガー・ハウアー |
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なかなか、やりますね〜。ジョージ・クルーニー監督。そつなく仕上がっていたと思います。サム・ロックウェルが電話をするシーンで画面を変則2分割にしたところなんか、面白くて嬉しい演出でした。 主人公は、テレビのプロデューサーで、かつ、隠密でCIAの殺し屋だったという実在の人物。当人の告白記を基にして映画を作ったわけですが、告白記自体が眉唾物ですよね〜。 仕事で自分のアイデアが採用されないときは、CIAの殺し屋になって殺しまくりたい気分だったんでしょう。だから、妄想の中で殺し屋になったのだと思います。そして、自分の番組がヒットしたら殺しまくりたい気分は治まって妄想は必要なくなるのですが、それにもかかわらず妄想のCIAから足抜け出来ないのは、番組は水物だから殺し屋稼業もキープしておきたいという深層心理が働いたのではないでしょうか。 ウソかホントかわからん話を真面目に映画にしていていますが、根本的には人を食った話なんじゃないでしょうか。ん?仕事のストレスと愛が本物か(笑)。 ジュリア・ロバーツは、おっとビックリの役柄。ドリュー・バリモアは天使です〜。 高知松竹3 2003/08/16 |
アダプテーション ひたすら変 |
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ADAPTATION 監督:スパイク・ジョーンズ|脚本:チャーリー・カウフマン チャーリー・カウフマン:ニコラス・ケイジ|メリル・ストリープ|ジョン・ラロシュ:クリス・クーパー|ティルダ・スウィントン|カーティス・ハンソン |
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『マルコヴィッチノ穴』の奇想天外な脚本で、一躍有名になったチャーリー・カウフマン。早くも最後の手段を使いました!脚本が書けなくて悩む脚本家チャーリー・カウフマンを主人公にしてしまったのです(ははははは)。今後、どんなに行き詰まろうとも、この手はもう使えませんからね。 それにしても、とっても捻くれてるな〜。主人公チャーリーは、カーチェイスやセックスシーンがある脚本は書きたくないと言うのです。登場人物が作品中で成長し、変化するような脚本はごめんだ、何も起こらず淡々と終わる作品を書きたいと言うのです。そう言いながら『アダプテーション』は、全部やっちゃってますからね〜。 この映画の脚本を書いた本物のカウフマンは、「ハリウッド的な型にはまった脚本なんぞ書きたくないと思っても、書かなくちゃ始まらないことがある」と自嘲しているのか、それとも、「カーチェイスやセックスシーンという要素を取り入れてもユニークな脚本に出来る」と自負しているのか、よくわかりませんが、いずれにしてもこの脚本について、私は自意識過剰の気持ち悪さを感じてしまいました。 クリス・クーパー、祝アカデミー賞助演男優賞受賞。歯がなくても男前。 それと、なぜか私の周りの男性に大人気のニコラス・ケイジ。皆一様に彼のことを「変な顔だけど」と言います(笑)。その方々が、この映画を見ると益々彼のことを好きになるのではないでしょうか?哀感、漂ってますよぉ。 シネマライズ(渋谷) 2003/08/23 |
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