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■ひきだし美術展>栄光のオランダ・フランドル絵画展



フェルメール「画家のアトリエ(絵画芸術)」
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5月25日、出張のついでに東京都美術館で見てきました。
上野ではスター・ウォーズ展やギリシャ・ローマ彫刻展をやっていて、迷った末にたった1枚のフェルメール目当てで、この絵画展に決めました。皆が口々に素晴らしいと称えるフェルメールだから1度は見ておかないと。絵画は実物を見ないことには始まらないもんね。

そして、フェルメールとご対面ー!「う〜ん、それほどでもないな〜。これを世界中の人々が称えてるのぉ?」と思いながら1歩1歩近づくと・・・・・、「ひょえーーーーーー!」
いや、もう目が離せなくなりましたーーー。フェルメールは近くで見ると、すっごいです。

まず、画家の背中(白黒縞の服)に目が吸い寄せられ、窓から入る光が床に反射しているのが眩しく輝き、モデルと地図があって、手前のゴブラン織り(?)の重そうなカーテンの質感に感心し。
緻密で硬質だけど温もりが感じられます。絵画が柔らかく発光している感じ。

あんまり長いこと眺めるのは後ろの人に悪いかと、再び後ろに並んでじこじこ最前列へ。その後、少し引き返し、椅子に腰掛け図録を読んで、「なぬ?地図のしわ?机の上の石膏のマスク?気がつかなかったー!」と三度並んで見て来ました。(実は、石膏のマスクは、それと気づかず、何だろうと思っていました。)

絵画展でいい絵に出会っても、混雑の具合やなんかで平常心では見れなくて、こまかいところを見逃していたりします。だから、日常の空間(例えば学校、図書館、職場など)に絵画があって、いつでも好きなときに、ぼけーっと見ているうちに色々発見して行けたら、どんなにいいだろうと思います。

で、話はフェルメールに戻って・・・・。この絵画展はルーベンス、ブリューゲル、レンブラント、ファン・ダイク他60点近くの油絵が展示されていました。中でも一番気に入ったのがファン・ダイクでありまして、最後にもう一目見て帰ろうと引き返し、「がーーーーーんん!」
なんと、ファン・ダイクが色あせて見えたのです!そうなんです。フェルメールを見た後では、そういうことになってしまったのです。うううう、恐るべしフェルメール。この絵画展の最後の最後に展示されていたのは、そういうわけだったのであります。
  • フェルメール「画家のアトリエ(絵画芸術)」
    (1665-66頃)油彩/カンバス/120×100cm
  • ファン・ダイク「マリアと福者ヘルマン・ヨーゼフの神秘の婚約」
    (1629-30頃)油彩/カンバス/160×128cm
2004/6/3 up
 
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ファン・ダイク「マリアと福者ヘルマン・ヨーゼフの神秘の婚約」


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