去る6月24日、シネマ・サンライズは高知県立美術館ホールにおいて「シネマな夜第100回記念上映会<<世界の女性監督特集>>」を催しました。
『ある愛の風景』(スザンネ・ビア監督)と『君の涙ドナウに流れ』(クリスティナ・ゴダ監督)の2本立てに、様々な国の女性監督作品の予告編をプラスした豪華な特集上映でした。(残念ながら、ワタクシ、予告編を見逃しました(涙)。)
ロビーでは、これまでの上映作品一覧のパネルやチラシを掲示したり、パンフレットの即売をしていました。
『君の涙ドナウに流れ』は、ハンガリー動乱を自由を求めて戦う女子学生とオリンピック目指して戦う水球選手の恋愛をからめて描いた力作。語り継ぐべき歴史の一こまを物語にして万人にわかりやすく伝えようとした作品だと思います。
『ある愛の風景』はビア監督の演出力が冴え、一瞬の隙もない傑作。緊張感が続き窒息しそうになりました(汗)。インプットされた罪の意識は、アウトプットするまでその人をさいなむということと、受け止め手がいてこそアウトプットできる(それが救いであること)を、兄弟を対比させながら痛く怖く描ききりました。誰にも言えない秘密を抱えた者の孤絶感も鋭く伝わってきました。各登場人物の内面を子供に至るまで繊細かつ大胆に描けるビア監督に脱帽です。
そして、いつも見応えのある作品を上映してくれるシネマ・サンライズ主宰者さま、スタッフの皆さまには感謝・感謝です。本当にどうもありがとう。これからも「心の花束を」上映し続けてくださいますよう、どうぞよろしくお願いします。
PS:連句アニメーション『冬の日』のチラシをお持ちの方へ
これまでの上映作品のうち『冬の日』のチラシが「どうしても僕の手元になく抜けているのです。もしお持ちの方は、ご協力下さい。」(シネマ・サンライズ掲示板より主宰者さまの書き込み)とのことです。
シネマ・サンライズ主宰者さまにお譲りいただけるようでしたら、シネマ・サンライズの掲示板か、当サイトの掲示板若しくは連絡先にメールをお願いします。