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■鬼の対談>良いデ・ニーロ、悪いデ・ニーロ(3) |
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俺たちは天使じゃない (うめ) これ、ショーン・ペンと共演でおもしろそうやったけど、期待ハズレやった。どんなんかも忘れたけど、どんなんやったっけ? (お茶) デ・ニーロとショーン・ペンは脱獄囚で、デミ・ムーアのところで神父さんの服に着替えて逃げる話やなかったっけ?私も忘れたけど。 この映画を見て思うたけど、デ・ニーロとショーン・ペンは、顔の表情がそっくりやね。 (うめ) 初めてデミ・ムーアの声に驚いたわ。しゃがれ声。 ジャックナイフ (お茶) 私は見てないけど、うめちんは? (うめ) 流石の私も、あまりの評判の悪さに怖気づいて見てない(笑)。 アイリスへの手紙 (うめ) これ、茶ーさん、見てないが? もう、すごいえいで。思い出しても涙が出そう。必見で。 (お茶) どんな話? (うめ) デ・ニーロは字が書けん労働者でアイリスに字を習うがね。そして、仄かな恋ごころを抱くがやけど、なかなか伝えれんが。 無学な労働者のそのもので、なんともえいがやき。 (お茶) 『ペレ』のマックス・フォン・シドーと比べてどう? 『ペレ』では無学な農民役で、『死の接吻』では上流階級の教養人で、まったく違う役なのに、その人そのもので驚いたがやけど。マックス・フォン・シドー、名優で。 (うめ) う〜ん、そういう比較はできんね〜。 デ・ニーロは年老いた父親を預けに行くがやけど、その別れのシーンとか、字を書けないことを隠しているところとか(うるうる)。うもう言えんけど、とにかくえいがやき。 未見の『ジャックナイフ』を見るか、『アイリスへの手紙』をもう一度見るか言われたら、もう一回観たい。 グッドフェローズ (お茶) これ、デ・ニーロ、出ちょったっけ? (うめ) ということは、二人とも印象に残ってない(笑)。 レイ・リオッタやスコセッシのお母さんの方が印象に残っちゅうね。 レナードの朝 (うめ) これは、ちとやりすぎやったね。 (お茶) デ・ニーロは医者やったっけ?ロビン・ウイリアムズが患者? (うめ) こらこら! そりゃ、いくらなんでも可哀相(笑)。 (お茶) あーーーー! そうそう、デ・ニーロの方が患者やった。そうやった! (うめ) まあ、二人の役が入れ替わっても、えいようなもんやったね。 デ・ニーロをけなす人は、この作品を槍玉に挙げるけど、年に2、3本も出演したら、しゃーないと思う。 ケープ・フィア (うめ) これ、茶ーさんの評価低いろ?私は好きやけど。 (お茶) 何をおっしゃる。私はこの映画、かなり評価しちゅうで。 タイトルバックの音楽からして迫力あるろ。ゆらゆら動く金色の波、さすがスコセッシと思うたよ。 (うめ) 私は刺青だらけのデ・ニーロが懸垂とかの運動するところとか、ジュリエット・ルイスを誘惑するところ。よかったね〜。 (お茶) うん、よかった〜。 (うめ) まるっきりの逆恨みの復讐やろ。尋常じゃないで。映画館でいちゃもんつけたり、本っ当に気色悪い。 (お茶) デ・ニーロもよかったし、あと、ほら、ラストの船のちゃっちいこと!おもちゃみたいで、これぞB級の真髄や!スコセッシ、わかっちゅう!と思うたで。 (うめ) 茶ーさん、そんなにも買うちょったがやね、この映画。家政婦が殺されたときの血の海のことを誉めよったろ?茶ーさんが誉めるがは、それだけかと思うちょった。 (お茶) いやいや、血の海だけじゃないでぇ。 デ・ニーロが車の下へもぐって、へばりついて行くシーンがあったろ。一家が目的地に着いた後、車の下からデ・ニーロが出てきたとき、シャツの背中が擦り切れている。あれは見事やったねえ!!! (うめ) そうやね。まさか、本当に車にもぐって行ったわけやないけど、本当にそうやったかのように見えるがが見事や。 (お茶) そうやろぉ〜。 ラストで、デ・ニーロが水に沈んで行くところとか、すさまじい。 (うめ) あれは『激流』のケビン・ベーコンと、かぶっちゅうね。 (お茶) 『激流』のベーコンは可愛かったね(^_^)。 (うめ) 最初はね。 だんだん怖ぉなってくる。メリル・ストリープが裸で泳ぐのをじっと見よったり。 けど、ベーコンと比較してもデ・ニーロの方が気持ち悪い。 これはねぇ、『エンゼル・ハート』の悪魔や『フランケンシュタイン』の怪物と同じカテゴリーに入るで。 バックドラフト (お茶) これはプロフェッショナルを演じて完璧でしたね。出てきた瞬間から「やりて」ということがわかるもん。 (うめ) ホントにちょっとの出演で印象深い名演やね。 ナイト・アンド・ザ・シティ (うめ) これは私にとって茶ーさんのタクシードライバーみたいにシンクロした映画ながやき。 映画の面白さは、ぜんぜんかなわん、別やけど。 (お茶) そうなが?どういうところにシンクロした? (うめ) もう一回、もう一回チャンスをくれとあがくがやけど、それでもダメで・・・というところがね。 (お茶) そっか〜。そりゃ、切ないね〜。 ブロンクス物語 (お茶) デ・ニーロはバスの運転手で、その息子が黒人の女の子を好きになるがやったね? (うめ) 息子はデ・ニーロ(自身がモデル)やろ。 デ・ニーロは、女は黒人、男は白人が好きやもんね。と言い切っていいものか(^_^;。あくまでも噂ですから(笑)。 (お茶) じゃあ、この映画はデ・ニーロの自伝? (うめ) 息子をまっとうに育てたいけど環境がよくなくて、どうしてもヤクザの使い走りをしたりという。 デ・ニーロは監督もやったがやけど、スカスカした感じがした。 (お茶) 監督はともかく、演技はごく普通のデ・ニーロだったので、私は×です。 ボーイズ・ライフ (お茶) これはディカプリオに花をもたせたというか、脇に回ってしもうた役やった。 (うめ) そういう意味では、『ブロンクス物語』みたいやったわけやけど、役柄が違う。本当におるがよね、ああいう奴。右翼で横暴で思い通りにならんと切れる奴。すごいリアルやった。よかったで。 フランケンシュタイン (うめ) 罪人の役とクリーチャーの役やけど、別にデ・ニーロじゃなくてもよかったのでは? (お茶) この映画は大好きな映画だけどデ・ニーロの評価は別。そらま、哀しいクリーチャーは出来て当たり前やき。 |
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カジノ (お茶) この映画はまさにカジノが主役やったね。スコセッシの流れるようなカメラワークが印象に残っちゅう。スコセッシの技が鮮やかという感じやった。 (うめ) シャロン・ストーンが目立っちょった。このシャロン・ストーンはよかったよね。ジェームズ・ウッズも出ちょったし。 ヒート (うめ) これはね〜、アル・パチーノもデ・ニーロも生かせてないと思う。 (お茶) ハイライトはアシュレイ・ジャドがヴァル・キルマーに(刑事がおるき)行け(逃げろ)と合図するところやね、 マイ・ルーム (お茶) これはもう寝癖でしょう! あんなボケたお医者さんがおるろうか(笑)。 えいわ〜、あの寝癖。 (うめ) この映画どうしても好き似なれんがやき。けど、デ・ニーロは○。かわいかったもんね。 ザ・ファン (お茶) このデ・ニーロは、今までにも見たことあるようなデ・ニーロであかん。新鮮味がないな〜。 (うめ) いや、あんな人おるで。サインくれゆうて、いい人そうで。セールスでも気さくに近づいてきて、本性わかったらとんでもない人。おりそうな人に演じでよかったで。 スリーパーズ (うめ) デ・ニーロは、牧師の役で偽証したのが是か非かで話題になったね。 (お茶) あの偽証は、人間の法じゃいかんけど神の法やったらえいがじゃないが?牧師さんやき神の法にもとづいて証言したということやろ。 (うめ) ブラピもあんまり良くなくて、良かったのはベーコンだけやったね。 それによ、子どもから大人になる俳優に違和感があった。やっぱり、大人を演じる俳優に似た子役を抜擢してもらわんとノレんで。 その点、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』は、よかったね。どの子が誰になったかすぐわかったもん。 (お茶) 『ラストエンペラー』もジョン・ローンになったとき違和感なかったし。 (うめ) 『時を駆ける少女』の尾美としのり!あれは、いっしょに見て大受けやったねえ!何の説明もなしで、尾美としのりの子どもだった頃のシーンというががすぐわかったもんね。 (お茶) 『スケアクロウ』では、出てきた子どもが間違いのうアル・パチーノの子どもやと思えたし! 今度、子役の違和感チェックをやろうか(笑)。 大いなる遺産 (お茶) これ大好きな映画で4回観たけど、普通のデ・ニーロなので×の判定にする。 (うめ) あ、私は、う〜ん、普通かな? コップランド (うめ) もう、ハーベイ・カイテルとのツーショットがあるだけで許す(笑)! シルベスター・スタローンがシリアスな役でもいけることを証明した映画やったね。 ジャッキー・ブラウン (うめ) これは今まで観たことないデ・ニーロやったね。 (お茶) うん、タラちゃんの映画は俳優の魅力が5割増しや。演出力をもっと評価してあげてもえいがじゃないろうか。ブリジット・フォンダを初めて良いと思ったし。タラちゃんは、デ・ニーロにボロ雑巾のように演じてくれと言うたらしいで。 (うめ) ボロ雑巾(笑)。演出しゆね〜。それに応えたデ・ニーロも偉い! アナライズ・ミー (うめ) やりすぎ! ミート・ザ・ペアレンツ (お茶) やりすぎ! ザ・ダイバー (うめ) う〜ん、この映画の見所は、デ・ニーロとキューバ・グッテンバーグが潜水服を着て水を流し込んで我慢比べするところや、グッテンバーグが片足を失って何歩歩けたら潜水夫合格という判定シーンやろうけど、どうもちがう。一応、そういうところで盛りあがるけど、すっきりせんのよね。 (お茶) デ・ニーロは、えい演技なんよ。けっこう複雑な役で。ほら、デ・ニーロ自身、たたき上げで出世は望むべくもない。無能な将軍の命令には従わないかんジレンマもあるし。黒人差別をしていたけれど、たたきあげの自分と共通部分もあって認めざるを得んろ。 (うめ) 卒業実地試験のときも意地悪するけど、落ちてしまえという気持ちとうまくやったら偉いぞ(やってほしい)という相反する気持ちがよう出ちょったねえ。潜ったまま浮かんでこんので、心配になる気持ちとか、うもう演じちゅう。 (お茶) シャーリーズ・セロンのような若くて美人の奥さんとお似合いやし。 それから、夫にもっと構ってほしいのか奥さんが泥酔したりして。その奥さんに対するデ・ニーロの所作は、微妙な夫婦関係がよう出ちょたよね。 (うめ) そうそう、奥さんとの絆がちゃんと感じられた。 パーティで他の軍人にやっかみ半分で侮辱されたとき、我慢を重ねてついに我慢できなくなるところとか、よかったねえ。 デ・ニーロとシャーリーズ・セロンの夫婦は、グッテンバーグとその彼女が図書館でデートするシーンと比較しても格が違う。 (お茶) 格が違うかぁ(笑)。確かにそうやね。 (うめ) もし、デ・ニーロがあんなに微妙な演技をせずに、典型的娯楽映画のパターンに嵌った演技でグッテンバーグをガンガンいじめたり、その後に認めてグッテンバーグの味方について彼を弁護したりという単純なキャラやったらスッキリするがやけど。 (お茶) なるほどーーー!!! そうやね〜。娯楽映画として歯切れが悪いのは、デ・ニーロのうますぎる演技のせいやったがかぁ! (うめ) デ・ニーロの微妙な演技を演出が生かせんかった!もったいない。 (お茶) ほんと、もったいないね〜。 15ミニッツ (うめ) あのビデオの二人組、現実におりそうで怖い。 (お茶) デ・ニーロは、プロポーズするところがよかった。 (うめ) プロポーズならスコアでしょう! スコア (うめ) 彼女の意思を尊重するみたいにプロポーズしても結局自分の思い通りや (お茶) 地味あふれる演技でよかったです。 やってもらいたい役 (お茶) こうやって見てくると、デ・ニーロは、泥棒役とか刑事役が多いねえ。 うめちん、これからデ・ニーロにどんな役をやってほしい? (うめ) どんな役?う〜ん、茶ーさんは? (お茶) 私はね〜、病気の男とかヒーローもん。 (うめ) 病気男は似合わんろ。 (お茶) 似合わんけど想像つかんのでやってほしいな〜。 (うめ) ヒーローもんも見たことないね。 (お茶) うん。スーパーマンみたいなのをやってほしい。たけちゃんマンみたいになるかもしれんけど(笑)。 (うめ) う、テロ関係のアメリカ・ヒーローもんは、ヤメテ〜やね。 私は犬になったデ・ニーロを見てみたい。 (お茶) いぬぅ? (うめ) うん、ハーベイとの兄弟犬。 (お茶) それやったらビートたけしとショーン・ペンも兄弟にしてや。 (うめ) そうやねぇ、犬は多産やし、えいかもしれんね。 とにかく、いい脚本、演出で、ぜひ!! ----------------------------------------------------- <<編集後記>> デ・ニーロのファンであるうめちんと私は、いつの頃からか(おそらく、デ・ニーロが次から次へと出演しまくり、世間的には「作品選べよ」と言われ始めた時期だと思いますが)、「今度のデ・ニーロは良いデ・ニーロやった」とか「悪いデ・ニーロやった」などと話をするのが慣わしとなっていました。 私は、いつか全部の出演作品について話し合いたいと思っておりましたが、今年の5月のゴールデンウィークに機会がありました。この対談は、そのとき朝から晩まで約7時間ぶっ通しで話したことをまとめたものです。 それにしても、私は「やってもらいたい役」に病気の男をあげていましたが、それは『レナードの朝』で既に演じていたのでした。今の今までまったく気づかず、お恥ずかしい限りでございます 2002/10/6 |
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