うえの「ランタンのある聖セバスティアヌス」は、同じ絵が2点展示されていました。私は、1枚はラ・トゥールの真作、もう1枚は模作だと思い、どちらが真作か当てることにしました。そして、闇が濃く、ランタンの炎がより鮮明な方が真作に間違いない!と思い、タイトルのプレートを確認すると、どちらも模作でした。がっくし。(あ、でも絵葉書になっていたのは、真作だと思った方だったので面目が保たれました(笑)。)
う〜ん、模作と言えども侮ってはいけませんね〜。その他にも素晴らしい模作がありましたし、真作でも薪の燃えさしが燃えさしに見えないものがありました。
そうそう、セバスティアヌスは、弓矢で処刑されたと思っていたら、うえの絵では生きていて、矢を抜いてもらっているではありませんか。う〜ん、どういう物語なのでしょう?ぜんぜん痛そうにありません。この甘美な表情は、なんなのでしょう。手当てをしてくれているのが美人だからに違いない!(笑)
下の「犬を連れたヴィエル弾き」の犬は、可愛かったです。順路の案内役にもなっていました。
ヴィエルという楽器は、初めて知りました。
宗教画のほかには、ヴィエル弾きなどの音楽師を描いたものや、蚤を取る女など当時の生活が偲ばれるものが描かれていました。