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■ベスト・キャラクター>2010年の結果発表
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トゥース
 
青柳一平
 
木村佐和子

2010年のベスト・キャラクターには11名の方から12のキャラクターに投票がありました。投票者数が二桁行くかどうか危ぶまれましたが、おかげさまで大台に乗ることができました。投票してくださった皆さま、本当にありがとうございます!
そして、なんとビックリ、トゥース『ヒックとドラゴン』、青柳一平『ゴールデン・スランバー』、木村佐和子『川の底からこんにちは』がそれぞれ2票を獲得し、栄えある2010年ベスト・キャラクターに輝きました(拍手)。画像の順番は、空・陸・川となっております。
それでは投票順にユニークなキャラクターをご覧ください(^o^)。

 
お名前
映画館主・Fさん
キャラクター
ヴィカス(シャルト・コプリー)
『第9地区』
選んだ理由

韓国映画「義兄弟」に出てくるベトナム人ギャングのボスもイイ・・・と迷いましたが、印象の強烈さでこの男に。
映画が始まって間もなくは実に小市民的な男で、宇宙人たちを迫害して何とも思わない。それが偶然のいたずらで、差別する側がされる側に一変。会社からも追われる身となる。
それでも宇宙人たちへの態度は、自分さえ助かればイイという点で変わらない。事あるごとにセコく立ち回る。ところが最後の最後、たまたま深く関わってしまった宇宙人を、どうしても見捨てることができない。そこからいきなり「男気」爆発。「俺の気が変わらないうちに早く逃げろ!」と大暴れして、地球人をブチ殺しまくる。任侠映画の主人公みたいで、こいつには泣けました。

お礼コメント
ヴィカス、イカスわ(笑)。
というかヴィカスを選んだFさんがイカしてますよ。だって、この1票のおかげで彼のよさを思い出しましたもん。
最初は、なんとまあ、しょうもないヤツなんだろーと思ってたんです。宇宙人ゲットーに入っての取材も、彼の実力を見込んで任せられたけでなく、みんなが嫌がる仕事を押しつけられたんだけど、本人、それがわかってない。鈍いなーと(笑)。しかも、宇宙人に対しては偉そうだし、この主人公にはついて行けんわと冷たい目で観ておりました。だけど、自分が差別される側に回ったからといって、態度を変えなかったのは主人公としてはとてもよかった。これで彼は最後の最後までわれわれ小市民の代表たり得たわけです。Fさんが泣かされた場面、私も「小市民でもヒーローになれるんだー」と感動したことでした。
 
お名前
間借り人ヤマさん
キャラクター
外国映画女性部門
マリアーナ[シルヴィア]
(少女時代:ジェニファー・ローレンス、大人:シャーリーズ・セロン)
『あの日、欲望の大地で』
選んだ理由

『ずっとあなたを愛してる』のジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス)
『シャネル&ストラヴィンスキー』のシャネル(アナ・ムグラリス)
『フローズン・リバー』のレイ(メリッサ・レオ)
『新しい人生のはじめかた』のケイト(エマ・トンプソン)
『バーレスク』のアリス(クリスティーナ・アギレラ)
『アデル/ファラオと復活の秘薬』で辛口の白ワインのような女性だと言われてたアデル(ルイーズ・ブルゴワン)
と競り合っての選出。
 なかでもジュリエットとの競り合いが、僕のなかでは猛烈に激しかったのですが、てきぱきとした仕事ぶりを見せる一方で、ゆきずりの男との性遍歴を重ねる姿の美しくも官能色や淫蕩感が露とも感じられない味気なさに、 とても納得感のある苛烈な体験を負ったキャラクターが強烈でした。

お礼コメント
シルヴィアが少女(マリアーナ)だった頃、母に代わって家事をこなし、妹や弟の世話がよく出来ていましたね。大人になってレストランのマネージャー(給仕長?)として店を切り盛りする姿に、少女の頃と変わらない部分を感じました。
どうしても罪の意識から逃れられず、ある意味牢獄で暮らしていたような彼女ですが、今頃はサンティアゴとマリアとの暮らしにもなれて、「仕切り屋」マリアーナの威力を発揮しているのではないでしょうか?
 
お名前
間借り人ヤマさん
キャラクター
日本映画女性部門
祐一の育ての親である祖母の房枝(樹木希林)
『悪人』
選んだ理由

『告白』の森口悠子先生(松たか子)
『パーマネント野ばら』の幼馴染ミっちゃん(小池栄子)
『孤高のメス』の中村看護師(夏川結衣)
『君に届け』のチヅちゃん(蓮佛美沙子)
と競り合っての選出。

 手塩に掛けて育ててきたつもりの“優しい祐一”がこんなことになったという事態から受けた悔しさを全身で表現していましたね。
 佳乃殺害現場の橋の欄干にスカーフを括り付け、佳乃の魂に祐一の優しさを伝えようとしていたと思われる彼女に心打たれました。

お礼コメント
欄干にスカーフを括り付けたのは、そういうわけだったのですか!なるほど!
押し寄せるマスコミ連中にも言ってやりたかったでしょうね。「そんな子じゃない!」と。
年寄りからお金をむしり取る詐欺師連中のところに乗り込んだのも、一方で言いたいことを言えない状況にあったから、別方向で噴出したのかも。
例え身内の者が殺人犯とわかっても、その身内の者に対する思いが変わるものではない。それが愛情というものですね。愛情あふれるキャラをありがとうございました。
 
お名前
間借り人ヤマさん
キャラクター
外国映画男性部門
コール・フランケル(レイ・リオッタ)
『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』
選んだ理由

外国映画男性部門では余り悩まず、
『シャネル&ストラヴィンスキー』のストラヴィンスキー(マッツ・ミケルセン)と競り合っての選出です。

『善き人のためのソナタ』のヘンプフ文化大臣を思い出させてくれる卑劣漢ながら、不法滞在者に対する生殺与奪の権とも言えるほどの絶対的な権力を手中にしていなければ、若いクレアに向かって、とてもあのような態度で臨むことができるような人物ではないことが鮮やかに示されていたキャラ造形が見事でした。

お礼コメント
残念ながら『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』は観ておりません。
絶対的な権力を持っているがゆえに、余裕のある(クレアにとって紳士的)態度を取れた卑劣漢ですか?当たってるかな?
そんな人、居りそうです〜!間違いなく居る!
 
お名前
間借り人ヤマさん
キャラクター
日本映画男性部門
青柳雅春(堺雅人)の父 一平(伊東四朗)
『ゴールデン・スランバー』
選んだ理由

『不灯港』の石黒万造(小出伸也)
『花のあと』の片桐才助(甲本雅裕)
『十三人の刺客』の明石藩主斉韶(稲垣吾郎)
『悪人』の増尾(岡田将生)
と競り合っての選出です。

 首相暗殺犯にでっち上げる謀略によって指名手配された息子について、メディアの取材陣に向かって発した言葉が、実にかっこよくて、痛快でした。
 父親たるもの、かくありたいものだと思わせてくれたキャラに快哉です。

お礼コメント
「痴漢は死ね」と書き初めさせたお父ちゃん(拍手)!
ネットで検索したら、このお父さんに感動した人がセリフを書き出してくれてました。マスコミに対して「おまえ、名を名乗れ」。息子さんを信じていらっしゃると言われたら、「信じてるんじゃない。知ってるんだよ!」。そして、「雅春、ちゃっちゃと逃げろ」。せっかくテレビカメラが来ているのだもの、息子へのメッセージに利用させていただきましょう!痛快なお父さんでありました。
 
お名前
スーダラさん
キャラクター
主人公の父親、青柳一平(伊東四朗)
『ゴールデン・スランバー』
選んだ理由

逃亡中の息子の実家に押しかける報道陣相手に「お前らに何が分かる?俺はあいつのことちっちゃい頃からずっと知ってるんだ。」って啖呵を切るシーンの清清しさ。
「母ちゃんなんか、お腹の中にいるときから知ってるんだ。お前らの何倍も!」って続いちゃったら、もう涙腺は決壊してしまいました。
「物分りの良くない親父」って、やっぱりいいです音符

お礼コメント
『ゴールデン・スランバー』のお父さん、最高でしたね!
加害者(あるいは被害者)の家族への心ない取材に対するマスコミ批判にもなっていて、私は溜飲が下がる思いでしたが、やはりそれよりも「愛」、ですね。
「物分りの良くない親父」に愛があるから泣けるんだと思います。
それと「筋」も!「名を名乗れ」とか、言うことに筋が通っているから気持ちがいい。今日もどこかで、ちょっと偉そうな人を正してくれたりしていたら嬉しいな。
 
お名前
スーダラさん
キャラクター
荒井先生(ARATA)
『君に届け』
選んだ理由

「ARATA張って喋れるんじゃん!」って衝撃。
(多分口からでまかせの)「ふかーいお言葉」を吐く、どこまでも憎めない絶滅危惧種の熱血体育教師!

お礼コメント
わー、荒井先生!忘れてた!
絶滅危惧種の熱血教師と言えば『告白』のウェルテル(岡田将生)が、的を外しまくりで印象に残っていましたが、こちらの先生は的を射た話が多かったような。友だちみたいな気安さで接することができるけど、やはり人生の先輩として(口からでまかせであろうとも)善いことも言う。ねじり鉢巻に腹巻きとバカボンのパパルックも決まっていてカッコよかったです(^o^)。
 
お名前
ムーマさん
キャラクター
トゥース(傷ついたドラゴン)
『ヒックとドラゴン』
選んだ理由

ネコ科のドラゴン!を初めて見た驚き!!に尽きます(笑)。

とにかく、ヒックとの出会いから少しずつ親しくなっていく過程が秀逸。あまりの可愛らしさ、不気味さ、そして誇り高き獰猛さ! ちっちゃいけどドラゴンとしては最強の種族。キャーカッコイ〜(はあと多数)。

というわけで、多分お茶屋さんの(ムーマに関する)予想通り?のベストキャラじゃないかと。募集の表紙にもなってるし、ちょっとクヤシイ(笑)気もして大分考えたんですが、公式サイトをもう一度見に行ったら、やっぱりもう一度虜になっちゃって・・・(以下繰り返し)。

でも今年は人間の女性キャラで「凄いや〜」なヒトが何人もいました。トゥースがいなければ「川の底からこんにちは」のヒロインとか「愛のむきだし」の神父の内妻とか、はたまた「バーレスク」のアギレラさんとかで結構迷ったと思います。

お礼コメント
ムーマさんは「そうこなくちゃ」という感じです(^o^)。
トゥースはどこかで見た感じと思っていましたが、ネコ科だったんですね。言われて初めて気がつきました。ヒックと出会ったときの警戒心とか、食べ物に弱いとか(笑)、一挙手一投足が魅力的でした。
トゥースもヒックも身体の一部が欠けちゃって、“Nobody is perfect.”を象徴するかのようなラストで、とても勇気づけられるアニメでした。
 
お名前
ガビーさん
キャラクター
木村佐和子(満島ひかり)
『川の底からこんにちは』
選んだ理由

何と言っても、今年のベスト・キャラは「川の底からこんにちは」の佐和子(満島ひかり)!(これは、他の人とかぶりそうですね。)
 他の登場人物が、変な人・けったいな人ばかりの中で、「中の下」と自分を卑下する佐和子の卑屈感、おどおど感が今を生きる若者の心情として非常にリアルだった。作品全体としても、人間同士の勝手な言いぐさや、勝手な思いこみ、ミスどころかデスなコミュニケーションで大いに笑わせてもらった。
 「愛のむきだし」の、「オドリャー!」と男に蹴りを入れる過激キャラも魅力でしたが、あれはまだ他の人でもやれる。ずっこけ芝居の間とか、セリフの重ね方とかが絶妙で、よっぽど石井監督と気があったんでしょうね。と言うことで、二人は実生活の上でもパートナーとなりました。めでたし、めでたし。
 これに次ぐ準ベストは、「ちょんまげぷりん」のひろ子(ともさかりえ)ですね。こちらも、働くシングル・マザーの苦労やらストレスやら喜びやらを、自身も子持ちらしくリアルに体現していました。NHKのコント・コメディ「祝女」も楽しい。ともさかさん、応援してますよ。

お礼コメント
可愛い顔しているのに、駆け落ち&捨てられた経験が痛かった。この経験がその後の彼女を変えたものと思われます。私の人生こんなもんと捨て鉢に。
しかし、実家のシジミ工場はつぶれかかり、工員のおばちゃんたちにはお呼びでないやつとバカにされ、押しかけ夫になるかと思われた恋人は友だちに寝取られ、どん底でいい方に開き直りましたね。川の“どん底”からこんにちは、どん底ど根性な女性への投票、ありがとうございました。
 
お名前
ケロさん
キャラクター
トゥース(ドラゴン)
『ヒックとドラゴン』
選んだ理由

第9地区の紳士的なエイリアンもよかったけど、「ヒックとドラゴン」のトゥースでお願いします。あのツンデレぶりが最高です。

お礼コメント
最強のドラゴンと恐れられていたけど、知り合ってみると愛嬌のあるヤツで可愛かったですね。ヒックと一心同体で戦ってもくれて、頼もしいヤツでもありました。それに飛べるっていいですね。飛翔シーン、気持ちよかったー(^_^)。この映画は、また3Dで観たいです。
 
お名前
シューテツさん
キャラクター
木村佐和子(満島ひかり)
『川の底からこんにちは』
選んだ理由

今年も変則的で申し訳ないですが、代表は『川の底からこんにちは』の佐和子(満島ひかり)として、他に『マイレージ、マイライフ』のライアン(ジョージ・クルーニー)と『ハート・ロッカー』ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)と、ひと括りでの投票なんですf^_^;;

今年の私のキャラクターのテーマは“共感”と“感情移入”です。
最近映画を観て思うのは、昔ほど登場人物に“共感”や“感情移入”をしなくなってしまったという事です。
この原因は年齢のせいなのかな?
ひょっとしたら、私という人間がほぼ固定化してしまってそういう感情が起こりにくいのかも知れませんね。
昔なら大概どんな登場人物にでも感情移入出来ていたような気がしましたからね(笑)

今回の『川の底〜』の佐和子は、それでもかなり私に近いタイプのように感じました。 私の感想では“本音人間タイプ”の様な分類をして表現しましたが、表面的な行動や対応が近いと“共感”や“感情移入”しやすいです。

で、その逆のよく言われる“建前タイプ”とは若干違うのですが、『マイレージ〜』のライアンと『ハート〜』のウィリアムは、精神のバランスを図る為に無意識に自分を偽っているタイプの様に感じられました。
それが具体的には、マイレージ数であったり、爆弾処理の数であったりするのですが、それで自分の本音を自分自身から目隠ししている訳ですね。
佐和子とライアン、ウィリアムは表現スタイルや方法は違いますが、目的は同じく自分の精神が破壊されないように、逃れる事の出来ない(歪んだ)現実から身を守る為の方法なんだと思います。

冷静になればなるほど、どう考えても今の社会って歪んで(狂って)いるのですが、其処から自分を守る様々な方法の中で、この対極の様に見える両者はかなり近いのではないのかなって、私には思えるのです。
だから“共感”や“感情移入”とまでは行かないまでも、決して彼らを嫌いにはなれないのですよね。

お礼コメント
木村佐和子、ライアン、ジェームズ二等兵を代表して佐和子とは!
『マイレージ・マイライフ』は来週上映なので未見ですが、佐和子とジェームズ二等兵の間にどんな共通点があるのだろーと、しばし目をパチクリでした。
今の世の中、やりたくないはずの爆弾処理みたいなことをするには、ジェームズ二等兵みたいに我知らず自分を偽って積極的に臨むか、あるいは佐和子のように自分の気持ちに正直に、中の下なんてこんなものと捨て鉢になったり、どん底で火事場の馬鹿力的パワーを発揮したりするか。自分を騙し騙し生きるにしても、正直に体当たりで生きるにしても、生きにくい世の中を生きているというのが共通点なのですね。
 
お名前
ケイケイさん
キャラクター
リスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
選んだ理由

小柄で細身の身体を革ジャンで身にまとい、顔には無数のピアスとゴスメイク。
俊敏にバイクにまたがるクールな彼女は、実は深い悲しみを背負い、乗り越えてきた、強くて聡明な女性なのでした。
だいぶ規格外ですが(笑)。何たって劇中一度も笑顔を見せぬヒロインが、これほど魅惑的とはこれいかに?スウェーデン発のミステリー、ハリウッドでリメイクしますよ〜。

お礼コメント
リスベットは、とある企業の身上調査員を難なくこなし、ハッカーとしても超一流。頭脳明晰、動作俊敏、保護観察員への反撃はたいしたものでした。雑誌記者ミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)とのベッドも能動的で、なんか複雑なテイスト(笑)。終始受け身のミカエルは、リスベットのよき理解者となってくれそうな深みのあるキャラでした。自分の身は自分で守れるリスベットですが、なにやら哀しい過去があるらしく、傷つきやすそうで危うそうで(手負いの獣みたい?)、どうしてもハラハラ心配になってしまうところが、惹きつけられるゆえんかなと感じています。
 
お名前
TAOさん
キャラクター
ロイ・ミラー(トム・クルーズ)
『ナイト&デイ』
選んだ理由

トムちんの胸を反らせながら走る昭和のマンガみたいな笑える走りっぷりが大好きなのですが、「ナイト&デイ」では爽やかすぎ&折り目正しすぎて明らかに人間離れした万年ボーイスカウトの資質が過剰に生かされて大笑い。「ザ・エージェント」以来のはまり役でした〜。

ちなみに次点はリメイク版「バッド・ルーテナント」のニコラス・ケイジ。カトリックの坊さんみたいな髪型を含め、怖ろしくヘンで、ヤク中だし、ヤクザから賄賂は巻き上げるし、とことん腐った刑事なのに、ほんのちょっぴり正義の心が残ってる。ニコちゃんの過剰さがここまで生きたキャラは「ワイルド・アット・ハート」以来でした。
ニコちゃんのおかげで、ヘルツォークも久々に生き生きしてるし。
お茶屋さんにはぜひぜひ見ていただきたいです!どうか高知でも上映されますように。

お礼コメント
真面目な顔して回線がどこかで切れたような人でしたね(^Q^)。両親にこっそり家をプレゼントする万年ボウイスカウトも年期を重ねて、「“いつか”って言ってる夢は永遠に叶わない」みたいな深いセリフや、「暗闇でも針に糸を通せる訓練を受けてるから、君の裸を見ずに着替えさせるのはお茶の子さいさい」という大人なセリフを言えるようになるんですねぇ。トレードマークの直立走行やバイクの曲乗り、陸海空を駆け巡り、そこまでやっても頼れるんだか頼れないんだか。私には一瞬王子様に見えましたが(笑)。結局、ジューン(キャメロン・ディアス)とは持ちつ持たれつの関係に至ったようで、実に爽やかなキャラクターでした。
 
お名前
CRYさん
キャラクター
ハンセン兄弟(?)
『スラップ・ショット』
選んだ理由

何といってもあの、アイスホッケー技術のすごさ。メガネの同じ顔が3人並ぶのもいい。 実際にプロの選手やったんですね。2人が本当の兄弟で、1人がイトコとか。DVDのコメンタリーで今回初めて知りました。

古くてすいません。2010年は「スラップ・ショット」と「おっぱいバレー」しか見られませんでした。 ポール・ニューマン追悼。いちばん好きな俳優です。

お礼コメント
古い作品も歓迎です。しかもP・ニューマン追悼とあらば、感涙する人も大勢いらっしゃると思います。
残念ながら私は未見ですのでネットでググってみましたら、ハンセン兄弟のフィギア(画像)なんかもあってビックリ。これはかなりなキャラですね(^_^)。
オリジナルから二十数年後に作られた『スラップ・ショット2』でも、再び登場していたとか。午前十時の映画祭で上映してほしいなぁ。
 
お名前
お茶屋
キャラクター
アリ(クリスティーナ・アギレラ)
『バーレスク』
選んだ理由
『フローズン・リバー』のTJ(チャーリー・マクダーモット)がよかったです。父は蒸発。苦しい家計をわかっているし、母の立場もわかるから、幼い弟の面倒をよくみるし、自分で何とかしようとしてぼやを起こしたり、詐欺まがいのことをしてしまったり。父のことを悪くいわれるのがイヤで母に腹を立てたりもしたっけ。本当に健気で良い子で大好きです。だけど、振り返ってみると私は『トランスアメリカ』のトビー(2007)、『スイート・シクスティーン』のリアム(2003)に投票しているのですね。健気な男の子に弱い。だから、今回は、柔軟で強くてガッツがあって、自分の才能に自信を持ちつづけ、道を切り開いていったチャーミングでパーフェクトで、黄金の輝きを放っていた女の子に投票します。

投票順
2011/2/14
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