『バトル・ロワイアル』いろいろ

文部大臣をはじめ
国会議員が難色を示したことによる
宣伝効果は抜群で(笑)、
久々に(本当に久々に)東映がにぎわっていました。
学割の人は年齢がわかるように
学生証の提示を求める旨の張り紙がしてあって、
おー、自粛してますね〜(^ー^)。
学割じゃなけりゃ、年齢を聞かれることもないってことね。
お客さんには、若い人も年配の人もいらっしゃいました。
以下は、思ったことを思ったなりに書いた
「バラバラ感想」です。
大ネタも、小ネタもバラしておりますので、
未見の方はご覧になってからお読みくださいm(_'_)m。
まる















バトル・ロワイアルのルールの説明のところとか、
はじめの方はけっこう笑えましたが、
戦闘が始まってからは、
わたしにとっては泣ける映画に・・・・・!
まる
泣けたところは、「秋也ガンバレ、秋也ガンバレ」
(と言われても困るけど、そこまで息子のことを思うなら
自殺なんかしないと思うけれど)、父親の気持ちに
ぐっすん。
あと、片思いの女の子に
好きだという一言を伝えたかった男の子の末路と、
そうとは知らず恐怖のあまり、彼を撃ち殺した女の子。
灯台での殺し合いにも泣けたな〜。
まる
それとね、この映画、パターン化された女性像が
なかなか興味深いですね。
「アタシの全存在をかけて、アンタを否定してあげる」
と言った女の子。少女の潔癖さがまぶしいっ!
婉曲的に否定せず、おそろしいくらい徹底した直接否定は、
若さの特権だな〜。好きな人の前では、
えらくしおらしいのも微笑ましい(^_^)。ヲイヲイ。

二人目は「奪う側に回ろうと思っただけよ」の女の子。
この子が一番痛々しかったですね。
生きることに執着していて強く見えるけれど、
彼女がこれまでの経験で内面に傷を負っていることは
想像がつくし、奪われる側だったからこそ、
奪う側に回ろうと思ったわけで。
彼女が生き延びたら、飛び切りの悪女になったでしょうが、
願わくば、好きな人でも出来て、
もっと健康的にバイタリティあふれる
オバタリアンになってほしかったと思います。

もう一人は、たおやかさの中に芯の強さを秘めた中川典子。
彼女は、観音様か聖母マリアかという存在で、
男性にモテモテです。いかにも男性から見て「夢の女」。
しかし、彼女はいじめられた過去があり、
彼女なりの戦いを生き残ってきたのです。
聖母、観音も一日にしてならず。

この様に「悪女」にしても「夢の女」にしても、
なぜ、そうなったのかという
裏側の描写が少しでもあるとほっとします。
まる
そうそう、制服がおしゃれでしたね。
スカートからのぞくヒラヒラが、
わたくしの男心をくすぐります(笑)。
だけど、あんなヒラヒラぜったいイヤ!
という女子がいたはず!
まる
それにしても、高知東映は音が悪いです。
冒頭のレポーターの声が割れて
まったく聴き取れなかったし、
クレジットが出るまで、
藤原竜也の役名を「永原」だと思っていました。
もともと割れぎみのビートたけしの声は、
不思議とよく聴き取れたのですが。
(私の耳が悪いのか、集中力がないせいか???
断然、最初ぶちぶちいっていたスピーカーのせいだと思う。)
まる
『腹腹時計』が出てきたのにはビックリ。
こんなところに出るなら、観とけばよかったかなあ。



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