『プロポーズ』の真実と欠点
まずは、欠点から・・・・・。
この映画を観ての満足度からすると
重箱の隅をつつくようにも思えるのですが、
けっこう重要なポイントで
「う〜ん、これさえクリアしていれば完璧なのにぃ」
と思ったことがあるのです。
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それは・・・・・・
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ジム(クリス・オドネル)は、1億ドルの遺産
を相続するため、過去に付合った女性に片っ端
からプロポーズするのですが、
その動機づけが甘いのが唯一の欠点と思います。
彼の会社が経営不振で、1億ドルあると
従業員の解雇を避けられるという状態なので、
従業員のために好きでもない
女性にプロポーズするのですが、
その葛藤がほとんど描かれていないし、
あまりにも1億ドル1億ドルと騒ぎすぎて、
従業員のためというよりも
お金のために好きな女性をあきらめるんだ
という風に見えてしまいます。
また、彼女(レニー・ゼルウィガー)にしても、
お金のために他の女性に
プロポーズした男性を、あんなに簡単に受け入れて・・・
なんてチラッと思ってしまいます。
いや、それでいいんですけどね(^_^;。
感動的なプロポーズでしたから。
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で、次にこの映画で「真実ついてるな〜」
と思ったことですが・・・・
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教会で大勢の女性が「金髪で細身の女がいいんでしょ。」
「学歴がないと、やっぱりだめ?」
とかなんとか言って、ジムに詰め寄るところ。
んで、詰め寄られたジムが応えに窮してたじたじとなる所。
あのシーンはかなり笑えるんだけど、(なぜならジムの本命は
金髪でどちらかというと細身のゼルウィガー(笑)。)
けっして、金髪で細身の女性ばかりがモテるわけではない、
恋愛は人間の中身、相性と知ってはいても、
自分と違う人間が選ばれたとき、
ああやって自分にないものを嘆きたくなるのは
男性も女性も同じではないでしょうか。
ところで、ゼルウィガー扮する
女性主人公の職業がなんだったか思い出せますか?
自分の気分次第でアテネ行きを
取りやめることの出来る職業。「なんだろー」と
思っていたのですが、どうやらカメラマンらしいですね。
写真を現像してるシーンがあったことを思い出しました。