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■かるかん>スコア|ブリジット・ジョーンズの日記
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スコア
渋い!大人の犯罪映画
THE SCORE
監督:フランク・オズ
ロバート・デ・ニーロ|エドワード・ノートン|マーロン・ブランド|アンジェラ・バセット

「仕事は派手に私生活は地味に」というのは、私が今も大好きな歌手の沢田研二の言葉ですが、「仕事は地味に私生活は平穏に」というのがこの映画の主人公の中年金庫破りデ・ニーロの信条であります。だから、派手な金庫破りの娯楽映画を期待するとハズレってことにもなりかねませんが、犯罪者も一人の人間だという観点から見ると、足を洗って身を固めようとするときに、昔仲間ブランドの仲介で、危険と知りながら未知数の若者ノートンと組まざるを得なくなるというお話は、なかなかに味わいがあります。そして、舞台となるモントリオールの落ち着いた町並み、デ・ニーロが経営しているジャズ・バーや彼の部屋の趣味のよさが、大人の犯罪映画というにふさわしい雰囲気をかもしだしています。
また、この映画のもう一つのお楽しみは、ブランド、デ・ニーロ、ノートンという曲者俳優の演技合戦であり、ストーリーと重ねてみるとやはり面白いです。
ちなみに、私の見た感じでは、ブランド「まあ、若い者同士で頑張りなはれ。私は泥棒するには息が切れるし、先輩を追い抜こうって年でもなし。今、演技は私の趣味なんだ。見物するのが楽でいいね。」
デ・ニーロ「若い者同士たって、あなたと私はビトー・コルレオーネを演じた仲じゃないですか。私だってそう若くないですよ。ただ、私はまだ趣味の境地にはなれませんね〜。これからも研さんしていきたいと思います。」
ノートン「先輩の胸を借りるつもりで思い切ってやりました。ちょっと、やりすぎですか?(笑)やっぱ、お二人にはかないませんです。」かな〜?(笑)

高知松竹1 2001/09/22


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ブリジット・ジョーンズの日記
三十路太めOLの泣き笑い恋の奮闘記
Bridget Jones’s Diary
監督:フランク・オズ|脚本:リチャード・カーティス
ブリジット:レニー・ゼルウィガー|ヒュー・グラント|コリン・ファース

レニー・ゼルウィガーがとてもチャーミング。ヒュー・グラントは、これがあなたの本性でしょうと思いたくなるような嵌まり役。コリン・ファースは、仮面の下の情熱がかいま見えるような渋い役。いずれも適度に(ブリジット=レニー・ゼルウィガーは大いに)魅力的に描かれていて、役者の組み合わせがよろしく、確実に笑えるコメディです。
恋愛部分は、ほとんど少女マンガで、ブリジットは白馬に乗った王子様を求めて、彼女にとって理想的な相手を射止めるという夢物語です。相手のありのままを受け入れて、自分のありのままを受け入れてもらえるというのは、いいですね〜。多くの場合は、ありのままを受け入れざるを得ないというのがホントのところじゃないかしらん(笑)。
しかし、独身女性を見ると「チクタク、チクタク(結婚しないと子供を産むのに時間切れ)」と言うのは、万国共通のデリカシーのなさですな〜。

高知松竹1 2001/09/22


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