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■かるかん>神の子たち|カンダハール |
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神の子たち フィリピンのゴミ山で暮らす人々が眩しい |
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監督:四ノ宮浩|音楽監督:加藤登紀子 |
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第14回高知アジア映画祭で『神の子たち』と『カンダハール』の2本を見ました。 『神の子たち』はショックが大きかったです。頭が痛くなりました。 ゴミの山が崩れて生き埋めになった人の亡骸が大変生々しい。なんてったてドキュメンタリーだから。 ゴミの山のふもとで暮らしているから衛生状態もよくなく、子どもは次々と死んでいくし。こういう現状を見せられても私はどうすることもできないし。 死にたいとか、こんな生活では子どもを生めないとか、そういうことを考えず、食べること生きることを考えている、生きるために生きるというのが、何とも切なく感じられます。 それと同時に、病気が治るように、歩けるように、字が書けるようになりたいという当たり前の願いが本当にまぶしく胸が締め付けられるようでした。 第14回高知アジア映画祭 高知県立美術館ホール 2002/08/03 |
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カンダハール 妹を救うため、姉のロードムービー |
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KANDAHAR 監督、脚本、編集:モフセン・マフマルバフ ナファス:ニルファー・パズィラ|アメリカ人タビブ・サヒブ:ハッサン・タンタイ| 少年ハク:サドュー・ティモリー|ハヤト:ハヤトラ・ハキミ |
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『カンダハール』の方は実話に構想を得てはいても、マフマルバフ監督が食べ良いように料理して、見た目も美しく盛り付けているので、食も進むし、消化もよさそうです。 私にとっては、この映画にユーモアがあるのが何よりもポイントが高いですね。ユーモアによって、人間に対する監督の眼差しの暖かかさを感じられます。 また、この作品が見事なところは、主人公の妹の絶望的な状況がどんなものかを観客の想像にゆだねているところだと思います。観客が妹のことを想像するとき、それはアフガニスタンの人々に思いを馳せることになります。顔も声もわからない妹へ妹へと気持ちが向うように作られているのが見事です。 第14回高知アジア映画祭 高知県立美術館ホール 2002/08/03 |
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