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■かるかん>ギブリーズ episode2|猫の恩返し|聖石傳説 |
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ギブリーズ episode2 娯楽の王道を行きながら、自由の地平へ向って浮遊する前衛アニメ |
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監督&脚本:百瀬義行 野中くん:西村雅彦 |
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おもしろい!なかなかに革新的なアニメだと思いますが、いかがですか? 1本の作品にハッキリわかれたエピソードが三つくらいあって、それぞれが絵柄が違っています。ナンセンスギャグのカレー屋編、わりと現実的かも電車ドキドキ編、ほのぼのリリカル初恋ユーモレスク編と色々楽しめました。 エピソードの合間には、キャラクターがわけもなくダンスを踊ったりする場面が挿まれていて、ダンスというと通常開放的なイメージがありますが、これが意外や自閉的ダンスといいましょうか、濃縮ダンスといいましょうか、可笑しさをかもし出しながらも少々異様な雰囲気。 それに反して、ラストのクレジットにつながる浮遊人(?)や通りすがりのユニークキャラは、実に自由でのんべんだらりと(笑)明日につながっています。 コチコチに凝り固まった背中や頭をほぐしてくれるような効能のあるアニメでした。 高知東宝2 2002/08/18 |
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猫の恩返し 少女マンガですら |
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監督:森田宏幸 ハル:池脇千鶴|バロン:袴田吉彦|ねこ王様:丹波哲郎|ムタ |
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先日テレビで見た『耳をすませば』もそうだったけど、なんか少女マンガしてるな〜。『耳をすませば』は好きだったけど。『猫の恩返し』が今一つ好きになれないのは、主人公のキャラクターのせいかな。ムタが始め彼女を好きでなかったのと同じ理由で。私は硬派なヤツが好きなのかも。ムタなんか体形は軟派だけど、性格は硬派じゃないですか?しかも自由な硬派ですよ。めっちゃカッコイイ!そらま、バロンもかっこいいですけど、すぐ飽きるよね。 それにしても、ねこ王様の声は丹波哲郎だったのですね!クレジットを見てビックリしました。キャラクターそのものの声だったので、「誰が当てているんだろう」と思うこともなく、「憎めんキャラだな、しかし、笑える」と思っていたのですが、丹波哲郎だったとは!『学校IV』でその演技に感動して以来、遅まきながら「役者やな〜」と思い始めたところでしたが、今回の声の演技で尊敬に値すると思うようになりました。 高知東宝2 2002/08/18 |
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聖石傳説 見よ!電光石火、怒涛の中国武術を。怨念すさまじき人形劇。 |
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監督:黄強華 |
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うん、なかなかおもしろかったです。 目にも止まらぬ人形の動きには、私はついていくのがやっとで困惑気味でしたが(笑)。作った人は、かなりのクンフー&映画おたくではないでしょうか。嬉々として作っているように思いました。ちと、自己満足気味のように思われるのは、荒削りなせいでしょうか。それでも、この勢いのある荒削りさが魅力となっています。 そして、面白かったのは、悪役の怨念です。自分の娘さえ犠牲にするようなすさまじさ。逆恨みでしかないのですが、それでもそこまで恨まずにはいられないというところが、しっかりと描かれていて見応えがありました。 キャラクターとしては、弟が可愛かったのにな〜。もったいないな〜。続編は作らないつもりなのかしらん。 天問石をめぐる善と悪との闘いのはずが、意外にも善側の仲間割れの話だったので、本筋とはそれたエピソードだったわけで、この傳説のスケールの大きさが偲ばれて、それもまた面白さの一つでありました。 県立美術館ホール 2002/08/18 |
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