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■かるかん>きれいなおかあさん|ピンポン
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きれいなおかあさん
聴覚障害のある子どもをもつ母親の愛情いっぱい奮闘記。
監督:スン・ジョウ
スン・リーイン:コン・リー|ジョン・ダー:ガオ・シン|先生:シー・ジンミン

やはり、見所はたくましい母親を演じたコン・リーです。子を思う親の気持ちがよく伝わってきました。
もう一つの見所は、中国の近代化の模様でしょう。ハード面では高層ビルが立ち並んでいることに、また、ソフト面では子どもがドラえもんを描いたことに近代化されたことを実感しました。主人公が外資系の企業で働いたり、失業中にヤミ市を開いたり、その後、新聞配達をする傍らお手伝いさんとして働いたりを興味深く見ておりました。人々の服装も派手な人は派手ですね。
作品としてはオーソドックスな演出で、やや平凡に思いましたが、主人公に接する先生や下宿のおかみさんの優しさが心に染みたことでありました。

あたご劇場 2002/08/22


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ピンポン
本気のピンポンで飛べ
監督:曽利文彦|原作:松本大洋
ペコ(星野裕):窪塚洋介|スマイル(月本誠):ARATA|チャイナ(孔文革):サム・リー|
ドラゴン(風間竜一):中村獅童|アクマ(佐久間学):大倉孝二|
バタフライジョー(小泉丈):竹中直人|オババ(田村):夏木マリ

おもしろい!キャラクターがみんな魅力的。キャラクターの勝利と言っていいでしょう。
なかでも私が感動したのはアクマ。最大限の努力も才能には勝てない。この惨めさが清々しさに変わるマジックを体現していて、しんみりと感動的です。敗北を認め本当に強いヤツを賞賛し、あこがれる気持ち。あこがれのヒーローが賞賛されると我がことのようにうれしい気持ち。自分が輝けない分、輝いていてほしいという気持ち。わかるな〜。
卓球のシーンでは、そのスピードと躍動感にわくわくしました。
登場人物同士の微妙な関係性もおもしろく楽しめました。特にペコとスマイル、いいね〜。
窪塚くんは演技力があるので、役柄によっては彼独特のセリフ回しを消すことを今後の課題として成長して行ってほしいと思います。窪塚節を消せるかどうか、『狂気の桜』が楽しみですね。


高知東映 2002/08/23


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