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ロード・トゥ・パーディション
天国へ行けない男たちの挽歌
Road to Perdition
監督:サム・メンデス|撮影:コンラッド・L・ホール
マイケル・サリヴァン:トム・ハンクス|ジョン・ルーニー:ポール・ニューマン|
コナー・ルーニー:ダニエル・クレイグ|マイケル・ジュニア:タイラー・ホークリン|
マグワイア:ジュード・ロウ|フランク・ニティ:スタンリー・トゥッチ|
アニー:ジェニファー・ジェイソン・リー|ピーター:リーアム・エイケン

すばらしい!葛藤のないところにドラマはありませんが、マイケル(トム・ハンクス)とルーニー(ポール・ニューマン)の父子には大きな葛藤があって、ものすごいドラマになっています。
3組の父子が登場するわけですが、3組ともに泣かされます。

俳優、演出、撮影、編集、衣装、音楽、脚本と、あまりにも完璧過ぎて言うことなし(笑)。特に俳優(脇役も)と演出がすばらしい!サム・メンデス監督の演出は、大変センスがよくて、メリハリが効いて、実に映画的で感心しきりでした。


●ネタバレ感想
やっぱり、これ書きたいですね〜。
マイケル・サリヴァンとジョン・ルーニーの二人のシーンはどれもよいです。特に雨の夜の殺害シーンは、この映画のハイライトで思い出しても泣けますなあ。
不肖の息子と息子より可愛がっていたマイケルとを天秤にかけ、神に助けを求め頭をかきむしるルーニー。恩人であり父とも思うルーニーの命より妻子の復讐を選択し、泣きながらマシンガンを撃ち放つサリヴァン。自分たちは地獄行きだと覚悟を決めている男たちの息子への思いに泣けます。
感じたことは他にもたくさんあるけれど、このへんで・・・・。一人胸の中で反芻したいと思います。

高知東宝1 2002/10/5


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