■かるかん＞ミニミニ大作戦｜チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル

Ｔｈｅ Ｉｔａｌｉａｎ Ｊｏｂ
監督：Ｆ・ゲイリー・グレイ｜
脚本：ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ドナ・パワーズ、ウェイン・パワーズ
マーク・ウォルバーグ｜シャーリーズ・セロン｜ジェイソン・ステイサム｜エドワード・ノートン｜ドナルド・サザーランド

いや〜、気持ちいい映画ですねー！こういう起承転結がしっかりあって、伏線生かしまくりのうえに、幕切れが小粋な娯楽映画って久々かも。１時間５１分という長さもグー。型にはまった映画なのですが、型の中で手を変え品を変え、知恵を絞って快作の出来あがりです。
かく言う私、実は「ミニミニ大作戦」なんて言うからジョボそうと思っていたのです。そしたら大間違い。ベニスから始まって、スイスかどっかの山の中へ行って、その後はロサンジェルスが舞台となっており、なかなかのスケール。それに、カーチェイスのシーンでは眠ってしまうという奇癖を持つ私を眠らせなかったのは、大したものだと思います（←変な誉め方）。
俳優は、それぞれ良い味を出していて、仲間意識はあるけどベタベタしないあっさり感がグー。マーク・ウォルバーグは、ちゃんと堅実なリーダーに見えました。（ただし、シャーリーズ・セロンとのツーショットは、あんまり絵になってないような。彼にお似合いの女優さんは、おっかさんタイプ？）

CHARLIE'S ANGELS：FULL THROTTLE
監督：マックＧ
ディロン：ドリュー・バリモア｜ナタリー：キャメロン・ディアス｜アレックス：ルーシー・リュー｜デミ・ムーア｜ジョン・クリース｜なんとブルース・ウィリスも出演

開巻、２分と経たないうちに「ああ、そうそう。チャーリーズ・エンジェルって、こういう映画だったわ。」と前作のバカバカしさを思い出しました。ということは、前作がどんな映画だったかすっかり忘れていたわけでして（笑）、今作も「後に残らぬ面白さ（てんこ盛り）」を貫いたバカバカしくも楽しい作品でありました。いろんな映画のパロディが笑えたしぃ。ジギー・スターダストをこう出すかーーーぁ（笑）。
この映画、キャメロン・ディアスの見事なカタログとなっていますね〜。ドリューも華があるし、感傷表現はお手のもの。そして、ルーシー・リューは、鞭を持たせるとなぜか引き立つ（笑）。インディ・ジョーンズのパロディをやるべきでは？（笑）
う〜ん、それにしても、今回、デミ・ムーアが久々に映画出演、しかも悪役ということで、この映画を観る気になったのですが、彼女、身体を鍛えていますね〜。お顔もきれいですね〜。その彼女を泣かせた意味は、あまりない（笑）。
３作目があるとして、観に行く気にはなれませんが、悪役によっては観に行くかも。おバカ映画と言うけれど、観客がバカなだけで、作り手はかしこいから、上手い配役をされるとまた観に行くことになるかもしれんな〜。