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■かるかん>ドラゴンヘッド|座頭市
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ドラゴンヘッド
なぜ、腕時計のねじを竜頭(りゅうず)というのでしょう
監督:飯田譲治|原作:望月峯太郎|脚本:飯田譲治、NAKA雅MURA、齊藤ひろし
妻夫木聡|SAYAKA|山田孝之|根津甚八|藤木直人

テーマからすると私のツボなのですが、もう一歩という感じでした。

●よかった点
主人公が置かれた状況が全く把握できず、主人公同様に何が何やらわからないまま見ている中、皆が狂っている様子が、なんとも不気味で息が詰まりそうで、終末感がよくでていたと思います。また、絶望的な状況下で生き抜こうとする主人公には、うるっと来りもしました。←なんせ、それが私のツボ。
生きるというのはどういうことなのか、苦痛と絶望から逃れるために無感覚になることを選択した人々は本当に生きていると言えるのか。そういうことも考えさせられました。
それから演技陣は、SAYAKAがよくて感心しました。いかにも10代の女の子という感じが自然で、初め足手まといでしかなく、妻夫木がイライラして本気で罵るのも当然に思える不甲斐のなさがうまかったです。
また、妻夫木は可愛いのでよかったです。(もっと嵌り役であろう『さよなら、クロ』を見たいな〜。思いっきり私情。)

●よくなかった点
ああ言う状況下で生きぬく決意をする主人公(妻夫木)は、何のために生きるのか、希望はどこにあるのか、それが今一つ弱かったです。だから、「無感覚になった方が楽じゃないの〜?」と思ったりもしました。
(帰宅して家族に会うという望みが潰えた妻夫木にとって、何を寄る辺として生きるのでしょう。初め足手まといでしかなかったSAYAKAが、運命共同体となって行動を共にするうち、いっしょに生きぬく相手にまで昇格したことが、彼の生きる希望なのかもしれませんが。)
また、登場する人みんなが狂気を孕んでいるにもかかわらず、妻夫木とSAYAKAは、なぜ、狂わなかったのでしょうか。その点、明確な理由付けがされていないようなので、二人だけ狂わないのは都合がよすぎるように思います。
スケール感がありそうでないのも惜しい。画面に奥行きがないからだと思います。
藤木直人のやった役は、佐藤浩市か豊川悦司にやってほしかったです。それか藤木直人にもっとビビるくらい怖く演じてほしかったです。

高知東宝3 2003/09/03


   
 
座頭市
飛ぶ血

監督、脚本、編集:北野武
ビートたけし|浅野忠信|大楠道代|夏川結衣|ガダルカナル・タカ|橘大五郎

どびゅどばー!パパパヤ!という感じで血が飛びます。その飛び方がすごいです。
う〜ん、それだけのような(^_^;。
あ、タタタ、ンタンタ、タッタタタップというタップのリズムもよかったかも。
何に驚いたかって、北野作品の映像が、こんなにも抜けが悪いなんて!未だかつてないことです。ぼやけてるんですよ〜。私には原因はわかりませんが、とにかくぼやけてる〜。
けっして、退屈な作品ではないのですが(とくに最初の方、市と旅芸者二人と浪人とその労咳の妻がどう絡んで行くのだろうと興味津々でした)、あまり盛り上がるところもなく、とにかくぶった切って終りのように思えました。

高知松竹3 2003/09/06


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