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■かるかん>下妻物語|魂のアソコ
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下妻物語
ナイス・バディ・ムービー
監督、脚本:中島哲也|原作:嶽本野ばら|撮影:阿藤正一|美術:桑島十和子|音楽:菅野よう子(2004年/日本/カラー/1時間42分)
龍ヶ崎桃子:深田恭子|白百合イチゴ:土屋アンナ|桃子の祖母:木樹希林|父:宮迫博之|母:篠原涼子|一角獣の龍二:阿部サダヲ|岡田義徳|小池栄子|生瀬勝久|荒川良々|本田博太郎

いやー、おもしろい!予告編でも笑えたけど、本編でも全編通して笑えます。カット割りによる間の取り方が上手いですねー。それに俳優が、みんな可笑しいーーー!
それに丁寧に作られているんですよ。なかなか贅沢な映画です。

ロリータファッションで我が道を行く桃子と硬派なヤンキーのイチゴ。このキャラクターの対比がいいですね〜。桃子とイチゴの過去もいいわ〜。桃子の方は、ああいう両親の下で育ったためドライでクールな考え方の子供になったというのは肯けるし、イチゴの方も、内気で作り笑いしかできない少女だったのが、レディースの先輩に憧れてヤンキーになったというのも納得です。なんか哀しい作り笑いなのよ〜。
笑わせながらも胸キュンなところがあり、ラストも痛快。バディ(相棒)・ムービーとして抜群の面白さです。

高知東宝3 2004/5/29


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魂のアソコ
本当にアソコに行けたと思いたい
制作、脚本、監督、撮影、編集:ジーコ内山
ルリ子:立島夕子|ケンジ:鳥肌実

鳥肌実ってきれいなひとですね。って、いうのは置いといて(笑)。
映画作りの楽しさや苦労の寄り道があったり、細かなエピソードを重ねて枝葉をあちらこちらに伸ばして行っても、この映画は真面目に作られていると感じました。それは、ルリ子の置かれた状況の厳しさと精神の不安定さが、痛々しくも現実味のある描き方をされていて、妄想世界も迷路のようで更に痛々しさが増し、おしまいの幻想の世界への逃避が救いのように思えました。

CAT KIDS CLUB 県立美術館ホール 2004/5/29


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