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トロイ
筋肉、きんにくぅ〜。
監督:ウォルフガング・ペーターゼン|原作:ホメロス(2004年/アメリカ/カラー/2時間43分)
アキレス:ブラッド・ピット|従弟のパトロクロス:ギャレット・ヘドランド|オデッセウス:ショーン・ビーン|ヘレン:ダイアン・クルーガー|プリアモス:ピーター・オトゥール|ヘクトル:エリック・バナ|妻アンドロマケ:サフロン・バロウズ|パリス:オーランド・ブルーム|従妹で巫女のブリセウス:ローズ・バーン|アガメムノン:ブライアン・コックス|メネラオス:ブレンダン・グリーソン

長いとは思いましたが、退屈せずに見ることができました。個人的には、楽しめましたね〜。だって、ブラピの全裸及び半裸シーンが、相手の女優より多いのが笑えたし(せっかく作った筋肉だもんねえ)。オーランド・ブルームが弓を構えるたびに、「レゴラス〜〜(笑)」って感じで。

兄弟役のアガメムノンとメネラオスが見分けがつかないほどにソックリなのもおもしろく、アキレス(ブラピ)の従弟パトロクロス役の俳優は、ちゃんとブラピに似だし。それに、予告編でおひょい(藤村俊二)さんとしか思えなかった人が、ピーター・オトゥールだったとわかったし(笑)。

ピーター・オトゥールは、さすがの演技で惹き込まれました。あと、ヘクトルが不肖の弟を庇うのが、私のツボ!アキレスが従弟パトロクロスを可愛がっているのもツボのはずなのですが、こちらはブラピの演技が派手すぎなせいか、イマイチ。従弟の方のアキレスを見る眼差しは、よかったかも。

ヘレンは、ミスキャストでは?私は、まったく魅力を感じられなかったんですが・・・・。むしろ、ブリセウス役のローズ・バーンが、かわいかった〜。

トロイとギリシャの戦いは、何年にも渡っていたと思うのですが、この映画では2、3ヶ月の話のように思われました。それと、大作なのにそれほどのスケールを感じられなかなったのは、私だけでしょうか?どうしてかなあ?
略奪愛に端を発した戦争ですが、それはアガメムノンの思う壺、渡りに船だったことを描いているのがいいと思いました。略奪愛で戦争になるなんて、ロマンチックすぎますもの。


●ちょっとネタバレ
アキレスが踵を射られたとき、「ああ、そうそう、そうだった!」と、これも笑えました。アキレスの踵といえば、弱点のことを指すし、アキレス腱もここから来てたのよね。なにも笑うことはなかろうがと自分でも思いますが、腹の虫のいどころがよかったようで(笑)。
高知松竹2 2004/6/18


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