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■かるかん>ぼくは怖くない|父、帰る
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ぼくは怖くない
黄金の日々

監督:ガブリエーレ・サルヴァトーレス(2003年/イタリア/109分)

こどもの魅力をあますところなく描いているのがよかったです。こどもって可愛いだけじゃなく、親の目の届かないところで危険な遊びをしていたり、残酷でエッチで、大人のすることをよく見ていて、自然に最も近い人種です。その自然に最も近いところを、青い空と黄色い麦畑だけじゃなく、蜘蛛や蛙や蛇やその他様々な生き物を、まるで仲間と言わんばかりに低い位置から撮っているのがよかったです。
それと、子どもって怖いものがたくさんあるので、おまじないを唱えながら怖いものに向って行くというのは、誰でもやったことがあるんじゃないかな?
お父さんがくじ運に弱いという伏線バッチリ!イタリアの貧富差のような社会性もちょびっとあって、どなたにもオススメできるよい映画だと思いました。

シネマ・サンライズ 高知県立美術館ホール 2004/9/28


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父、帰る
謎は謎のまま
VOZVRASHCHENIE
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ(2003年/ロシア/1時間51分)
ウラジミール・ガーリン|イワン・ドブロヌラヴォフ|コンスタンチン・ラヴロネンコ|ナタリア・ヴドヴィナ

キネ旬で4人の批評家全員が☆4つの満点だったので見てみました。 青緑色の映像が大変美しく、スクリーンの肌触りといいますか、絵画で言うとマチエール(?)、こういう絵肌の油絵を見たことがあります。
ただし、☆4つか??って感じ。私には、そこまで面白くありませんでした。
突然帰ってきた父親、KGBか?刑務所帰りか?父が掘り出した箱には何が入っているのか?
父と二人の息子の間に漂う緊張感は、そのまま映画のサスペンスとなって最後の最後まで私は引きつけられました。
しかーし、あのラスト、あれは・・・・・、



●ネタバレ感想
唐突です。弟が、塔に駆け登るのは。
いくらプッツン来たとは言え、わざわざ何で塔まで駆けていかにゃならんわけ?しかも、高所恐怖症なのに。
もう、父親を○○○させるための無理な展開としか思えず、あれで一気に覚めてしまいました。
それと謎を謎のまま置いておかれて、私は少なからず肩透かしを感じました。う〜ん、これもハリウッド映画を見すぎた弊害か。
あと、もうひとつ。父親は1日にしてならずですね。同じようにスパルタで育てるにしても、もし、幼い頃からスキンシップしていたら父子の信頼関係はもっと堅牢であったろうと思います。う〜ん、それとも、やっぱり同じように嫌がられたかな?

シャンテ・シネ1(日比谷) 2004/9/30


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