ホームへ
・映画情報→ ・上映中&予定 ・カレンダー ・グループ ・ピックアップ
・趣   味→ ・くりからもんもん ・鬼の対談 ・ベスト・キャラ ・かるかん
 
■かるかん>ウルトラヴァイオレット|DEATH NOTE デスノート 前編|初恋
[←もどる] [すすむ→]
   
ウルトラヴァイオレット
漫画
ULTRAVIOLET
監督:カート・ウィマー(2006年/アメリカ/87分)
ヴァイオレット:ミラ・ジョヴォヴィッチ|シックス:キャメロン・ブライト|ダクサス:ニック・チンランド|ガース:ウィリアム・フィクトナー

ミラ・ジョヴォヴィッチ、カッコイー!スタイル抜群。そして、可愛い〜。これは、ミラファンのための映画ですなぁ。最早アクション女優と化したミラですが、私は彼女の泣き顔が好きでして、もっと泣かしても・・・・と思いながら見ておりました。
泣き虫の殺し屋『ニキータ』みたいな作品か、パトリシア・アークエットみたいな被虐の役どころか、素のミラを生かしてめちゃめちゃ明るいコメディか、いろんなジョヴォヴィッチを見てみたいです。

で、『ウルトラヴァイオレット』は、始めから飛ばしておりまして、アクション、フルスロットル。
ウィルスに感染して特異体質になったとか(何かどっかで見たような)、圧縮なんとかによって武器を持ち放題とか(武器を圧縮して身につけることができる:何だかX−MENぽい)、反重力装置によってビルの壁にて縦横無尽にバイクを駆る(何だかスパイダーマンぽい。『トランスポーター2』も彷彿)、追っ手から少年を守りながら逃げる(何だかグロリア)。まあ、いろいろありました。
あんまりお話に深みがないため、アクションばかりに疲れてきて、おしまいの方でうとうとしてしまいましたが、それでも満足っていうのは、それほど期待もしてなかったということですね(汗)。

TOHOシネマズ高知9 2006/6/25
 
  [うえ↑]
   
DEATH NOTE デスノート 前編
生死をゲームのコマにしちゃダメよ
監督:金子修介|原作:大場つぐみ(2006年/日本/126分)
夜神月(ヤガミライト):藤原竜也|L/竜崎:松山ケンイチ|南空ナオミ:瀬戸朝香|秋野詩織:香椎由宇|FBI捜査官レイ:細川茂樹|ワタリ:藤村俊二|夜神総一郎:鹿賀丈史|リュークの声:中村獅童

おもしろかったです!話の先が読めません。死神のキャラが魅力的です。今時の若造二人が人の生死をゲームのコマのように扱うのを、まともな大人が苦々しく思いながらも彼らに手が出せないのが悔しいけれど。(がんばれ、鹿賀丈史!)

始めは正義感から犯罪者の名前をデスノートに書きつけ制裁していた主人公が、やがて自分に不都合な者を殺すようになり、果ては全能の神のごとく死を操るに至り、死神をして「お前は悪魔だ」と言わしめます。ラスコーリニコフからヒトラーまでを一気に見せられた感じで、その普遍性に改めて感心しました。

と言っても最初はムカついていたんですけどね。冤罪の可能性や情状酌量に思いをいたさず、短絡的に容疑者等を殺していく主人公と、彼を支持する世間の人々の描写に、「おいおい、青少年が観る映画やぞ」と。
ところが心配無用でした。作り手は、客観的な死神リュークや批判的な刑事部長の視点を入れることによってうまくバランスを取っています。

しかし、後編に向けて、夜神月とLとの対戦が激化していく様子であり、そうなると人の生死がますますゲームのように扱われると思うので、このバランスを維持できるかどうかハラハラドキドキ。つまり、私にとっては、「夜神月 対 L」ではなく、「(夜神月+L) 対 (死神+刑事部長)」(言い換えれば、「無分別 対 分別」)の対立軸が後編の楽しみなわけです。

●ネタバレ感想
夜神月に○○を殺させてはいかんでしょう!○○を殺したことで、彼は悪魔になってしまいました。逡巡とか葛藤とは無縁の存在になったわけで面白さ半減です。
Lの方も葛藤の材料はないしねぇ。
これでは、夜神月とLの対戦ゲームの面白さだけを追求することになってしまいそう(えーん、大人の分別の出る幕なしか)。

TOHOシネマズ高知4 2006/6/25
 
  [うえ↑]
   
初恋
時代の波に流されて
監督:塙幸成|原作:中原みすず(2006年/日本/114分)
みすず:宮崎あおい|岸:小出恵介|リョウ:宮崎将|ユカ:小嶺麗奈|藤村俊二

60年代の貧乏臭さがよく出ておりました(拍手)。
宮崎あおい、可愛い〜。台詞なんか少ないのに、その表情と佇まいで大画面を背負って立つ、正に映画女優であります。
小出恵介、当時の男!(多分)
小嶺麗奈、すごい化けっぷり。わかりませんでした。体当たり演技でしたね。

恋愛映画として観れば、宮崎あおいのおかげで初恋の感じがよく出ておりました。私は岸側から観ておりまして、大学生から見れば高校生は子どもで、大人の恋愛の対象にはならないかもしれないと思いました。特にみすずのように真っ直ぐな目をした女の子には、なかなか手を出せないよなーと。(偶然会った友達にそのことを話すと、「あの頃の大学生やったら(そうだったかも)ね」と言われました。そうかー、今時の大学生は『デスノート』に出てくるような若造かー(?)。)

群像劇としてみれば(ちと弱いですが)、若者というのは時代の波に流されるものだなと思いました。ジャズ喫茶Bの仲間もどことなくカッコつけている感じ。デモや学生集会へ行っても行かなくても、雰囲気に飲み込まれ、その時代の色に染まっています。同じ境遇でも異なる時代だったら別の生き方をしていたろうにと思わされました。

TOHOシネマズ高知1 2006/6/25
 
  [うえ↑]
ホームサイトマップサイト内検索リンク自由|byお茶屋(連絡先)