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■かるかん>ヘンダーソン夫人の贈り物|プレステージ
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ヘンダーソン夫人の贈り物
年を取るということは

やはり私にとってのスティーブン・フリアーズは、社会派なんかではなく心理派の監督でした。
夫亡き後、散財するヘンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)を見て、「金持ちっていいなぁ」とまず思い、ヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)に対する無礼な態度に「鼻持ちならないお人ですなぁ」と感じ、ヴァンダムに幻想を抱く姿に「いくつになっても恋は恋。無邪気でよろしおす」とほくそ笑み、若い兵士と踊り子の仲を取り持ち失敗するに及んでは「痛い、とてつもなく痛い。70を過ぎて(私は)こんな思いはしたくない」と心中を察し、ウィンドミル劇場閉鎖に対抗する演説場面では「数々の痛手を乗り越えてきた人ならではのたくましさ」と「年を取ってからの痛手は乗り越え上手になっているな」と妙に安心させられました。
若いときからハネッ返りであった夫人は、年を取ってもハネッ返り。物分りのイイ、分別くさい老人ばかりになっても面白くないので、ヘンダーソン夫人を一つの老後モデルとして覚えておきたいと思います。

シネマ・サンライズ 高知県立美術館ホール 2007/6/15
 
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プレステージ
エンタメ万歳とは作り手の弁

うーむ、何やら不健康な映画でした。結末は予想はつくけど、具体的に見せられると、あそこまでは想像が及んでなくて、やっぱり「ほへー」と感心しました。面白かったけど、気持ちのよい映画じゃなかったです。クリストファー・ノーラン監督に茶目っ気はないのでしょーか???
もっと時系列に沿って大河浪漫風に描いてくれれば酔えたかもしれませんが、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)が互いの日記を読んで、時制も場所もあっちこっちするので「(ついていくのが)面倒くさいなー(zzzzz…睡眠)」という感じ(汗)。
マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、デヴィッド・ボウイ、レベッカ・ホールなど、主役より脇役が楽しませてくれたなぁ。

TOHOシネマズ高知1 2007/6/16
 
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