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■かるかん>つぐない|トワイライト〜初恋〜
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つぐない
テレサ・テンじゃないよ
監督:ジョー・ライト/イギリス/2007年/123分

ダンケルクの長回しシーンは見事。だけど、「えっへん、どんなもんだい」という作り手の気持ちが透けて見えてしまうのが、ちょっと恥ずかしいかもしれない。また、タイプライターの音を組み込んだような音楽が、この映画に合っているのかいないのか、ギリギリの線でセーフだとは思うが狙いすぎのような気がする。
とのっけから悪口を言っているようでいて、かなり浸って魅せられた。ああ、やっぱり恋愛映画は美男美女よねぇ(吐息)。お金持ちのお嬢様セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と使用人ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)との身分違いの恋。人目を忍んで情熱をほとばしらせ二人溶け合うひととき。しかし、相愛の二人は必ず引き裂かれる。セシーリアの妹ブライオニーがついた嘘により、ロビーは刑務所へ。更に、刑期短縮のため戦場へ。そして、撤退できる機会を目前にして、今、死にかけている。いいぞいいぞ、やっぱり恋愛映画は悲恋に限る・・・と思いながら観ていたら、なんと二人は再会できたのだった。

・・・というのは、嘘をついた張本人のブライオニーが長じて書いた小説の話。作家(しかも大御所)となったブライオニー(ヴァネッサ・レッドグレープ)の口から、ロビーは本当は戦病死していたことが明かされる。つまり、自分のついた嘘で二人が引き裂かれた贖罪に、小説の中では再会させたと言うのだ。
物語を紡ぐ人というのは、だいたいそういうものらしい。ジョン・アーヴィングも西原理恵子も現実の悲惨な出来事をそのまま物語にするのではなく、「こうあって欲しかった」という願いを込めて創作しているとのこと。
この映画は1本で2度美味しい。恋愛映画としても作家の創作秘話としても楽しめる。
子ども時代のブライオニー(シアーシャ・ローナン)の感受性の豊かさや子どもらしい考え違いなども見所の一つだった。

シネマ・サンライズ 高知県立美術館ホール 2009/3/19
 
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トワイライト〜初恋〜
身も心もお互いを大切に
監督:キャサリン・ハードウィック/アメリカ/2008年/122分

モモンガのごとく木を駆け上り、むささびのごとく林間を跳躍する吸血鬼に笑いが込みあげる(^Q^)。人間の血を吸わない吸血鬼界の菜食主義者一家は、みんな青白い美男美女(^_^)。対してかぶりつき専門の吸血鬼一団はワイルドな魅力が(?)。
そして、好きな女の子ベラ(クリステン・スチュワート)の血を吸ってしまいそうな自分を必至で制するエドワード(ロバート・パティンソン)の姿に、ああ、これはティーンエイジャーのための映画だと認識する(遅)。吸血鬼映画にエロティシズムを求めて行ったお茶屋は、こっそりシフトチェンジするのであった(詫寂)。
ベラのお父さん(ビリー・バーク)が男前やし優しいし、グー。ベラよ、もっと心配、掛けてやれ(笑)。

TOHOシネマズ高知6 2009/4/5
 
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