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■かるかん>トゥヤーの結婚|私の中のあなた
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トゥヤーの結婚
家族はぞれぞれ
監督:ワン・チュアンアン/中国/2006年/96分

障害者となった前夫と大黒柱となってもらう必要のある新夫との同居を選んだトゥヤーの道は茨の道。私にとっては予告編を見たときからアンビリバボーな選択だった。なぜ、彼女がそんな選択をしたのか、映画にはその過程が描かれていた。ところが、私の関心は、この小さな共同体が成功するのか破綻するのかだった(出来れば成功への過程を観たかった)。そういうわけで、共同体の始まり(トゥヤーの結婚)で終わったこの映画は期待はずれだった。
よかったのは、内モンゴルの厳しい自然や、お鍋が常にぐつぐつと湯気を上げているところを見れたこと、裁判所が結婚相手を紹介していることがわかったことである。

シネマ・サンライズ 高知県立美術館ホール 2009/9/25
 
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私の中のあなた
家族っていいな
監督:ニック・カサヴェテス/アメリカ/2009年/110分

アナ(アビゲイル・ブレスリン)は、姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーにはなりたくないと両親を訴えるが、実はそれは家族と自らの死の安寧を求めるケイトが願ってさせたことだった。主要人物がみんな美しかった。その中で母サラ(キャメロン・ディアス)だけが険しく、それがまた辛く痛かった。こんな母を見るのはケイトも辛かったはず。「いい死、旅立ち」ラストシーンでの美しさったら。ボロ泣きの1本。(両親を訴えるなんてアメリカらしい。両親はケイトのドナーにすることを目的に遺伝子操作でアナを誕生させた。これもアメリカの合理主義?アナは、「お姉ちゃんのためにだけ私を産んだの!?」なんてネガティブにならず、元気で幸せそうなのがよかった。)

TOHOシネマズ高知4 2009/10/13
 
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